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2月14日(土)

 先日の目玉焼き日記に対し、色々と反響がありました。

・目玉焼きは失敗しようがないです
確かにそんな気もしますが、現に失敗してる人がここにいます。

・クッキングペーパーとかで吸わせれば…
動揺してる料理初心者がそういうこと思いつくはずありません。

・目玉焼きが作れないのは人間としてどうかな・・・と思います
いじめです_| ̄|○

 ここまで言われたら黙っておれません。リターンマッチです。今回は念をいれて
ネットで作り方を調べました。勝つためには手段を選びません。
 その甲斐もあって、無事焼きあがりました。作り方に従って、卵を一度皿に移し
てから投下したら、なぜか目玉が極度の寄り目になりましたが、見てくれが悪くて
も味がしっかりしていればいいのです。

 さて、特訓第三弾は何にしようかな。


今日最近読んだ本】
バッカーノ!2001 The children of bottle (成田 良悟/電撃文庫)amazon
 現在ライトノベルでトップを走る電撃文庫の中でも、今最も旬なシリーズがこの バッカーノ。基本的には1930年代のアメリカを舞台とした、多数の視点から描く群 像劇。馬鹿なキャラクター達がおりなす馬鹿騒ぎが一点に向かって収束していく様 は見事といいようがありません。本作はその番外編。 あらすじ その不死者の名はエルマー。"笑い"に異常な執着を持ち、ハッピーエンドの為なら 手段を選ばない『笑顔中毒者』である。 三百年前に別れたその男を捜して北欧の 村を訪れた4人の不死者たち。そこで不思議な少女と出会い――。謎に満ちた村で 繰り広げられる『バッカーノ!』異色作。  ほんとに異色作です。普段のメインキャラクター達がほとんど出てこず、また、 群像劇ではなく普通のお話になってしまっています。面白い特徴がカットされたた めに、いつもの面白さが半減。物語も前作以前と比べるといまいち。いつものキャ ラクターが出ていないのが原因かな。次はまた1930年代に戻るみたいなので、それ に期待。 評価 ☆☆☆(6)



2月13日(金)

 今日は素晴らしい快挙を達成。

ブックオフに行ったのに何も買いませんでした。

 ……これが当たり前になるといいなぁ。

今日最近読んだ本】
過ぎる十七の春 (小野 不由美/講談社X文庫ホワイトハート) 【amazon
 今日は小野不由美特集。十二国記や屍鬼が非常に面白かったので、色々と買いこ んでおいたのですが、何故か読む気が起こらなく今日まで積んでいました。こんな ことではいけないと思い一気読み。 あらすじ 3月。直樹と典子兄妹は、従兄弟(いとこ)の隆の家を訪れた。ここは、木蓮 (もくれん)や馬酔木(あせび)や海棠(かいどう)や空木(うつぎ)などに埋 (うず)もれた野草の里。まさに桃源郷(とうげんきょう)だ。しかし、久方ぶ りに会う隆の目は昏(くら)かった。そして、心やさしい隆が母親に冷酷な態度 をとるのは何故?母子に、いったい何が!?「あの女が、迎えにくる……」隆は、 幼い日の冷たい雨の夜を思い出し、直樹には、あの記憶が甦る。17歳──少年た ち(ふたり)を繋(つな)ぐ運命の春が来た。  現代田舎ミステリーホラーといった感じの内容。突然ですが、自分は ・普通っぽいミステリーはあまり好きではありません。 ・ホラーもあまり好きではありません。  従ってあまり楽しめず。ホラーでも怖ければいいのだけれど、この話には怖さを 感じず。ミステリーとしても、ありきたりな血液型ネタを用いていたり分かりやす くいまいち。そもそも、十七歳で自分の血液型を知らない人はいないと思います。 隠されていたにしても、それまでに疑問に思わないはずがありません。謎を作るた めに無茶な設定をしたら駄目でしょう。また、章末において繰り返し書かれている 過去のシーンの出し方もくどく感じました。筆力はあって、情景描写もうまいので すが、肝心の物語が面白くないのが致命傷。 評価 ☆☆(4) 緑の我が家 (小野 不由美/講談社X文庫ホワイトハート)amazon
 これも現代のホラー。上のとは違い都会が舞台。ミステリー色も弱まってます。 あらすじ 浩志は、父親の再婚をきっかけに家を出た。壁に囲まれた路地を入り、「緑の扉」 を開いた浩志を迎えたのは、高校生の一人暮らしには充分な広さの部屋と、不可解 な出来事。無言電話、奇妙な落書き、謎の手紙etc.そして、「出ていったほうがい いよ」と呟く和泉少年の言葉が意味するものは…。嫌がらせ? それとも、死への誘 い!?―怖い―。しかし浩志の家は、もはやここしかない!息をもつかせぬ本格ホラー。  だから怖くないホラーはいらないのですよ! やるなら屍鬼くらいのレベルでや ってもらわんと楽しめません。出てくるキャラクターほとんど全員が陰鬱で、読む のがだるいです。主人公が過去を思い出す過程も不自然。ラストは爽やかに終わっ ていますが、そこに至るまでの話の展開がいまいちでした。  なんか叩いてばかり。どうやら波長が全く合わないみたいです。 評価 ☆★(3) 悪夢の棲む家 ゴースト・ハント(上) (小野 不由美/講談社X文庫ホワイトハート)amazon悪夢の棲む家 ゴースト・ハント(下) (小野 不由美/講談社X文庫ホワイトハート)amazon
 またまた現代のホラー。そろそろ飽きてきました。 あらすじ 「出ていって、悪いことが起こらないうちに」これが、念願のマイホームを手に入 れて、はしゃいでいた母のつぶやきとは思えない―。このときから、翠の身辺で怪 現象が始まる。なんのためにか、鏡を嵌め込み、塞いだ窓からは、いつも誰かがの ぞいている。家の中には姿なき住人の気配。立ちこめる腐臭…。調査にのりだした 渋谷サイキック・リサーチだが、そこで麻衣が姿見の向こうに見たコソリの正体と は。迫真の本格ホラー堂々登場。  これはキャラクターが立っている分、上二作よりは楽しめました。心霊現象調査 会社のメンバーの中に放り込まれたオカルト完全否定の人間が、霊を一応受け入れ るようになるまでの過程がうまく書かれています。人の手による現象と、霊的現象 を混ぜたのが効果的。  欠点としては、霊能力者の数が明らかに多すぎます。霊が出た→能力者呼ぶ→ま た出た→別の人呼ぶ→繰り返し。無駄な人間が2,3人はいます。どうやら続編の ようなのでしょうがないのですが、それならそれ以前のシリーズを絶版にしとくな と。復刊すれば著者のネームヴァリューで売れるだろうに、何故しないのかなぁ。 評価 ☆☆★(5) 黒祠の島 (小野 不由美/NON NOVEL)amazon
 やっとラスト。長かった……。 あらすじ その島は風車と風鈴に溢れ、余所者には誰も本当のことを話さなかった―作家葛木 志保が自宅の鍵を預け失踪した。パートナーの式部剛は、過去を切り捨てたような 彼女の履歴を辿り、「夜叉島」という名前に行き着いた。だが、島は明治以来の国 家神道から外れた「黒祠の島」だった…。そして、嵐の夜、神社の樹に逆さ磔にさ れた全裸女性死体が発見されていた…。島民の白い眼と非協力の下、浮上する因習 に満ちた孤島連続殺人の真相とは?実力派が満を持して放つ初の本格推理。  謎の失踪・排他的な島・突如見つかる死体・さめた村人。 普通のミステリーで す。たるくて大嫌いなジャンルです。導入からたるく、50ページも進まずに力尽き ました。あっはっは。  もう著者買いはやめよう_| ̄|○ 評価 途中放棄につき無


2月12日(木)

 順調に積み本を消化していっているものの、更新する気力があまりわかない今日
この頃。ネタバレを避けつつ分かりやすい感想を書くのは、非常に難しいです。ま
あ更新途切れない程度にマイペースでやっていきます。


今日最近読んだ本】
封殺鬼1 鬼族狩り 【amazon封殺鬼2 妖面伝説 (霜島 ケイ/小学館キャンパス文庫)amazon
 シリーズ26巻まで発売していて、なお続刊、恐ろしく長寿な作品。どんなものか と思って手を出してみました。 あらすじ 三沢成樹は、一年ほど前から、女の姿を白日夢としてみるようになった。緋色の袴 の、巫女装束。神々しいまでに、美しい女だ。それが出てくるのは、授業中でも、 食事中でもおかまいなし。現実には会ったことも見たこともない。それなのに"知 っている"と感じる女の顔だ。そんなある日、彼は、戸倉聖と名乗る若い男から声 をかけられる。"こうみえても、オレは、千年も生きとるんや"というその男が現れ てから、成樹の周囲に次々と奇怪な事件が起き始める。時空を超えて、現代に生き る"鬼"を描く怪奇幻想ワールドの傑作。  全く予備知識なしに買ってみたら、出てきたのは陰陽師モノでした。1巻はキャ ラや舞台紹介の意味合いが強いらしく、主人公である鬼の過去などには踏み込まず、 一応一つの話としてまとまってはいるもののちと不満。主人公が男二人組というの も華がありません。しかし、2巻になって突然萌えキャラ女子高生陰陽師登場。不 覚にも萌えました(死 勝気キャラには弱いです。その分だけ2巻の方が評価高め。  陰陽師ネタは好きじゃないから、余程未読消化しないと次以降は回避かな。 評価 ☆☆☆(6)(1巻は5) カーマイン・レッド セトの神民(前編) (霜島 ケイ/角川ビーンズ文庫)amazon
 上の封殺鬼と同著者が書いた本。いつものごとく古本で捕獲した後放置してまし た。 あらすじ 辺境の惑星タピス。情報屋のジャスパーは、正体不明の暗殺者の何度目かの襲撃か ら逃げ回っていた。その時、目前に降り落ちてきた運命の赤―赤い髪と赤褐色の瞳 を持つ、テロリストの少年エイジュとの、それが出会いだった―!!それぞれの思惑 のもと謎の都アム・ドゥアト"冥界"へと向かう2人。砂漠を旅する彼らになおも襲 いかかる暗殺者たちの目的は、報酬目当ての死のゲームなのか、それとも…。  正直特に語ることなし。近未来モノでありがちな世界観、魅力ないキャラクタ ー、よく分からない物語の展開。後編読みたいと全く思えませんでした。  何も考えない著者買いは危険です。 評価 ☆(2)



2月10日(火)

 chabe氏よりトップ絵をいただきました。サイトのイメージにあわせて司書さん
です。ありがとうございます。ようやくまともなサイトになってきたので、そろそ
ろタイトルを

なんか(仮)ついてるよこの絵_| ̄|○

 さて、どうしたものか……。


今日最近読んだ本】
西の善き魔女2 秘密の花園 【amazon西の善き魔女3 薔薇の名前 【amazon西の善き魔女4 世界のかなたの森 【amazon西の善き魔女5 闇の左手 (荻原 規子/C★NOVELS ファンタジア)amazon
 うむ、なかなか面白かったです。 ラスト以外は。  1日に読んだ西の善き魔女の続編。女子寮、王宮、辺境と色々な場所を舞台とす る、主人公フィリエルの冒険ファンタジー。どうやら、1巻の際に感じた違和感は 勘違いだった模様。この主人公、完全に直情的です。思慮深くありませんでした。 半ば暴走気味に幼馴染のルーンを追いかけるあたりは、逆にルーンは主人公を心配 したり、後を追って女子寮に潜入したり、さらわれて助けられたり、とヒロインみ たいです。つまりヒーローとヒロインが逆転してるわけで、この辺がこのレーベル の特徴なのかな。  テンポよく話が進んで惹きこまれるし、幼馴染との恋愛モノとしてもなかなかい い作品です。しかしラストはいただけない。今まで表に姿を現さなかった人物がよ うやく重い腰をあげ、延々早急な説明で一気に世界の謎が明かされて、しかも放置 された謎が残ってます。ふざけるな。それまでが面白かっただけに失望は大きかっ た。1巻の時に感じた嫌な予感が当たってしまいました。  それでも、ラストを除けば面白かったのは確か。外伝も出てるみたいなので、積 本が減ったら買ってみます。 評価 ☆☆☆★(7)(5巻だけ5)
今日最近購入したもの】
バッカーノ!2001 The children of bottle (成田 良悟/電撃文庫) 先輩とぼく (沖田 雅/電撃文庫)



2月4日(水)

 突然ですが、自分は料理が全くといっていいほどできません。高校時代までは
親から、お前は火使うなと言われていた程です。まあ理由が「途中で目離して、
本読み出してそのまま火のこと忘れそうだから」となかなか手痛いとこついてい
るのですが。_| ̄|○
 しかし、今の時代これではいけないと思い立ちました。料理できれば食費も安
上がり、外食は庶民の敵です。というわけで特訓開始。第一弾、『鶏肉を焼く』
は先日軽々とクリア。本日は第二弾、『目玉焼きを作る』です。

焦げた_| ̄|○

 油しきすぎ、火強すぎであっさりと裏面黒くなりました。黄身部分は半熟にも
至っていないのに……。うー、難しい。次回は雪辱戦。


【今日読んだ本】
ストーム・ブリング・ワールド1 【amazonストーム・ブリング・ワールド2 (冲方 丁/MF文庫J)amazon】  よく言えば王道、悪く言えばありがち、そんな話。  「マルドゥック・スクランブル」で日本SF大賞をとった冲方丁(うぶかたとう) が書いたボーイミーツガールなファンタジー。初見だと絶対読めませんよね、こ の名前。「マルドゥック・スクランブル」や「ばいばい、アース」が面白かった ので購入してみました。
あらすじ  偉大なる“駆使者”である父親に愛されたい一心で、大きな嘘をついて まで、セプター候補となった泣き虫の少女アーティ。自らの中に不安を抱えなが らも、アーティはセプター候補生たちが集う学校で勝気で美しい優等生として一 目おかれる存在へと成長していった。そんな彼女の元へ、どこかとぼけた転学生 の少年リェロンがやってきたときからふたりを取り巻く運命の歯車が大きく動き 出す。人気ゲーム「カルドセプト」の世界観に着想を得た傑作ファンタジー、つ いに登場。  面白かったけど、ちょっと押しが弱いなあ。  王道モノは話が読めるだけに、筆力が要求されるのですが、その点に関しては 心配なし。情景描写がしっかりしていて、物語にひねりも加えられています。気 になったのはキャラクター。感情の欠けた任務優先男の子に勝気少女という設定 の枠を飛び出せていません。この設定は結構よく見るのでちょっと飽き。出して いる出版社がやや低年齢向きだし、売れ筋狙ったのかなぁ。  あと、カルドセプトの外伝だけあって、ゲームの知識がいる部分が少々あるみ たいです。分かりやすく解説していて、うまく小説内に設定を盛り込んでいるの ですが、それでも多少足枷になっているように感じられました。著者は世界観を 十分作る力量を持っていますし。  どうやらこの人が書くものは当たりはずれが大きいようです。これは可もなく 不可もなくといったところ。売れ筋外れていたほうが面白いのはなぜだろう(汗 評価 ☆☆☆(6)



2月3日(火)

 今日は時間がないので手抜き更新。


【今日読んだ本】
EDGE 【amazonEDGE2 (とみなが 貴和/講談社X文庫ホワイトハート)amazon】  評判よかったので買ってみた、犯罪者VSプロファイラーな小説。これも名前か ら想像つく通り少女レーベルです。十二国記なども出していて、中身は昨日のよ うな少女寄りじゃないですけれど。  プロファイリングといえば、ジャンプで昔そういう漫画ありましたよね。誰も 知らないか。
あらすじ  私には、犯人が見える──!!プロファイリング──それは、犯行現場に残さ  れた遺留品や犯行手口そのものなどから犯人像を特定していく捜査方法である。  世紀末の東京。超高層建造物ばかりを狙った連続爆破事件が、世間を震撼させ  ていた。「黄昏の爆弾魔(ラグナロク・ボマー)」と名付けられた犯人の狙い  はなにか!?
 うー、期待はずれだった。まずうざいのが主人公の元相棒。なんか数年前の事件 で怪我負ったらしく知能退行起こしてるんですが、テレキネシスや心の中読む能力 持ってるんですね。退行してるのにそんな能力持ってるから迷惑千万なことするわ けです。さらに、主人公が怪我前の元相棒好きだったらしく、元相棒に甘くて、必 然的に他の人間にきつくあたります。それでいて、現在の元相棒に過去の姿見出そ うとするため、元相棒にまで時々ひどい態度とります。読んでてストレスたまりま す。  また、現代が舞台でプロファイリングという現実的設定なのに、超能力者をメイ ンキャラの一人に持ってきているのもちょっと違和感を受けました。  最悪なのが、過去を全然出さないために、主人公がどうしてそのような人間にな ったのかがさっぱり分からないこと。おかげで話に没頭できません。  しかし、一般評価は高いから自分にあわなかっただけみたいです、残念。 評価 ☆★(3)



2月2日(月)

 先日我がHPに対し、ある人から「順調にネタ路線を突っ走ってるなぁ…」との感
想をいただきました。非常に心外です。それを証明するために、_| ̄|○ カウンタ
ーをつけてみました。この顔文字のせいで、ネタっぽく見えているようなので。こ
れからは1日1_| ̄|○ 以下を心がけていきます。


【今日読んだ本】
クララ白書U 【amazonアグネス白書 【amazonアグネス白書 ぱーと2 (氷室 冴子/コバルト文庫)amazon】  このクララ白書シリーズ、初版の発売が今からなんと20年以上前。それからず っと読まれつづけ、つい最近新装版も発売された、青春少女小説の名著です。表紙 を比べてみれば、その年月の長さは一目瞭然。  この2人は同一人物です。……20年の歳月をはっきりと感じさせられますね。 今の時代では旧版の絵は絶対受け入れられません、少なくとも自分は無理。  ところで、この旧版の絵の髪の色はなぜか紫。昨今、ある種のゲームでは髪が緑 だったり青だったりとありえない色をしたキャラクターばかりがでてくるものがあ りますが、なんと原点はこんなところに(違
 さて、中身の話もしなくては。このシリーズは、女子校の寄宿舎に入ることにな った主人公とその友人の周りに起こる出来事を描いた学園コメディ。女子校が舞台 の話だと、最近ではマリみてなどがありますが、あれほど現実離れはおらず、一種 の理想的な学園生活を描いています。友情、恋愛、学校行事、上下関係など、青春 物の要素がたっぷり。寄宿舎のシスターの目をかいくぐりイベントを行ったり、友 人と上級生の間にたつ怪しい噂を追求したり、劇をみた他所の学校の生徒からラブ レターが届いたり。そんな出来事を過ごす、主人公を含むトリオをはじめとした多 様なキャラクターがイキイキと書かれています。  しかし、なまじ現実的なこともあって読むのがとってもこっ恥ずかしい。最初、 電車の中で読もうとして5分で断念した程。まあ読もうとするのが無謀なんですが ね。 しかしこれのような、普通の生活を描いた少女小説で、20年以上前に書かれたも のが、いまだに面白く読めるというのは凄いことだよなあ。この本の中じゃディス コとか出てくるくらい、風俗的な部分に違いがあるのに。  つまりは、少女のバイブル的な小説と言えるのかな。、少しでも興味があるなら ば、読んでみて損はないかと。 評価 ☆☆☆☆(8)



2月1日(日)

 ずっとnot foundになっていたDiaryページを設置しました。といっても、古い日
記を格納しただけですが。今はまだ1月下旬分だけで寂しいですが、ここが一杯に
なるまで続けるつもりです。続けないと積み本0にならないだろうし_| ̄|○
 さて、1月も終わったので、反省もかねて先月読んだ本、買った本の数を振り返 ってみました。 読んだ本……40冊 買った本……63冊  そりゃ増えるわけだ_| ̄|○  月読了40冊も過去一番で、かなり頑張って読ん ではいるんですが、これじゃどうしようもない。しかしこんな買ってるとは自分で も思ってなかった……。今月は絶対買い控えます。 【今日読んだ本】
西の善き魔女1 セラフィールドの少女 (荻原 規子/C★NOVELS ファンタジア)【amazon
 女王陛下の薔薇が面白かったので、C★NOVELS ファンタジアの積み本を崩してみ ることに。 あらすじ  偏屈な天文学者ディー博士から母の形見の首飾りを渡されたとき、フィリエル  の世界は一変した。退屈で平和な日々は去り、謀略のただ中に放り込まれたの  だ。やがて、彼女は気づかされる。大切なものを守るのは、己の小さな手だけ だということに―。
 これも平凡な生活を送っていた少女フィリエルが主人公。このレーベルはこの手 の話が多いようで嬉しいです。序盤ではシンデレラストーリーかと思いましたが、 そうはならない模様。放り込まれた環境の中、主人公のパワーで強引に道を切り開 いていく物語のようです。まだまだ起承転結の起しか話が進んでおらず、評価しづ らいのですが、フィリエルの性格にちょっと違和感を感じました。思慮深そうな様 子も見せているのに、怒りにかられたとはいえ明らかに無謀な方向へ突っ走ってい くのにはちょっと閉口。さらに周りもそれに同調したのがどうしても納得いきませ ん。他は出来なかなかいいだけに目につきました。物語はこれから進むので次巻に 期待。  伏線に一部ダメなSFになりそうな要素があるので、それだけちょっと心配。
評価 ☆☆☆(6)