___11月30日(火) |
ドラクエをがしがしプレイ中。 できるだけ低レベルでの進行を目指していたら、逃げた回数>勝利回数になってました。逃げた回数250回超え、もはや雑魚とのまともな戦いすらきつい。レベル上げせずにクリアできるのかこれ……。 【今日購入したもの】 されど罪人は竜と踊る3 災厄の一日 (浅井 ラボ/角川スニーカー文庫) 靴新刊もコバルト新刊もゲットできず。 |
___11月29日(月) |
【今日読んだ本】 ◆されど罪人は竜と踊る2 灰よ、竜に告げよ (浅井 ラボ/角川スニーカー文庫)【amazon】 毒舌+化学アクション小説「されど」の2巻。鬱の最高峰として名高い5巻を今年中に読んでおきたいので崩し開始です。確か2巻も結構鬱って言われてたはずですが……。 あらすじ 俺達の弱小事務所に回ってくるはずもない仕事だった。郡警の要請で、異界から出現する“禍つ式”を駆逐する仕事と、企業誘拐をめぐる巨額身代金の引き渡し。だが、偶然と思われていた二つの事件は、いつしか市全体を揺るがす災厄のゲームに変わる―超絶に非常識な相棒のせいで、ろくな人生を送れないとは分かっていたが、どうしてこうも最悪の敵に遭遇するのか、誰か教えてほしい。ダメ咒式士二人組が放つ、テクノマジック第2弾。 途中までこの程度の鬱なんて屁でもないぜと思って読み進めていたら、最後の方が重たくてちょっとこたえる。二段構えとは。でも予想よりは全然軽かったです。 このシリーズの売りの一つとして化学反応満載の独特の戦闘描写があるのですが、「!」を多用したりしていて相変わらず上手くない。まあネタ自体は面白いので、適当に流しつつ読んでも十分楽しめますね。 一方、主人公コンビの毒舌はますます磨きがかかってます。掛け合いが素晴らしいですね。戦闘中にすら罵詈雑言が飛び交い、毒舌がないページがなかなか見当たらないほどの量、よくもまぁこんだけネタがあることで。 前巻では微妙だと感じた物語も今回は本筋自体が面白かったし、明かされてきたガユスの過去も興味深くて期待できる展開になってきました。トラウマイイヨイイヨー。新刊とドラクエはさみつつ一気に5巻まで行きます。 評価 ☆☆☆☆(8) |
___11月28日(日) |
【今日購入したもの】 ドラゴンクエスト[ (スクウェアエニックス) 周りが楽しそうにやってるのを見てつい買ってしまった_| ̄|○ というわけでしばらく更新ペースが落ちると思います。 |
___11月27日(土) |
昨日は気づいたら寝てました_| ̄|○ 最近多いなあ……。 未読リスト整理したら、また数え間違えが発覚。50→48に変更。 「ミステリーズ!extra」一通り読了。期待の俊英たちの競演ということで、主に2000年以降にデビューした作家の作品が十篇載っています。小説以外の記事がほとんどないのには好感が持てました。 で、購入動機となった米澤さんの作品は青春ではなく日常ともいいがたい安楽椅子探偵ミステリ。話自体は悪くはないけど、青春物の方が好き。古典部のようなキャラクターの魅力に欠けてます。 あと、ちょっと種明かしがひどい。読者が絶対想像もつかない方法が謎だったりトリックだったりするミステリって、悪名高い富士ミスの「壊拳」とミステリとしては同レベルだと思うのですが。講談社ノベルス系の話にこの傾向はよく見られる気がします。その他の面で魅せてくれればいいんですけどね。 なんかミステリファンに刺されそうなことを書いた気がしますがそれはさておき、その他の作品についても少し。地雷も大当たりもなし、いまいち半分、そこそこ半分といった感じ。上手いと思ったのもあったけど何かが足りない。 まあ、短編ミステリで自分が「大当たり」と言う作品がどんなのか想像つかないのですが。 【昨日読んだ本】 ◆殿がくる! 〜京都は燃えているか〜 (福田 政雄/集英社スーパーダッシュ文庫)【amazon】 現代にやってきた信長とその周辺の人物達を描いた、学園+ドタバタ+痛快政治風刺小説の第2弾。どう考えても一発ネタなのに続きを出す、最近のライトノベル界の風潮はなんとかならないものなのでしょうか。単発作品の売れ行きを考えれば仕方ないのかなぁ……。 あらすじ 現代日本の生活になじんだ様子の殿&蘭丸だったが、周囲に不穏な動きが! しばらく城(?)を空けて様子を見るため、新一郎たちの修学旅行に同行することにした殿を待っていたのは、『信長排斥運動』と――『殺人事件』だった!! 痛快無比の殿アクションin秋の京都! やっぱり1巻には劣ってて、でも十分面白い。 正直蘭丸はいなくてもいいとか、菊池さん無理して出さなくても……とか、穴もあり、でも新一郎、内藤さん、風間といった面々はよく動いていて、信長中心ではあっても信長だけではない小説に仕上がってます。 特に活躍したのが風間。1巻ではやや影が薄かった彼ですが、今回は裏からのサポート役として大いに目立ってます。主要キャラを増やすことなく掘り下げているのでなかなかいい感じ。内藤さんのツンデレもよし。 LOVEがこれ以上発展させようがなさそうなどマンネリ化の不安はあるものの、今後も楽しみなシリーズ。 評価 ☆☆☆★(7) 【昨日購入したもの】 殿がくる! 〜京都は燃えているか〜 (福田 政雄/集英社スーパーダッシュ文庫) 破天荒遊戯7 (遠藤 海成/ZERO-SUMコミックス) 破天荒もうだめぽ_| ̄|○ 絵がやばすぎる……。 |
___11月25日(木) |
長いことお世話になった15インチCRTモニタとおさらばして液晶モニタ買ってきました。慣れてないせいか目が少し痛い以外はなかなかいい感じ。 「ラノすご」一通り目を通したので、いつものように雑感を。 ・ランキング凝りすぎw 配点の重みが人数に対してやや偏ってるせいかな。まあこれはこれでありじゃないかと。女神伝頑張ったし。 ・トップ30位の中で全くの未読は1冊。さすがに発掘は無理か。 ・人気キャラクターズは……どうでもいいや。 ・ジャンル別ガイドは気軽に発掘したい人には結構役立ちそう。 ・ラスト・ビジョンキター ・「ボーダーズ」にEXノベルズいれるのはどうなのよ? ・インタビューはネタ路線がよかった。 ・なんで新人賞の傾向と対策が……双色マダー? 期待値が高かったこともあるけれど、読本の方が楽しめた気がします。編集者インタビューレベルの濃い内容がなく、その代わりとなるファンが関わったという売りも弱め。 まあ、ガイドが自分にとって役立たないのが評価落としてる原因でしょう。今更1/6ページで紹介されても困る_| ̄|○ 【今日読んだ本】 ◆6ステイン (福井 晴敏/講談社)【amazon】 福井さん初の短編集。前作のローレライは傑作、でも基本的にはワンパターンなので、短編は危険だと思って当初は見送り。 でも出来心で買ってしまった_| ̄|○ あらすじ ファン待望の初短篇集、ついに刊行! 存在を秘匿された組織、市ヶ谷・防衛庁情報局で過酷な任務に身を投じる工作員の男たち、女たち。20世紀にいくつかの「染み」を残した彼らへの、6編の鎮魂歌。 予想よりまとも。全部市ヶ谷が舞台でテーマも基本的に統一されているために似たような印象になるのはしょうがないとして、ちゃんと短編向けの書き方になってる。ローレライの時はたまたまかと思ったけれど女キャラもちゃんと書けるんですね(失礼)。ラストの920には見事にやられたし、ファンサービスもきっちりあったりとなかなかよかったです。 ま、長編の方が面白いわけですが。 評価 ☆☆☆★(7) ◆勿忘草の咲く頃に (沖原 朋美/コバルト文庫) 【amazon】 今年のコバルトの新人さん。未読も減ってきたので試し買い。 あらすじ “クレマチスやカンパニュラこぼれる花壇のすみで、一本だけ、本当に一本だけ、ひっそりと咲く勿忘草のように。あなたを、君を、忘れない―”。両親の離婚により、母の生まれ故郷にほど近い町に転校してきた七瀬。一枚の絵の前で出会った少年は、どこか影のある同級生、育世だった。病弱で学校を休みがちな彼と七瀬の心は、いつしか微妙に寄り添っていくが…。せつなくにじむ純愛物語。 なんか大昔の少女漫画っぽいガールミーツボーイ。いや、読んだことはないんですがなんとなくそんな雰囲気かなと。クララや丘ミキが出るような古きよき時代を思い起こさせるような恋愛小説です。 で、直球恋愛小説というジャンルは好きだし話の筋も結構好みなんですが、いまいち面白くないのは、淡々としすぎていて固めの文章のせい。決して下手じゃないと思うんだけれど全然合わない。もうちょっと盛り上がりとか綺麗さを感じられる文じゃないと自分にはきついです。 評価 ☆☆★(5) |
___11月24日(水) |
【今日読んだ本】 ◆世界最大のこびと (羽田 奈緒子/MF文庫J)【amazon】 そろそろ2巻が出るみたいなので崩し。今年のMF文庫の新人さんです。 あらすじ 高校生の一弥は、ある日ちょっとおバカな妹・小百合の部屋から変な話し声がするのに気づいた。「なんか変なものがいる!」と小百合の部屋に飛び込むと、そこで妹が話していたのは小さなお人形さん。なんだ、まだまだ子供だな小百合のやつ、と微笑んだのもつかの間、その人形が――くしゃみした!? 人形だと思ったその子はかわいい声でパウエルと名乗った。パウエルは「世界最大のこびと」なる運命を背負って「巨人の国」にやってきた本物の「こびとさん」で、ただいま迷子中らしい。一弥と小百合は、迷子のくせにのん気で明るいパウエルと暮らし始めて……。第0回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>受賞の、ほんわかファンタジー。 微妙に殺伐した場面もあるけれど、基本的には童話調のほのぼのしたお話。展開に華や驚きはなくとも、パウエルや小百合のかわいさになごんでいるだけで十分楽しめます。ちょっとザイスの心理の移り変わりに納得いかないところもありますが、新人でこの程度の粗なら許容範囲、手堅くまとまった良作。 でも綺麗に終わっているし続刊出てこれ以上のものが読めるとは思えないので、2巻は評価待ちで。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 このライトノベルがすごい!2005 (宝島社) ミステリーズ!extra 《ミステリ・フロンティア》特集 (東京創元社) ミステリーズは米澤さんのを読むために購入。ついでに幾人か発掘できないかな。 |
___11月23日(火) |
にゅうっとグランプリ一通り読了。 総評すると富士ミスのハーフダラーが二枚くらい抜けてて、次いで砂糖菓子、乱破と続く感じかな。思っていたよりは地雷が少なくてよかったです。 まあハーフダラーは次巻への期待で大分評価上増ししてますが。あの引きは反則。 【今日読んだ本】 ◆ぱんもろっ! 〜だーれ・が《謎の宇宙巫女》よっ! (日下 弘文/富士見ファンタジア文庫)【amazon】 にゅうっと第4弾は、パッと見で地雷臭が漂ってくるタイトル。これもフェアやってなきゃ絶対買ってません。富士見め……。 あらすじ 宇宙人が地球上にやってくるようになった近未来。静姫は護身術の総代を務めるとっても元気な女子高生。そんな彼女の毎日は、なんだかとっても大騒ぎ。全部あのヤクモってちょっとかっこE宇宙人がいけないっ!? 思っていたよりはまとも、テンポよく進んでいく文章はなかなかいいのですが、宇宙人がわんさか出てきたりする不条理系なギャグが滑っているというか波長があわない。 笑えないというのはギャグ小説においてかなり致命的なわけで、これならタイトルから想像がつくような内容の方がよかったかな。(※「ぱんもろっ!」から想像されるような内容は本文にはありません。) 評価 ☆☆(4) ◆乱破GOGOGO! 僕と彼女と彼女の忍法帖 (八街 歩/富士見ファンタジア文庫) 【amazon】 にゅうっとのラスト、多分忍者物。前作「オラが村ぁ平和」は微妙な出来だったわけですが、はてさて。 あらすじ ちょっとケーハクな高校生・総太郎のもとに突然美少女が現れた。彼女は自称忍者で総太郎に仕える使命を負っているという。そして、さらに彼をこの国の主君にすると宣言する。その日から総太郎の日々はバタバタし―― こちらもギャグ、ただし「ぱんもろっ」が不条理系だったのに対し、これはオタク系。ハーレムやら妹やらメイドやら、そんなネタが満載のラブコメです。オタクネタには抵抗ないし、所々ツボに入るギャグもあってなかなか楽しめました。 途中でシリアスにならず、最後までネタで突っ走ってる所が◎。こういうお馬鹿な話は途中で雰囲気変えてもいいことありません。 しかし、「オラが村ぁ」の時とは全然作風が違うなあ、多才な人だ。 評価 ☆☆☆(6) |
___11月22日(月) |
【今日読んだ本】 ◆青く澄んでいく、この恋も未来も 1stソーサレス (高瀬 ユウヤ/富士見ファンタジア文庫)【amazonにはまだない】 にゅうっと第三弾は何だか今風のタイトル。地雷と名高い攻天の著者なだけに、読む前からガクガクブルブルです。 てかamazon入荷遅すぎ……。 あらすじ ネタバレなので削除。てかweb kadokawaネタバレまじでひどすぎるんですがw いくら序盤でばればれだからってそれ書いちゃまずいでしょ……。 序盤の主人公の意味不明な行動を見たときにはもう駄目かと思いましたが、途中から意外にもまともになりました。 前述したようにwebのあらすじでネタバレされちゃうほど展開は分かりやすく、終盤の展開にやや強引なところはあったりと欠点もあるけれど、ネタ分かっていても話は楽しめたし文章は普通、恋物語としてちゃんとまとまってます。 前半の主人公の暴走だけはやっぱり納得いかないのですが、それでも凡作以上の出来でした。 評価 ☆☆☆(6) ◆エレメント・マスターEntr'acte セルフィス様と追憶祭? (弐宮 環/富士見ファンタジア文庫) 【amazonにはまだない】 間違って買ってしまったもの。あらすじどころか表紙すら見ないで買うという暴挙、さあ何が出てくるのやら。 あらすじ 元の世界へと帰還を果たしたセルフィスと結。セルフィスは、ある因子を体の中に持っていた。その因子を外す方法を求め結は図書館に籠もるのだが――。本編で語られなかったエピソードを描く短編集待望の刊行! キャラ紹介にはBWHとかいう余計な表記はついてるし、振り回されタイプの主人公は定型、他のキャラクターのたち方もなんだか微妙だし、途中からだから当然世界観もよく掴めない。 なのに結構楽しめたのは何でだろう? どこが優れているということもないのに全然つまらなくない。騙されてる? そのうち1巻買っちゃいそう。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 乱破GOGOGO! 僕と彼女と彼女の忍法帖 (八街 歩/富士見ファンタジア文庫) ぱんもろっ! 〜だーれ・が《謎の宇宙巫女》よっ! (日下 弘文/富士見ファンタジア文庫) ずっと「昨日購入したもの」になってたのに今気づいた_| ̄|○ 一ヶ月近く気づかないなんて……。 |
___11月21日(日) |
どれから読むか考えるため、先日買ってきた新刊達を取り出した時のこと。 あれ、買った記憶のないエレメントマスターが入ってるよ? 買うもの間違えてるし_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○ どうやったら乱破とエレメントマスター間違えられるんだろう……。 まあ短編集だったのがせめてもの救い。長編の途中だったら目も当てられなくなるところでした。 【昨日と今日読んだ本】 ◆刹那〜そのとき彼女が願ったこと〜 days of Broken Blood (山下 卓/ファミ通文庫)【amazonにはまだない】 いつもは読んだ順に書いていくのですが、今日はちょっと入れ替えてこれから。BLOODLINKの番外編2作目は女の子の恋の物語。 あらすじ 出会った瞬間、魔法にかかった。そのときから、夢のような時間が始まった……。大好きな親友。幸せな「今」。いつか、この夢のような時間は終わってしまう。でも、もう少し。あと、少しだけこのままで――。祈るように想いながら、それでも時は過ぎゆくはずだった。だが、ある晩彼女の願いは届いてしまう。神か運命か、何ものかはわからない「どこか」に――。山下卓&HACCANコンビが贈る『BLOODLINK』シリーズ待望の外伝第二弾!! まいった、傑作。 愛しくて大切な日常は壊れる予兆を見せていて、でもだからこそ一層輝いてみえる。展開は簡単に予想できるのに、いざその時がくると本当に切ない。読了後はもう章扉のイラスト見ただけで泣きそうになる。思わず読み返してまたやられる。 瞬間最大風速かもしれないし、今年3つ目になるけれど10つけます、それだけの価値がある作品。 評価 ☆☆☆☆☆(10) ◆烙印よ、刃に囁け。 SCAR/EDGE (三田 誠/富士見ファンタジア文庫)【amazonにはまだない】 で、実際最初に読んだのはこれ。三田さんの新刊は、魂の存在が認知され、魂成学なる学問が生まれた世界でのアクション。 あらすじ 魂の存在が解明された未来。人々は魂に烙印を押されていた。16歳の少年キズナは、そんなキズを持つ故に特殊な力を使える少年。そんな傷による力を持つものたちを人々は〈スカー〉と呼んで恐れていた――。 普通。導入も中盤も終盤の盛り上がりも何もかも普通。設定がベタというわけではないし、ヒロインがちゃんと戦うのも好印象、薄めの味付けながら話もしっかりまとまってる、でも何かがたりないんです。 世界観かキャラクター、どちらかが気にいれば楽しく読めたんだろうけどそれもなかったので、次が出ても回避かな。 評価 ☆☆★(5) ◆黄昏の刻 しろがねの転校生 (吉村 夜/富士見ファンタジア文庫)【amazonにはまだない】 にゅうっとグランプリファンタジア編の2冊目は学園超能力アクション。 あらすじ 稀人と呼ばれる超能力者たちを育てる学園。そこに一人の転校生がやってくる。名を銀嶺。彼が編入したクラスには、生き別れになっていた妹・夕姫がいた。だが、再会を喜ぶまもなく、彼女は誘拐されてしまう――。 これも普通で飛びぬけて良い点はないんだけれど、こういう超能力アクションって大抵主人公一人で潜入して敵をなぎ倒していくものだと認識してたので、結構フレンドリーでクラスメイト達と一緒に行動する銀嶺のキャラがなかなか新鮮で楽しめました。 また、ちょっとやりすぎな気もしましたが兄妹恋愛話としても見所あり。べたべたしすぎでも夕姫はかわいい。これは多分続き出そうなので、実という壁をどう解決してくれるのかに期待。 評価 ☆☆☆(6) |
___11月19日(金) |
【今日読んだ本】 ◆悪魔のミカタ12 It/ストラグル (うえお 久光/電撃文庫)【amazon】 既巻残り2冊、ラストスパートです。BR> あらすじ 和歌丘の町は、吸血鬼『ザ・ワン』によって完全に封鎖されてしまった。だが、いまだに予断を許さない。なぜなら“なんでもあり”の舞原家が介入してくるかもしれず、そうなると、和歌丘ごと殱滅されかねないのである。そんな事態を避けるべく、舞原家(=舞原イハナ)を抑える切り札―舞原サクラ(家出中)を手に入れたい吸血鬼たちなのだが、なかなかどうしてサクラとその周囲は一筋縄ではいかず…。一方、三鷹昇はいまだカンバり中なのだが、こちらもなかなかどうしてそう簡単ではなく…。人気シリーズ第12弾、登場。 VS吸血鬼、反撃編。 まだ完結には至らなかったため、今巻では三鷹昇を中心とした下地作りがメインで、前巻の引けから期待していた大きな盛り上がりはなくてちょっと肩透かし。 とはいえ、次巻への繋ぎとして見れば十二分の内容。前巻にも増して昇は熱い小学生だし、水彩は予想外の頑張りを見せてくれました。というわけで13巻も一気読み(以下続く)。 評価 ☆☆☆★(7) ◆悪魔のミカタ13 It/MLN (うえお 久光/電撃文庫)【amazon】 吸血鬼編、ついに完結。 あらすじ 吸血鬼の手から逃れたサクラと美里はなんだか微妙なサバイバル生活中。女の子二人が裸同然で暮らしていると、いろいろと、その……あるわけで……。緊迫感があるようなないような感じで、< すごい話だった。 前半の100ページ程はやや退屈だったものの、第四幕に入ってからはひたすらに熱い美里及び海藤の話を皮切りに、唯とエレナの決意、神父・水彩・そして昇の物語の決着と、500ページに渡って繰り広げられる怒涛の内容には感服。 けれど一気に読み終わった後には、満足感だけではなくもやもやとした感じも残りました。美作が話から浮いている、など本編にも少々の不満点はあったのですが、このもやもやの原因は多分エピローグ。なんでサクラ出てこないんですか? あのことについての反応は最低限書くべきだと思うのですが。 その辺りも含め、あの決着のさせ方及びエピローグのMLNの記述が全然しっくり来ず。これさえなければ名作だったのに惜しい。 さてそれでは、のんびりといつ出るか分からない2学期編を待ちますか。 評価 ☆☆☆☆(8) 【今日購入したもの】 青く澄んでいく、この恋も未来も 1stソーサレス (高瀬 ユウヤ/富士見ファンタジア文庫) エレメント・マスターEntr'acte セルフィス様と追憶祭? (弐宮 環/富士見ファンタジア文庫) 黄昏の刻 しろがねの転校生 (吉村 夜/富士見ファンタジア文庫) 烙印よ、刃に囁け。 SCAR/EDGE (三田 誠/富士見ファンタジア文庫) 刹那 〜そのとき彼女が願ったこと〜 days of Broken Blood (山下 卓/ファミ通文庫) 学園アリス6 (樋口 橘/花とゆめコミックス) にゅうっとグランプリ後半戦。買ってきた4つの地雷候補の中にはたして不発弾はあるのでしょうか? なお、もう1つの機雷(ぱんもろ)は売ってなかったので後日購入します。 |
___11月18日(木) |
存在意義が全くないのでBBS閉鎖しました。 【今日読んだ本】 ◆かりん 増血記1 (甲斐 透/富士見ミステリー文庫)【amazon】 数日前のIRCでの会話。 (****) dさんは小説版かりん人柱ヨロ (t-snow) kk ああ素晴らしきかな安請け合い。原作読んでいないのに特攻です。 あらすじ 「…あたし、もう、我慢でき、な…」驚きで身をこわばらせた少年に、真紅果林はいっそう強くしがみつく。次の瞬間、二本の牙が彼の喉へ深々と刺さった!ここまでなら正真正銘の吸血鬼。しかし果林は、毎月溢れ出す血を噛んだ相手に与えなければならない、吸血ならぬ増血鬼だった!しかもクラスメイトの雨水健太が近くに来ると血が溢れ出し、果林は恥ずかしくて仕方がない!!そんな果林が噛んだ相手が美少年で御曹子だったものだから、学園中を巻き込んだ大騒動に―。果林に平穏はやってくるのか!?ドジっ子増血鬼が巻き起こす、ラブコメ増血ミステリー!月刊ドラゴンエイジで好評連載中コミックスのノベライズが出血大登場。 著者が甲斐さんということで出来は心配してなかったし、実際手堅いラブコメに仕上がっているんだけれどそこ止まり。 一応原作知らない人のために一通りのあらすじは作中でちゃんと説明してくれるわけですがやはり十分ではなく、キャラクターありきなラブコメを楽しむためにはマイナス。主役のかりんはともかく、雨水君はこの作品単体で見ると書き込み足りてません。 また途中で、理不尽な外圧のせいで周りから誤解されていじめられる話が出てくるのですが、こういう展開は好きじゃないのでちょっと辛かったです。 結局これは、清く正しいノベライズ作品。原作好きなら読んで外れることはないと思いますが、それ以外の人はまず原作から読むのが吉。ああ、こうなることは分かってましたよ_| ̄|○ 評価 ☆☆★(5) ◆悪魔のミカタ11 It/ザ・ワン (うえお 久光/電撃文庫)【amazon】 悪魔のミカタ第11巻、ついに始まる吸血鬼VS人間の戦い。 あらすじ 《It》の秘密を知るという吸血鬼──『ザ・ワン』はまんまと和歌丘に侵入した。その存在にいち早く気づき、吸血鬼から人々を護るため立ち上がったのは日炉理坂の有力者のなかでも第二位に位置する三鷹家、その長男である三鷹昇!問題は、彼がまだ小学五年生に過ぎないという事実にあるわけで……。“堂島コウ”についてのレポートを記録したメモリーカードを手に、三鷹昇はどうやって『ザ・ワン』に立ち向かうのか!? 2000歳(推定) VS 11歳の戦いの行方は――!? 久々に登場のサクラ以外はほとんどが新キャラ、なのにこんな面白いとは正直びっくり。 今巻で気づいたのですが、うえおさんは子供を書くのが非常にうまいのではないかと。行動力があって意志も強い、けれど根の部分ではやっぱり小学生、というキャラがよく表現されています。ストレイキャットの時もキャラ立てはよかったわけで、これはあれですか、うえおさんはロでショ それはさておき。この話では吸血鬼VS人間ということで、どちらが正しいか、どちらが善かみたいな話が頻繁に出てきます。そこで語られる内容自体はさほど凄くもないのですが、それ以前での筋立てがうまくて話に引き込まれ、主人公に近い立ち位置で物語を楽しめるので気になりません。 引きもDクラを思い出させるほどかっこよかったし、次も楽しみ。 評価 ☆☆☆☆(8) 【今日購入したもの】 悪魔のミカタ12 It/ストラグル (うえお 久光/電撃文庫) 悪魔のミカタ13 It/MLN (うえお 久光/電撃文庫) |
___11月17日(水) |
酔っ払いで読了本もないので今日は簡易更新。 【今日購入したもの】 6ステイン (福井 晴敏/講談社) かりん 増血記1 (甲斐 透/富士見ミステリー文庫) メタモ☆キス2 (おもて 空良/あすかコミックス) こうして並べてみるとすごい取り合わせになってますがそれはさておき。 入れ替わりがエッセンスではなくメインになっている漫画は意外とないのですが、メタモ☆キスはその数少ない例、入れ替わる主人公とヒロインに主人公の双子の兄を絡めた三角関係ラブコメで個人的には殿堂入りレベル。ちょっと誉めすぎかもしれませんが、色目差し引いても普通にお勧め。 |
___11月16日(火) |
ライトノベル好きに「初めての○○」10の質問 に回答。
あまり面白みのない結果に。他にも、ビーンズは高殿さんだし、ソノラマは星虫だし、チャレンジャー精神が足りないです自分。 【今日読んだ本】 ◆悪魔のミカタ10 It/スタンドバイ (うえお 久光/電撃文庫)【amazon】 今日も悪魔のミカタ、今週中に13巻まで読めるかな。 あらすじ 小鳥遊恕宇のもとに受験勉強をしに訪れた真嶋綾。二人きりの部屋の中でなにやら微妙な雰囲気が醸成され始め…一方、朝比奈菜々那は一人ケーキの箱を持って彷徨い、そこで出会ったのは…一方、『烏羽』を携えてジィ・ニーは捻式居合の師匠のもとを訪ねふんどしについて語り合い…一方、舞原イハナは悪魔のミカタの全てを解き明かすため、危険を承知で対策班のリーダーにして仮説『キングダム』を提唱した男―『ザ・ワン』を呼び出したのだが…!人気シリーズもついに第10巻。 やっといつものキャラクター達だ、やっぱりこうでないと……って話が進んでない気が。 今回は登場キャラが違ういくつかの短編が連なって話が進んでいく形式なわけですが、菜々那の短編なんかは他との関わりが全然見えてこず、これでいいのかなぁといった気分。すごくいい短編なんだけれど、だからこそ浮いて見えてしまってすごくもったいない。 一方でジィ・ニーの短編は思いっきり本編に関わるわけですが、まだ彼女の話は終わってないのでこれも評価はしづらく。一つ一つの出来はよくても、全体的にあまりまとまりが感じられなく、そういう点で微妙な巻でした。惜しい。 そういや、7巻の巻末で出てきた予告編は何巻で出てくるんだろう? まさか13巻までに出てこないってことは……ないですよね。 評価 ☆☆☆(6) ◆雪月の花嫁 (樹川 さとみ/コバルト文庫)【amazon】 樹川さんのコバルトデビュー作。 あらすじ 16歳まで辺境の島で育ったフェリアナ。菫の瞳と金の髪が美しい聡明な少女が17歳になった時、都の父に呼び寄せられた。父の目的は政略結婚。その思惑に反発しながらも、宮廷晩餐会で、まだ見ぬカイオン卿の婚約者として紹介されることになった。そして花婿カイオンとの対面。深い翠の瞳の、将軍の礼服も凛々しい青年に、フェリアナの心はゆれて…。華麗な恋と冒険の物語。 「樹川」を「きがわ」と読むことに初めて気づいた_| ̄|○ ずっと「きかわ」だと思ってましたよ……ごめんなさいごめんなさい。 閑話休題。樹川さんの他のコバルト初期作品と同じく恋愛ファンタジー。 今回は、政略結婚で嫁ぐことになった女の子が次第にその相手に……という、やっぱりベタな内容。でも、他の多くの樹川さん作品と同様に女の子が強く、読んでてスカっときます。さらわれてもそのまま悲劇のヒロインとしてひたらず、策を講じ縄をずらして馬を奪って逃げ出す、やはりこうでないと。 ちょっと風呂敷広げすぎで宮廷関連の話は物足りなかったですが、恋愛はきっちりかけていたので○。 評価 ☆☆☆(6) |