4月28日(水) |
今日はあんなものやこんなものが発売するみたいなので、様子見&検討がてら、あいた時間をつかって秋葉へ行ってみることに。 出発2分後、雨が降り始める。 ……天気予報は晴れって言ってたような気がするんですが。これはあれか。お前なんか邪魔だこっち来るなって合図ですか。 挑戦と受け取った! そんな魂胆吹き飛ばしてやります。 5分後、傘を求めてコンビニに立ち寄る。 なんか強くなるし。自然の力には人間は太刀打ちできないのか! さらに2分後、ビニール傘の値段に憤慨し、買わずに出る。 ビニール傘ごときに500円も出せるか! お金の力は自然より強力です。 結局、その後強くなることもなくちょっと濡れた程度で到着。買わなくて正解でした。コンビニありがとう。 とりあえず店をのぞいてみるも、入れない程度に混んでます。さすがだ……。特典やたらめったらついてうざそうなので、大人しく本屋巡りをすることに。ということで 古本市場→K-BOOKS→書泉 と巡回。以下、はじめて行った古本市場の感想。 20万冊をうたっているのと、秋葉という立地もあって、コミックの品揃えはかなりのもの。特に、古いものが充実しているらしく、ライトノベルにおいても、ドラゴンランス全巻揃っているだけにとどまらず、富士見ファンタジアの前身の富士見文庫までたっぷり置いてありました。値段設定が定価ごとに一律なのを気にしなければ、古いものを揃えるにはなかなか向いているでしょう。 一方、一般書方面はかなりズタズタ。量も少なく、一部の売れ筋(ハリポタやインストール)を除いて、小説は全部100円。ありえない。買う側にとっては嬉しいものの、ひどい経営です。棚の整理もやや杜撰だし、このあたりはブックオフを見習ってほしいところ。まだまだ成長途上な店といった印象を受けました。 まあ、一番許せないのはコバルト他少女小説全く置いてなかったことなんですが。 【本日購入したもの】 夏への扉 (ロバート・A・ハインライン/ハヤカワ文庫SF) 悪徳なんかこわくない 上 (ロバート・A・ハインライン/ハヤカワ文庫SF) 悪徳なんかこわくない 下 (ロバート・A・ハインライン/ハヤカワ文庫SF) そのとき鋼は砕かれた (高殿 円/角川ビーンズ文庫) ヨドバシに行って買おうとしたら、なぜか浮動産まで置いてあってどちらを買うか非常に悩む。ネタをとるか、実をとるか。迷った挙句、ネタをとることに。長いらしいですが、積みも崩さなきゃならんしまったりと進めます。 |
4月27日(火) |
今日はやたら風が強い日でした。そんな中、でかい傘を体勢低くしてさすという、天気予報の頭で取り上げられそうな姿で歩いていたら、 傘めくれかえってボキボキキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!! 慌てて閉じようとするも、風が強くて直せない、そもそも折れまくりなので直しようがない。させるような状況でもないので、横にして歩くことに。そんな状況でもどんどん悪化していく傘。 ・骨が折れる 基本です。8本中半分ほど。 ・骨が曲がる 根元のあたりでぐにゃりと。折れるより珍しい。 ・骨が重なる 45度ずれて2本重なってました。意味が分からん……。 家に帰る頃には到底復旧不可能な姿に。今までご苦労様でした。 ま、鞄の中の本は濡れずに死守できたので無問題ヽ(´−`)ノ 【今日読んだ本】 ◆真・運命のタロット8 《吊るされた男》、そして…… 上 (皆川 ゆか/講談社X文庫ティーンズハート)【amazon】 真・運命のタロット8 《吊るされた男》、そして…… 下 (皆川 ゆか/講談社X文庫ティーンズハート)【amazon】 アカシックレコードに全ての事象が記載されているという、「決定論」が支配する世界を舞台に、タロットの精霊とその協力者たちが、運命を改変しようとするプロメテウスとそれを阻止するティターンズの二派に分かれて繰り広げるスペクタクルドラマ、運命のタロットシリーズ最新刊。 なんかamazonの売上げ300位ですよ! いまや普通の本屋ではあまりティーンズハート扱われないので、ネットに集中するのは自然とはいえ、ここまで売れるとは。待ってた人多かったんだなぁ。 あらすじ 40ページ弱もあるので乗せきれません。さすが20巻分のあらすじ。でも、あらすじだけ読んでこの巻から入るのはやはり無理があるかな。これは、既読者が思い出したり懐かしんだりするためのものです。読むならせめて真タロ1巻、可能なら通常1巻からにすべき。 いやー、堪能。上下巻あわせて700ページ、じっくりと読ませていただきました。 何言ってもネタバレになるので、あまり語れないのですが、まずは《女教皇》復活万歳ヽ(´ー`)ノ ここ数巻鳴りを潜めていた《魔法使い》とのLOVE分が補充できて満足。物語自体も主役登場でがんがん進み、驚かされまくり。下巻での見開きイラストによる演出にはやられたし、面白かったというしかない。 主人公以外のキャラでは、リンダ&《星》の好感度が上方修正。これまでは《世界》への執着がいまいち伝わってこず、よく分からないキャラに思えていたのですが、今巻の彼女達はカッコよかった。特にリンダ。素敵でした。 あと、カインはざまーみろ。運命を改変したいという想いが非常に理解できるものなため、敵であるプロメテウスにも共感でき、嫌いなキャラが少ないこの作品において、珍しくとってもむかつくキャラだったわけで。天罰です、この最低男め。 しかし、残り2冊で完結となると、語られない謎も残りそうだなぁ。戦車関連は是非とも読みたいんだけれど難しそうだ。なにはともあれ、綺麗なラストを期待してます。「幸せになりなさい」が実現しますように。 評価 ☆☆☆☆★(9) |
4月25日(日) |
4月30日まで全国の書店にて書店くじ実施中。手を出そうか迷っているあんな本やこんな本、買うなら今ですよ皆さん! まぁうちは未読たまりすぎて買ってる余裕はありません。 【今日読んだ本】 ◆銃姫1 〜Gun princess The Majesty〜 (高殿 円/MF文庫J)【amazon】 今まで少女向けレーベルで書いていた高殿さんの、少年向けレーベル初挑戦作品。デビュー以来着実に実力は伸ばしているので、後は少年向けにあうかどうかだけが問題。 あらすじ かつて人間はその愚かさゆえに神の怒りにふれ、魔法の力を奪われた。しかし人々は、魔法を弾丸の形に封じ込め、銃器で使うことを思いついた。かくして再び戦乱の時代が訪れた。そのさなか、14歳の主人公・セドリックは、二人の少女と共に「あるもの」を探す旅に出る。果たして、その「あるもの」とは一体何か? 本格ファンタジーシリーズ、今ここに開幕! あたりー。続きを意識して書かれている割に、最初から本編に入って話ががんがん進み、少し内容詰め込みすぎで急展開な嫌いはあるけれど、キャラクターはすごくよく書けているし、早ささえ無視すれば物語も起伏うまく出していて面白い。所々のキャラの台詞にかなりキレがあってグッときます。特に三話の盛り上げ方がグッド。アンブローシア単体で素晴らしいのもあるんですけどね。伏線も結構はってあるし、次も楽しみ。 最後にどうでもいいこと一つ。いつも以上にあとがき暴走しすぎです。微乳や貧乳くらいならまだ普通だけれど、乳萌えなんて言葉見るとは思わなかったですよ! 評価 ☆☆☆★(7) 【本日購入したもの】 魔剣伝 黄昏の段 (流 星香/新潮文庫 ファンタジーノベル・シリーズ) ハイペリオン(下) (ダン シモンズ/ハヤカワ文庫SF) ブルースター・ロマンス 宙からの求婚者 (岩佐 まもる/角川スニーカー文庫) 同級生 もうひとつの夏休み (中山 文十郎/Carrot novels) 同級生 星空の記憶 (中山 文十郎/Carrot novels) 新品で買わなくてもブックオフで買っちゃ駄目じゃん_| ̄|○ 同級生はchabeさんに猛烈にプッシュされたので買ってみました。もっとも、いつ崩すかは分からないわけですが……。 |
4月24日(土) |
【今日読んだ本】 ◆西の善き魔女 外伝3 真昼の星迷走 (荻原 規子/C★NOVELS ファンタジア)【amazon】 女の子は強しなファンタジー、これにて完結。 あらすじ 異端審問官を求めて始まった新しい旅。探し当てたのは背の高い吟遊詩人。奇妙なしゃべり方のその男は記憶を操作し、禁忌を決めつける。知りすぎたものの危険と孤独に立ち向かうフィリエルの心が世界を変えていく…。 本編ラストのSF部分の補完が主だった_| ̄|○ ファンタジーのラストでいきなりしゃしゃりでてくる古代文明ほど、たちの悪いものはそうはないでしょう。それまで丁寧に綴られてきた世界を台無しにしかねません。この巻での吟遊詩人もその類に近いものなわけで。下手な設定持ってこないでも、キャラクター造形もうまいしいい物語書ける人なのに。もったいない。よって、評価は低め。 評価 ☆☆★(5) 【本日購入したもの】 銃姫1 〜Gun princess The Majesty〜 (高殿 円/MF文庫J) |
4月21日(水) |
【今日読んだ本】 ◆真・運命のタロット7 《隠者》は影に (皆川 ゆか/講談社X文庫ティーンズハート)【amazon】 祝・新刊発売間近のために封印解除。 あらすじ は今回はなしで、作品紹介いきます。 この運命のタロットシリーズ、現在20冊(無印13冊、真7冊)まで刊行されており、真の方は今まで読んだ本の中で最も、出すレーベル間違ってるよなこれ、と思った小説です。 無印の1巻の段階ではティーンズハートらしく、多少変わった要素が混じっていながらも学園舞台の恋愛要素たっぷりの少女小説。この段階では面白いと聞いていた割には普通だなぁといった印象しか受けず。 しかし5冊弱進んだあたりから、だんだんと本性を出しはじめ、伏線はりまくり、設定凝りまくり、人間ドラマたっぷりの素敵な小説へと変わっていきます。恋愛要素も消えてはいないのですが、他の要素に押されまくり。でも、それがいい。話が加速する無印の後半は無茶苦茶燃えます。泣けます。後、時間軸が激しく変化する時間モノでもあり、大量かつ巧妙な伏線の張り方に一役かってます。 そして真がついてからは、さらにSF方向へとガリガリと進んでます。真・1巻のタイトル、「《教皇》がiを説く」ですよ。ティーンズハートで虚数がタイトルに。他のタイトルと比べても浮きまくり。まあそんなことは内容には関係なく、とっても面白い。お勧め。 さてここまでの紹介である程度想像がついたかと思いますが、これ、売れてません。レーベルと内容の不一致は売上げには左右しちゃうのです。無印の方は現在大好評絶版中、真の方も店頭ではめったに見かけません。自分は図書館で借りて何とか無印読めたのですが、いまだに手元になし。再読したいのに読めないのはとっても辛い……。復刊してください講談社さん。 最も、この真7巻が出たのが、1999年2月。未完にならなかっただけでもとりあえず感謝すべきかな。ちなみに、今度出る真8巻に、無印版のあらすじ40ページがつくらしいです。これで新規読者も安心! みんな買いましょう。 随分長い作品紹介も終わったところで、今巻の感想。とりあえず台詞一つ抜粋。 「複素成分を持った……質量?」(※レーベルはティーンズハートです) あ、これ見て読むのやめたりしないでくださいね。理解全くせず、何となくそういうものなんだと思って読んでも十二分に楽しめる作品なので。 嵐の前の静けさかな。かなり話は進んでいるし、重要なシーンもいくつかあるのだけれど、主人公を欠いたのと、これからラストまで物凄い展開が続くだろうことを考えると、小休止という言葉が浮かびました。色々と語りたいけど、その前にとにかく再読したい。とりあえず真だけでも、8巻発売前に読み直すことにします。 しかし、このラストを読んだ後5年待った人、ほんとすごいや……。 評価 ☆☆☆☆(8) |
4月20日(火) |
なんとなく文庫の売上げランキングを見ていたら、「リアル鬼ごっこ」の文字が飛び込んでくる。文庫落ちしてたのか……。買いませんけどね。たとえ文庫でも、ネタにしかならない地雷に定価を出すのはやはりためらわれます。第一買ってたら積みが減りません_| ̄|○ そこから連想して、本屋の利益がどのくらいなのか調べてみたら、定価の2、3割とのこと。意外と大きい。万引きで利益は半分くらいになるらしいですが、それでもかなりのもんだよなぁ。どこの本屋で買うかもちゃんと選ぶことにしよう。 【今日読んだ本】 ◆西の善き魔女 外伝2 銀の鳥 プラチナの鳥 (荻原 規子/C★NOVELS ファンタジア)【amazon】 外伝2冊目。1巻がよかっただけに期待が高まるところ。 あらすじ 東の帝国ブリギオンが亡国の王子を追って砂漠に侵攻!?女王候補アデイルは、真相を探るため、女学校の親友ヴィンセントとともにオアシスの国トルバートに向かう。異教徒と隊商の集うその街で少女と若き傭兵ティガが出逢った時、星明かりの下、白刃が閃いた。帝国の策謀を防げるのか、アデイルの命がけの冒険が始まる。 面白いのだけれど、1巻に比べるといまいち乗り切れないのは、アデイルにユーシスという想い人が既にいるのが原因かな。ボーイミーツガールなのにこの枷があるせいで全くロマンス方向にいかないのは、すごいもったいない気がします。お膳立ては完璧なのに。外伝としての見せ方は素晴らしいし、本編ではフィリエルの影にかすんで見えなかったアデイルの魅力が存分につまっていてよかったんだけれど……惜しい。 評価 ☆☆☆(6) 【本日購入したもの】 フルーツバスケット 第14巻 (高屋 奈月/白泉社) しゃにむにGO 第17巻 (羅川 真里茂/白泉社) |
4月19日(月) |
【今日読んだ本】 ◆Dクラッカーズ7−1 王国 -The limited world- (あざの 耕平/富士見ミステリー文庫)【amazon】 Dクラッカーズ7−2 王国 -a boy & a girl- (あざの 耕平/富士見ミステリー文庫)【amazon】 ラスト。 あらすじ 世界が目覚めようとしていた。空は、東から徐々に黒から蒼へ、水色へと徐々に白ばみ、夜があけていく。少年はただ一人歩いていた。此方から、彼方へ。ある境界を越えて、異国へと旅立つのだ。全てを護るために、全てと闘うために。王国へ。「未練だ、ウィザード」少年はひとりごちた。閉じた目から、熱い涙が零れ頬をつたう…。その日を境に、葛根市から姿を消す少年・物部景。彼の朧気な記憶をたどり、その救出方放を探る、梓・水原・千絵…。しかし、時は無情に流れ、過ぎていく、人々の想いを彼方へと追いやりながら。ネオ・アクション・サスペンス最終章・上巻。(※7−1) 文句なし、素晴らしい。7−1で目一杯膨らませておいて、7−2で爆発。伏線が残って今一つ煮え切らなかった5巻とは違い、非常に爽快。脇役まで含め、各人の物語にひとまずの決着をつけてます。アイデンティティや先が見えない世の中での生き方など、現代の青少年たちを主役に置いたからこそ出てくる問題を、自然に物語の中に組み込んだのもすごい。千絵が無茶苦茶熱くてかっこいいですよ。誰だ2巻の感想で嫌いとか言ってた奴は。7−1では間違いなく彼女が主役でした。また、ラストシーンにあれを持ってくるのは、時々見る手法ながら、この物語においてはこれしかないと思えるもの。あぁやられた、と思いました。 一点だけ読み終わった後気になったこと。景が戦い始めた目的って自分が引き起こしたものに対する清算であってるのかな? 作中で多分明示されてないので、ちょっと不安。もしかしたら読み飛ばして気づいてないだけかもしれないし、未読が減ったら読み返そう……。 10つけようかとも思ったけれど、次回作への期待もこめて、評価は9にとどめておきます。 評価 ☆☆☆☆★(9) |
4月16日(金) |
いつの間にやら1000Hit突破してました。来てくださった皆様ありがとうございます。相変わらずRe(以下中略)11関連の検索でくる人が多くて、ちょっと申し訳ない心地。というわけでさくっとRe(以下中略)11の部分はトップから外しました。 【今日読んだ本】 ◆Dクラッカーズショート2 過日 -roots- (あざの 耕平/富士見ミステリー文庫)【amazon】 クライマックスを前に、ちょっと一息短編集。一息いれるはずが、なぜか400P超えてます。短編集なのになんですかこの厚さは。 あらすじ 深夜の地下道。人影もない闇に二体の悪魔が踊る。「強い。格が違う」景は全身に冷や汗を浮かべた。全力で闘っている…はずなのに。甲斐の鮫は、余力を残し遊ぶようにその闇洋を泳ぐ。負けるわけにはいかない。景は、心に強く思った。後に、悪魔使いの間で伝説のように語られる景と甲斐の対決の一夜が過ぎゆく…。葛根市で自らの意志を持ち相まみえる人々―景、梓、千絵、茜、水原、甲斐。そして三人のBたち。ひとつの終焉を迎えようとする未来。そこへ続く戦士たちの決意と出会いが、いま語られる。待望の短編集第二弾。 本編を補完しつつ、それ単体でも十分面白いエピソードを詰め込んだ、良質の短編集。最初の一編なんかは150Pも使っているんですが、そのページ数にふさわしい書き込み。本編ではあまり目立っていない水原の景との結びつきがしっかりと描かれているし、キメリエスは短編だけの登場ではもったいないほどの悪役。まあ本編には出しようがないんですが。幼年時の梓と景の話は相変わらず素晴らしいし、3Bの出会いの物語も、本編とは一味違った彼らが見れてよかったです。オカルト語りまくりのベルゼブブ先生さいこー。エロイムエッサイム。 明日は残り2冊。 評価 ☆☆☆☆(8) |