___8月15日(日) |
帰還、体は結構ぼろぼろながらも精神的にはリフレッシュ完了。これからばりばり未読崩していきます。 で、ぼろぼろのはずなのに昨日コミケ参戦してきました。FC(小説)と創作(文芸・小説)だけまわって適当に散財。「コンビネーション」の同人誌も手に入れたので、そろそろ本腰いれて捜索しないと。 【今日読んだ本】 ◆オーデュボンの祈り (伊坂 幸太郎/新潮文庫)【amazon】 「重力ピエロ」や「アヒルと鴨〜」など、読んでみたい本の多い伊坂幸太郎のデビュー作。文庫落ちが1冊だけなんでまずはこれから。 あらすじ コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。 なんだこれは。閉鎖された離島に存在するのは、一般的な隔離村のイメージともずれているリアリティの存在しない世界、中盤全く話が進んでいる気がしないのに、終盤には何時の間にか話が収束している不思議な構成。これが伊坂作品か。正直後半の急展開には強引さを感じたし、終わり方もあまり好きにはなれないのだけれど、奇妙なキャラクター達が実によく書かれていて、文章がよみやすいのもプラスしてだれそうな中盤でも全く退屈せずに読めたのはよかった。 これ読み終わった時点では、洗練されれば化けそうだなあという印象。他のもそのうち読もう。 評価 ☆☆☆(6) 【本日購入したもの】 少年陰陽師 異邦の影を探し出せ (結城 光流/角川ビーンズ文庫) ネットワーク・フォックス・ハンティング (一条 理希/集英社スーパーファンタジー文庫) ウィーン薔薇の騎士物語1 (高野 史緒/C★NOVELSファンタジア) 神変武闘女賊伝 (水沢 龍樹/ワニノベルス) 神変武闘女賊伝2 (水沢 龍樹/ワニノベルス) ストレンジ・プラス2 (美川 べるの/Zero-Sum Comics) 長期捜索品の女賊伝キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!! これで残りはザンヤルマ最終巻、コンビネーション、皆川ゆか諸作品。ザンヤルマは何故か狙い測ったように最終巻だけ欠けていたりしてきつい。コンプされているミュートスノートはもう見飽きました。 |
___8月8日(日) |
明日から数日、家を離れるため更新途切れます。最近更新が1日おきになったりとだらけてきたところだったので、ちょうどいい機会と思ってリフレッシュしてきます。 「新刊8冊読破の所要時間:4時間未満。」とのこと。 ありえなさすぎます。その速度なら月100冊も頷ける。自分も最近読むの速くなってきたけれど、それでも1冊あたり1時間くらいは食うからなあ。 まあ、8冊の中に復活の地やら妙に分厚い9Sやらがなくてちょっとだけ安心。 【今日読んだ本】 ◆空ノ鐘の響く惑星で4 (渡瀬 草一郎/電撃文庫)【amazon】 いよいよ物語が動き出してきた、三角関係戦記ファンタジー。 あらすじ アルセイフをタートムに売り渡そうとする第二王子レージク。 国を滅ぼそうとする新たな王に反旗を翻した第四王子フェリオ達は、新たな仲間を迎え直接対決に向け戦力を蓄えていた。 そんな中、ウィータ神殿の意向を知らされたウルクは、自分の夢と想いの間で揺れ動く。そして始まったレージクとフェリオの王位争奪戦。フェリオ達の前に立ちはだかるは天才軍師クラウス・サンクレット!! フェリオ達はどう戦うのか──? 話題の異世界SFファンタジー第4弾! 三角関係コネ━━━━━(゚A゚)━━━━━!!!!! 一歩リードしてるウルクの撤退は○。でもなんでそこでリセリナ頑張らせないんですか! 戦いで活躍するだけじゃ駄目なんですよ。今がチャンスなのにー。動乱がひとまず落ち着いたことだし次巻ではやってくれますよね? 閑話休題。今巻はアルセイフ内乱編。もっとじっくりとした戦いが描かれるかと思ったら案外サクっと片付いてしまったのが意外だけれど、この内乱をリセリナという存在を加えたフェリオ陣営の通過点として見るなら十二分の出来。来訪者強し、戦姫ワッショイ。レージクもただの反乱者に終わることなくいい感じに描かれてます。このまま来訪者同士の戦い偏重になりかねないのが少し心配なものの、多分大丈夫でしょう。対外戦も楽しみ。 評価 ☆☆☆☆(8) ◆復活の地U (小川 一水/ハヤカワ文庫JA)【amazon】 大地震をくらった惑星が舞台の国家復興群像劇、第2弾。 あらすじ 行方不明のレンカ高皇に代わって摂政の位に就いたスミルは、一官僚にすぎないセイオを帝国復興院の総裁に任命した。遠大なる帝都再生計画を掲げるセイオであったが、その強引なまでの政策は、サイテン首相率いる政府のみならず、救うべき市民たちの反感をも招いてしまう。 復興院解体の危機が迫る中、ダイノン連邦権統国、サランガナン専領国などの星外列強が、混乱する帝国に干渉の手を伸ばそうとしていた……未曾有の国家再生ドラマ、第2巻。 やられた。1巻読み終わった時点で、この話じゃさすがに恋愛には持っていけないだろうと思っていたら、凄く自然に描かれてるし。うまいなぁ。 今巻も期待通り、いや期待以上の出来で非常に満足。復興院、政府、ジャルーダ、列強、市民、どこかがおろそかになることもなく素晴らしい群像劇。中でもメインとなっている復興院のセイオがかっこいい。頑張って頑張って、でも理解されず一人突っ走って、あることを機に間違いに気付く。いやー燃えます。 地震の原因? そんなものはただの飾りです偉い(略 いや、話の焦点はそこにあるわけではないので、与えられた条件下で精一杯戦い綺麗にまとめてくれればいいのです。ラストも10月に読めそうで、大いに期待。 評価 ☆☆☆☆★(9) ◆アグラファ2 閃光のミオ (三浦 真奈美/C★NOVELSファンタジア)【amazon】 1巻読んでから間隔あけると、やっぱり大分内容忘れてるなぁ。。 あらすじ アティスに虐げられてきたリグリアの怒りは、「聖女」の出現によって一挙に暴動へと発展した。一方、父の安否を気遣い苛立つミオに軍命が下されるが…。「アグラファ」シリーズ第2弾。 悪くはない、けれど三浦さんの他のシリーズに比べると現時点では一、二枚落ちるかなあ。主人公がどうも流されているだけのように見えるし、二人いる主人公の絡まりがこの巻では弱く、結果的に1巻分の密度があまり感じられない。特に今回はアイン側の話がいまいち。直情馬鹿は暴れないと! まあ、次以降に期待。 評価 ☆☆★(5) 【本日購入したもの】 9SW (渡瀬 草一郎/電撃文庫) A君の戦争1 まもるべきもの (豪屋 大介/富士見ファンタジア文庫) |
___8月6日(金) |
【今日読んだ本】 ◆惑星童話 (須賀 しのぶ/コバルト文庫)【amazon】 先月予定してたものの実行できなかった、須賀しのぶ積み崩し祭を開催。女神伝とキルゾーン第一部しか読んでないので、今月読書の半分はこれで埋まりそうです。まずはデビュー作から。 あらすじ 西暦22世紀。天才宇宙飛行士アーノルドは、宇宙船のクルーとして大活躍している。しかし、誰もがあこがれる彼の仕事には、大きな副作用があった。ひとりだけ時間の流れからとり残されてしまうという、とても悲しく、つらい副作用が…。肉親との絆をも断った彼は、ある少女と出会った。そして…。時空を越えた、感動SFロマンの決定版。 著者自身があとがきで言ってるようにSFはもどき、味付け程度の存在で、あくまで人の孤独、人を愛することをテーマにした話。全体的に、特に第一話が描写不足で展開早いのが惜しいけれど、それを除けばかなり好きな部類に入る。一話を踏まえた二話の構成は上手いし、テーマがすんなり入ってきていい読後感。欲をいえばもうちょいダイアンの出番ほしかったかな。最初は主人公だったのに。・゚・(ノД`)・゚・。 評価 ☆☆☆★(7) ◆ブルー・ブラッド (須賀 しのぶ/コバルト文庫)【amazon】 続いてはキルゾーンの裏側、火星を舞台にした友情と裏切りの物語。 あらすじ 23世紀の火星都市。15歳のヴィクトールは、「ブルー・ブラッド」と呼ばれる名門の家に生まれ、しかも遺伝子操作をした「強化人間」でもある、超エリートだ。軍の士官学校に入学したヴィクトールは、辺境のコロニー出身のユージィンと出会い、2人は親友となる。だが、すべてうまく回っているはずのヴィクトールの未来予想図が、少しずつ変わり始めていくのもこの頃だった…。 うわー、きっつい話だなあこれ。唯一といってもいい友情を育んで、人生もうまくいっていて、そんな絶頂で突き落とされる。友情の描き方が物凄く自然なものに見えるために、ぶち壊れる時の破壊力が非常にでかいです。あくまで序章で、焦点はこれからのヴィクトールとユージィンの関係なんだけど、この様子だとすごく期待できそう。 ちょっと失敗したのは、刊行順に読まなかったこと。こっち先読んでればキルゾーンでマックスやユージィンの名前にニヤニヤできただろうに、もったいない。 評価 ☆☆☆★(7) ◆女子高サバイバル (須賀 しのぶ/コバルト文庫)【amazon】 お次は須賀さん唯一の、現代が舞台の作品。 あらすじ 伝統ある女子高に通う桐子は、超庶民の普通の子。でも憧れは「優雅な学校生活」。必死になる部活はやらないと決めてたのに、親友の翠の家に行ったのが運のツキ!彼女の戦いの日々が始まった! もっとサバイバルっぽい内部抗争系の話を想像してたら全然違った。グラウンドホッケーというマイナーなスポーツが舞台、でも基本的には素の女子高生を描いた作品。クララ白書や丘ミキもそうだけど、その2作よりは現代的で生々しい。 で、それなりには楽しめたものの、どうも後に残るものがない。物語性が薄いドタバタ系はちょっと苦手かも。 評価 ☆☆★(5) 【本日購入したもの】 空ノ鐘の響く惑星で4 (渡瀬 草一郎/電撃文庫) 復活の地U (小川 一水/ハヤカワ文庫JA) オーデュポンの祈り (伊坂 幸太郎/新潮文庫) リスクテイカー (川端 裕人/文春文庫) エレニア記V サファイアの薔薇(下) (デイヴィッド・エディングス/角川スニーカー文庫) 探偵王女フジコ ペイガン・ゴッドの白狼 (深見 真/富士見ミステリー文庫) 期待値の非常に高い新刊たちに初伊坂幸太郎、さらには初深見。非常に楽しみなラインナップです。9S買い忘れたので明日にでも買ってこよう。 ちなみに、巷で色々と話題の電撃文庫目録は見つからず。その代わりにコバルト目録があったのでそちらをゲット。全ページカラーでこちらもなかなか豪華ですね。 |
___8月4日(水) |
【今日読んだ本】 ◆そのとき君という光が (高殿 円/角川ビーンズ文庫)【amazon】 高殿さんの「そのとき」シリーズの新刊。 あらすじ その継承者は、大切なものを失うという…… 悪神ゼフリートの四散した身体の一部を継承した者たちは、おのれの一番大切な者の記憶から消去されるという。その重い宿命に、パルメニアの隻眼王ミルドレッドと鉄腕娘フランチェスカは立ち向かうことができるのか? 前半は、番外短編はいまいちだし本編も笑いが変なところに入っていて微妙だったものの、中盤以降ギャグの姿が見えなくなってからはかなりよし。たとえあざとくても、忘却ネタには弱いのです。忘れられる者の苦悩、忘れると分かっている者の苦悩、どちらもびしびしと伝わってきました。特に後半のミルドレッドの描かれ方最高。今巻の主人公は間違いなくフランじゃなくて彼。 とここまではよかったのですが、ラスト付近の回想風の記述にはポカーン。何これ、打ち切り? この先物語続けるにあたって、これ書いちゃうのは絶対マイナスだろー。他の部分からもちょっと浮いてるし、うーんもったいない。 評価 ☆☆☆(6) ◆銃と魔法 (川崎 康宏/富士見ファンタジア文庫)【amazon】 著者が電撃から新刊出すらしいので、積みから発掘。確か2,3年熟成モノ、古きよき時代のファンタジア作品。 あらすじ ギルバート・ケイン―エルフ。職業・刑事。愛称・ギル。自称・フェラーリの鷹。ウィルバー・オコーナー―ドワーフ。職業・刑事。愛称・ウィル。趣味・銃撃戦。アイロリッジ市警ウィリス分署のベテラン刑事コンビは、仲間の刑事たちとともにストリートギャング、ジャングルラッツの摘発を行なった。単純なチンピラ掃除のはずだった。しかし、グループのボス、マイク・ヒースを取り逃がしてしまう。それがまちがいの元だった。ヒースを逮捕しようとするたびごとにアクシデントに見舞われ、肝心のヒースには逃げられ、後に残されるのはとんでもない大騒動と負傷者。追いつめられたケインらに最後の切り札はあるのか。エルフ、ドワーフ、ゴブリンなど、ファンタジーの登場人物たちがコンクリートの街を疾走する、ドタバタ警察アクション。第五回ファンタジア長編小説大賞準入選作。 まず、やや眠い時に読んだこともあってか、それとも登場人物多い割にキャラ立てが弱いせいか、メインの数人除いてキャラの名前が覚えられず。キャラ紹介が署内徘徊の時にずらずらと進んで、しかも「昔は弾圧とか色々あったが今は普通に暮らしている」みたいな説明ばかりなために区別がつきにくい。また、人の暮らしに完全に混じってるため、エルフやドワーフなどの特色が生きていないのもいまいち。 笑いのセンスは合わないし、物語よりアクション重視なところも向いてないし、自分には地雷でした。続編も積んでたけれど封印。 評価 ☆★(3) |
___8月3日(火) |
ブックオフの文庫版、「文庫OFF」ができたので、とりあえず谷山由紀で検索し、コンビネーションキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!! と思って急いで登録して買おうとしたら、ただ名前があるだけで品切れでした_| ̄|○ なんて紛らわしい……。でも、天夢航海などリストに欠けてる商品があるのは解せないなあ。もしかして品切れ商品は、出店時にはあったけど買われたってことなんだろうか。無念。 【今日読んだ本】 ◆ダンスインザウインド 翔竜伝説 (岩佐 まもる/角川スニーカー文庫)【amazon】 シーキングザブラッド 翔竜伝説 (岩佐 まもる/角川スニーカー文庫)【amazon】 「ブルースター」シリーズが結構よかったので、ちょっと手にとってあらすじを見てみたら……、もろに競馬じゃんこれ! 競馬ファンとして読まずに置くわけにはいきません。 あらすじ ある雪の日、一頭の竜が生まれた。竜の名はクー。しかし、牧場の期待を集めて生まれたその仔竜は、レースに出翔できない炎を吐く竜だった…。竜を駆り、その速さを競うドラゴン・レース。そこでは惑星全土で生まれた競翔竜が名誉をかけて争う。父の死で牧場を継いだ少年社長ストールとドラゴン・レースにかける人々の姿を、すがすがしい筆致で描くピュア・ファンタジーの意欲作、登場!第四回スニーカー大賞優秀賞受賞作。 真っ当に面白かった。競竜といっても、竜のレースよりはその周りの人々の暮らしや苦悩の話がメイン。競馬漫画でいうと、「じゃじゃ馬グルーミンUP」あたりとやや雰囲気似てるかな。やっぱりこの人の書く少年主人公は真っ直ぐでかっこいい。幼馴染を始めとした牧場の人々も活き活きとかかれてるし、「ブルースター」シリーズではいまいちだった構成も今回はしっかりしてる。牧場や竜の発展を描きつつ、成長物語や恋愛の要素もしっかりと含んでてかなり好みの話でした。 競馬ファンでなくとも楽しめるとは思うけど、知っているとニヤニヤできる場所がたくさんあるのは確か。元になっているレースや馬がいたり、馬名9文字制限に思いっきり反発してたりしますし。 で、2巻まで読んだわけですが……未完だよこれ_| ̄|○ 三角関係もライバル対決もこれからってところで中断ですかそーですか。また待つシリーズが1個増えました。 評価 ☆☆☆☆(8) |
___8月2日(月) |
先日の本棚整理の際にあふれ出た本を売りに行ってきました。炎天下の中100冊持って歩くのはしんどかった……。 【今日読んだ本】 ◆しにがみのバラッド。 (ハセガワ ケイスケ/電撃文庫)【amazon】 電撃の売れ筋の短編集。あちこちで平積みされているのを見るので、着手してみることに。 あらすじ 目を覚ますと、少女は死神でした。その少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨大な鈍色の鎌は、まさしく死の番人のものです。少女の使命は人間の命を運ぶこと。死を司る黒き使者である少女は、仕え魔のダニエルと共に、人の魂を奪いにいくのです。死を司る少女は、様々な人と出会い、そして別れていきます。哀しくて、やさしいお話。 あー、なるほど確かに売れる線ついてるなぁこれは。 死に行く人、その側の人、そして命を狩りにきた死神の少女の間に紡がれる、「死」をテーマにした物語。テーマにしている割には死生観などの踏み込みは浅く、そっちを期待すると外れ。また、主人公な割には死神の描写が少なく、本当の意味で短編集に近いのもちょっと残念。2巻以降で書かれるんだろうか。 こういう形式だと、切なくて悲しくて最後は前向きな各短編を単純に気にいるかどうかで評価決まるなぁ。そういう側面も含め、少女漫画と雰囲気が似てるかも。この巻では、3話目以外はいまいち。どれも結構綺麗な話だけど、心には響かず。 評価 ☆☆★(5) 【本日購入したもの】 ダンスインザウインド 翔竜伝説 (岩佐 まもる/角川スニーカー文庫) シーキングザブラッド 翔竜伝説 (岩佐 まもる/角川スニーカー文庫) アグラファ2 閃光のミオ (三浦 真奈美/C★NOVELSファンタジア) アグラファ3 疾風のアイン (三浦 真奈美/C★NOVELSファンタジア) アグラファ4 邂逅のハレス海 (三浦 真奈美/C★NOVELSファンタジア) アグラファ5 残光のアティス (三浦 真奈美/C★NOVELSファンタジア) アグラファ6 昏迷の都エウルコ (三浦 真奈美/C★NOVELSファンタジア) 不夜城のリリム (ココロ 直/コバルト文庫) 命短し恋せよロミオ バイバイ、優しいチェリー (ココロ 直/コバルト文庫) 命短し恋せよロミオ 透明人間は皮肉屋 (ココロ 直/コバルト文庫) そのとき君という光が (高殿 円/角川ビーンズ文庫) 扉の書 (安田 晶/講談社X文庫ホワイトハート) 手に入った金で色々買い込み。ちょっと買いすぎたかも……。 |
___8月1日(日) |
7月終了。 読了……27冊 購入……26冊 やった、先月は勝ち越しだ! ってこのペースで行くと未読0まで10年かかるや……_| ̄|○ 【今日読んだ本】 ◆エヴァリオットの剣 我が王に告ぐ (高殿 円/角川ビーンズ文庫)【amazon】 なんとなく積んでいたら、「マグダミリア」の続編だった模様。たまには積んでていいこともあるもんだ。 あらすじ 「わたくしのアルフォンス陛下が、男と―結婚!?そんなのぜったい認めませんわ。ぶっツブしてくれます!」お妃候補(だったハズ)のじゃじゃ馬姫・アンナマリアが、真相究明のためにとったトンデモナイ行動とは?「わが王に申し上げます」…至上の存在に、そう語りかけるものは誰か。国王の結婚と、炎の宝剣エヴァリオットをめぐって、いま公私混同陰謀劇の幕が上がる。 ほんとに思いっきり続編ですねこれ。マグダミリア未読の人が読んでも面白さ半分以下なんじゃないかと。やや後日談な側面がある話な上、ほとんどが前作からの引き継ぎキャラ。正直、なんでこれだけをビーンズに移したのかよく分からない。全部移すか全部移さないかのどちらかの選択肢しかありえないと思うのですが。 で、続編なんですが、前巻で宰相の娘としか登場しなかったアンナマリアを主役に据えてくるとは少々意外。でも、初登場だけあってきちんと内面まで描かれているし、強くて主人公にふさわしいキャラでよかった。タイトルになってる割にエヴァリオットの出番が少ないし、キースとビクターの扱いには不満があるものの、前巻で無視されたアンナマリアの想いに決着つけているし、アルフォンス&マウリシオをもう1回見れたし、後日談としてはいい出来。 評価 ☆☆☆★(7) |