___12月15日(水) |
ああ、確かにアンカー無茶苦茶分かりにくいですね。了解、とりあえず今日から変更します。 そもそもこんな見えないアンカーにした理由は、「下線消したりクリックした時に色が変わらないようにする方法が分からない」とただヘタレだっただけで、特殊にしようとかこだわりとかは全然なかったわけで。いまだに分からないので、とりあえず真似で◆つけてみました。 まあ応急処置でしかないし、他にも色々見難い箇所あるので、スタイルシートくらい使えるようになって改装しよう。 【今日読んだ本】 ◆ シャリアンの魔炎3 (ゆうき りん/コバルト文庫) 【amazon】 この欄も微妙、というかamazonにリンク張ってるしあらすじいらない気がしてきた。 《あらすじ》 闇を照らし炎上する修行院。その内部で“ス・イー”の力を宿し、ルァズは次々と命を奪っていく。それを知った“神聖青薔薇騎士団”は、果敢にも“獣”と呼び恐れるルァズに挑んでいく。だが、少女で構成された彼女らが敵うはずもなく、ただひとりリリーティグを除き全滅してしまった。下水に落ち死にかけたリリーティグは、偶然にもルァズのもとに身を寄せるリリーベルに助けられるが…。 ついに正体バレキター! こういう展開になるのはちょっと前から分かっていたものの、引けに持ってこられると破壊力が倍増しますね。これで続きが出なかったりすると_| ̄|○となるわけですが、すでに購入済なので安心。 ルァズとリリーベルの会話は相変わらず多くはなく、でも短い中で二人の間に漂う甘くなりかけの安らいだ空気がはっきりと伝わってきて今回は満足。いつか殺されるかもしれないと分かっていながらルァズへの思慕を自覚しだすリリーベルに萌え。アリエスが登場している割に逡巡ばかりしてて変化ないあたり少しバランス悪い気もしますが、次巻への溜めと思えば気にならない程度です。 物語もそろそろ終盤、締め方が全く読めないので期待と不安が半々。願わくばハッピーエンドであってほしい。 評価 ☆☆☆(6) |
___12月14日(火) |
泉派でしたか(´・ω・`) やっぱメイン張ってるだけのことはあるのかな。八千代派は大人しく短編一つで我慢しときます。長編次あたりでブレイクするかもしれないけど、それは何か間違ってると思うのはやっぱりひねくれてるんだろうか。 【今日読んだ本】 ◆シャリアンの魔炎2 (ゆうき りん/コバルト文庫)【amazon】 このシリーズ、リリーベル・リリィ・リリーティグと「リリ」で始まるキャラがなぜか3人もいるんですよね。意図はわからないけど非常に紛らわしい。 あらすじ 復讐の女神“スー・イー”の力で貴族と聖職者を襲い、殺してきたルァズ。しかし、彼を『獣』と恐れ警戒するようになった貴族は街から出ることが少なくなった。そんな時、ルァズに会いたいという人物が現れる。それは、シャリアンで「『獣』は嘆き悲しむ主・ルーオレアンの使いだ」と声高に説く男、ブーゲリアン・アレウストだった。彼はルァズに協力し、街への侵入を手引きするというが…。 もうちょっとリリーベルとルァズの絡みが欲しいなぁ。惹かれあっていく過程はちゃんと描かれてるけど、もっとエピソードあってもいいんじゃないかと。このままだとラブもあっさりと流しそうで心配。 でもその分、話の方には力入ってます。腐敗しきった教会をめぐって獣、革命家、司祭、聖騎士、それぞれが思惑を抱きつつ進む様はなかなかに面白い。今のところ最後は司祭が一人勝ちしそうに見えますが、そう単純でもないでしょう。アリエスはどうなってもいいのでルァズ頑張れ、超頑張れ。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 シャリアンの魔炎3 (ゆうき りん/コバルト文庫) シャリアンの魔炎4 (ゆうき りん/コバルト文庫) |
___12月13日(月) |
【今日読んだ本】 ◆されど罪人は竜と踊る4 くちづけでは長く、愛には短すぎて (浅井 ラボ/角川スニーカー文庫)【amazon】 ちょっと間があいた「されど」の4巻。鬱が近づいてまいりました。 あらすじ 竜の顎から少女を救い出した俺達は、柄にもないことに彼女の故郷を探す旅に出た。俺、ガユスと相棒のギギナ、少女アナピヤと猫。かつて俺が味わったことのない幸せな気分で始まった、3人と1匹の旅は…どうしてか兇悪卑劣な咒式士5人組に追われ、やっぱりと思うまもなく、加速度的に事態は悪化してゆく。これは前途多難というより、すでに脱出不可能な大事件なのでは!?シリーズ第4弾は、恋のロードムービーのはずなのに。 うわぁ、重い。登場人物みんな心ずたずたですよ。この程度ではまだ鬱にならないけど次巻どんな絶望が待ってるかと思うとガクガクブルブル。あれですか、アナピヤぶち壊すんですか。電車の中で読む気は起こらないので週末読もう。 今回戦闘が大幅増になってるんですが、相変わらず微妙。基本的には読み応えあるけれど、時々「あれ?」って思う描写があって興がそがれるのがなんとも。戦闘増えた分毒舌度減少してるし、次は戦闘少ないといいな。 評価 ☆☆☆★(7) 【今日購入したもの】 シャリアンの魔炎2 (ゆうき りん/コバルト文庫) されど罪人は竜と踊る4 くちづけでは長く、愛には短すぎて (浅井 ラボ/角川スニーカー文庫) されど罪人は竜と踊る5 そして、楽園はあまりに永く (浅井 ラボ/角川スニーカー文庫) |
___12月12日(日) |
随分前にブクオフにてセットで投売りされていたのを捕獲しておいた、フルバの作者さんの別シリーズをようやく崩したんですが掘り出し物でした。世界観しっかり、テーマもなかなか深く掘り下げていて、それでいて本質は少女漫画でラブラブ。フルバより好きだなぁこれは。 更新後3時間程たって書きかけだったことに気づきました、修正前の見た人はごめんなさい_| ̄|○ 【今日読んだ本】 ◆シャリアンの魔炎 (ゆうき りん/コバルト文庫)【amazon】 安かったのでとりあえず買ってみたシリーズ物。前情報は「ゆうきりん」「ファンタジー」だけ、さあ何が出てくるか。 あらすじ 謎の「獣」による、貴族の襲撃事件が連続発生するシャリアン聖国。下級貴族の娘リリーベルは、アースオン伯爵家の夜会に出席する。伯爵の長男で、剣の兄弟子でもあるアリエスに、大事な告白をするため…。しかし「獣」出現の報が入り、夜会は中断してしまう。翌日、リリベールは再び伯爵家へ向かう。第五夫人として、アースオン伯爵に輿入れするためだった!王朝アクション・ファンタジー。 極めてオーソドックスな第1巻。貧乏貴族として暮らしていた少女に訪れる転機、そして出会い、それに感化されていく少女。序盤での少女の考え方にいらつくのも、こういう話ではお約束ですね。この巻では終盤にようやく成長の片鱗を覗わせるだけですが、次巻以降どう育っていくかはなかなか楽しみ。 まあ実のところそんなことはどうでもよくて、どうやらこの話、殺す者と殺される者の恋愛になりそう。昨日も言ったようにツボなわけで、期待裏切られなければ名作の予感。今年中に既巻読もう。 評価 ☆☆☆(6) |
___12月11日(土) |
【今日読んだ本】 ◆緑翠のロクサーヌ 王を愛した風の乙女 (藍田 真央/角川ビーンズ文庫)【amazon】 新刊ラッシュも終わったので未読崩しに戻ります。藍田さんの二作目はデビュー作の続編。 あらすじ 戦いの日々の中、アルカシアの若き王ライアスは、思い出の少女にそっくりな舞姫ロクサーヌと出会う。勝気で明るい、しかしどこか傷つきやすさを抱えたロクサーヌとライアスは、少しずつ心を通わせていくが、実は彼女は、敵国タウに雇われライアスを暗殺するために潜入した、暗殺集団『風のバスパ』のスパイだった!任務と恋のあいだで、引き裂かれるロクサーヌ。敵味方でありながら、惹かれあってしまった二人の運命は―。 あーこれは素晴らしい。暗殺しにきたら恋に落ちてしまった少女と、その少女に昔の死んだ想い人を重ねて苦悩する王の恋物語、ベタなんですがこういう設定は大好き。徐々に惹かれあいつつもその事実にとまどう様を両者の視点からうまく描いていて、敵同士の恋物語好きにはたまりません。ラスト数行で次回作の伏線っぽいのを強引に入れたせいで余韻ぶち壊しになっちゃってるのが残念ですが、他は文句無し。 前作では登場人物が多すぎて、各キャラの書き込みが甘くなったのがもったいなかったんだけれど、今回はメインを2人にしぼったことでその欠点が解消されたのがこの出来に繋がった模様。次にも期待、でもいつ出るんだろう……。 評価 ☆☆☆☆(8) |
___12月10日(金) |
【今日読んだ本】 ◆さよならトロイメライ Novellette―ノヴェレッテ― (壱乗寺 かるた/富士見ミステリー文庫)【amazon】 豊作と評判の今月の富士ミスの新刊ですが、自分としてはこれしか買うものがなくてしょんぼり。独特文体ミステリ風味の4冊目はシリーズ初の短編集。 あらすじ ダメ<トップ3>藤倉冬麻の元に差出人不明の脅迫状が届く。「トップ3を降りろ。さもなくばパートナーが危険な目に遭う」。いつも自分を支えてくれる泉の身に危険が!? 焦る冬麻に、脅迫犯の魔の手が迫る――。才色兼備なお嬢様都のポロリ、天然系少女・泉のすりすりペロペロ、そしてシャイな和服娘・八千代が濡れる! 月刊ドラゴンマガジン連載分に書き下ろし短編2本を加えた短編集、いよいよ登場です!! なんか長編よりネタが暴走してますね。「な……なんだってー!(脳内自己保管)」とかはっちゃけすぎ。誤字だしw 基本的に長編とノリは同じなので、そちらが好きなら外れってことはないかと。個人的には短編まで泉が一番出番多いのは納得いきませんが。作者公認、真ヒロインの八千代にもっと出番を! メイン張った書き下ろし一遍以外ほとんど出ないなんてひどすぎる。長編では諦めてますが、だからこそ短編では頑張ってほしいのに。泉ファンなんて少ないですよね?(暴言) まあ八千代の話自体はよかったし、もう一遍の書き下ろしの長峰と阿久沢の話も冬麻一人称じゃない割に意外といい出来だったので、次回の短編集は書き下ろしオンリーを希望。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 さよならトロイメライ Novellette―ノヴェレッテ― (壱乗寺 かるた/富士見ミステリー文庫) |
___12月9日(木) |
【今日読んだ本】 ◆最後の夏に見上げた空は (住本 優/電撃文庫)【amazon】 電撃の新人さん。「遺伝子強化兵」という設定に興味が沸かなかったため買う気はなかったのですが、ヒロイン視点で話が進むと聞いて衝動的に購入。 あらすじ かつて起こった戦争の遺物、「遺伝子強化兵」──彼らは17歳の夏に死んでしまうという運命を負っていた。16歳の、夏。最後から二番目の夏に、それまでの記憶を失った強化兵の少女・小谷順子は転入先の高校の門をくぐっていた。しかし、その高校は高い塀と鉄条網、ものものしい警備に囲まれていて──。第4回電撃hp短編小説賞最終選考作の著者・住本優が贈る、胸をしめつけるせつない短編連作。 これ続き物だったのか……_| ̄|○ あらすじ見て「死」までどんな風に持っていくのか気になってたのに、全然進む気配ないですよ! 最低あと2冊くらいは完結までかかりそうだなぁこれは。それが悪いとはいわないけど、ちょっと拍子抜け。 で、「遺伝子強化兵」の文字しか見てなかった自分はバシレイスみたいな戦闘物かなとか思っていたんですが、出てきたのは緩やかに流れていく日常を丁寧に綴った話。この手のは話云々よりも雰囲気が合うかどうかが重要で、雰囲気が気にいった自分は勝ち組。ヒロイン視点わっしょい。 でも、第三話には大いに突っ込みをいれたい。そのキャラを肯定しちゃいけないんじゃないかと。「残りの買い物は小谷がクラスの連中に頼まれたもんだから、またいつでも買いにいけばいい」とか、二話が台無しな気がします。まあ、第三話を見なかったことにすれば良作なんで次も買い。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 最後の夏に見上げた空は (住本 優/電撃文庫) |
___12月8日(水) |
【今日読んだ本】 ◆とある魔術の禁書目録4 (鎌池 一馬/電撃文庫)【amazon】 過剰に熱い、タイトル形骸化学園アクションも4冊目。絶対続きは無理だと思った1巻からよくここまで来たものです。 あらすじ 学園都市から外出許可を得、家族と一緒に海にバカンスに来た上条当麻。そこで彼が見たものは、母親がインデックスで、インデックスが青髪ピアスで、神裂火織がステイルで、ステイルが海のオヤジで、御坂妹がその息子で、御坂美琴が当麻の妹で!? それは、“とある魔術”が原因だった。謎の魔術『御使堕し(エンゼルフォール)』が上条当麻を中心に展開したらしい──!? 大人気学園アクション第四弾登場! 今回はだめぽ。及第点な出来ではあるけれど、前巻がよかっただけにかなり見劣り。 まず、萌えを完全に取っ払っちゃったのがまずい。1巻や3巻では、インデックスや美琴のキャラが、前半を彩るだけでなく後半の熱さも後押ししていたわけですが、今回は主役クラスの女性キャラがいないのがかなり痛いです。中途半端な入れ替わりに走ったせいでそのことが余計目立っちゃってるような。つーか美琴の扱いひどすぎ、この程度なら出すな! で、ただでさえ熱くする要因失った上に、その熱さもちょっとマンネリ気味。これ一本で頑張ってる話だけあってまだまだ楽しめるけれど、そろそろお腹一杯かも。オチもひどいし、タイトルも考慮した一話完結じゃない話が見てみたいところ。 評価 ☆☆☆(6) |
___12月7日(火) |
【今日読んだ本】 ◆マージナル・ブルー 空曜日の神様 (水落 晴美/電撃文庫)【amazon】 水落さんの3年ぶりの新刊。こういう復活があるのが電撃はいいですね。で、海羽復活マダー? あらすじ 生徒達の間で密かに噂された何でも望みが叶うという「空曜日」の日、一人の少女が教室の窓から飛び降りた──。それから半年、新学期を迎えた高校に二人の少女が入学してきた。坂上真人は偶然目撃した交通事故をきっかけに、その少女の一人・風見葵と親しくなり交際を始める。だが、次に訪れる「空曜日」が近づくにつれ、真人の廻りで奇妙な事件が起こり始めた……。「夢界異邦人」シリーズの水落晴美が贈る学園ミステリー。 プロローグ読んだ時点では、文章は三人称と思考が入り乱れててなんか読みにくいし、掴みも弱くてやばそうだなぁと思ったのですが、話が進むにつれ尻上がりに面白くなっていって安心。さすが地味良作「夢界異邦人」の作者さんですね。(誉めてます) この話、あらすじでは学園ミステリと謳っているし、確かにミステリにもなっているけれど、それよりも民俗学的な側面が強く、「人形」とか「境界」とかいった単語がかなり出てきます。このネタを上手く話に昇華しているのが、中盤以降を面白くしてる要因かな。 主人公の家族の話は詰め込みすぎた感もあってちょっと微妙だったけれど、葵も茜もなかなかいいキャラだし、主人公に好感持てるのが○。「シャドウテイカー」あたりもそうだけど、へたれでも熱血でも超人でもなく想像できる範囲内で頑張るってのはやはりいいものです。 続き読みたいんで売れて欲しいんですが、前半弱いし地味だしこれもきっと売れないんだろうなぁ。 評価 ☆☆☆★(7) 【今日購入したもの】 マージナル・ブルー 空曜日の神様 (水落 晴美/電撃文庫) とある魔術の禁書目録4 (鎌池 一馬/電撃文庫) 昼過ぎに書泉いったら立ち読みしてる人多すぎ。購入迷ってるのは放置して確定してるのだけ買ってきました。 あと、めった斬りは見つからず。このミスは山程あったのに。 |
___12月6日(月) |
【今日読んだ本】 ◆スカイワード2 (マサト 真希/電撃文庫)【amazon】 もうじき3巻も出るので、早速2巻買ってきました。 あらすじ 大滑空走祭で優勝し、首府城に迎えられたアケルとアムレードを待っていたのは、舞巫女姫ナナと高飛車なお嬢さま美々香。一筋縄ではいかない面々がそろってしまった首府城での生活は波乱とともに幕を開ける。一方、国境での小競合いが続く隣国との緊張が首府城を覆いつつあった――。中性体と廃都の秘密、謎の擬人アムレードの目的とは? すべての謎が動き出す急展開の第2弾、登場! あー馬鹿だった。美々香に三角関係期待しちゃいけなかったんですね……。前半の駄目なギャグシーン見て完全に諦めました。しかし、ギャグやらせてよく分からない人物に仕立てあげて離脱させちゃうなんて、なんかもったいないというか使い捨てた感じがして非常に残念。 で、その他の部分も今回はいまいち。前半の首府城での日常の描写が足りなく、その結果後半盛り上がりに欠けることになってます。また1巻での魅力の1つだった空の描写も、今回は飛行シーンが少なく質・量ともに不足。謎の全体像もいまいち見えてこないし、迷走気味だなぁ。 次で盛り返してくれるかもしれないので、とりあえず3巻は評価待ちで。 評価 ☆☆★(5) 【今日購入したもの】 スカイワード2 (マサト 真希/電撃文庫) |
___12月5日(日) |
1日から曜日記載がどんどんとずれていっているのに今日気づきました_| ̄|○ こんなことを月数回懲りずに繰り返してますが、気にせずスルーしてもらえると嬉しいです。 読書する時間について。 自分の場合は、平日は電車に乗る時間が2時間弱くらいあるので、主にそこで読んでます。そこで中途半端に残ったもの、それに電車の中で読みにくい系統のコバルトや早く読みたい新刊などは家で読んでいて、それで月40冊ペースですね。 それ以上となるとかなり日常侵食するので厳しめ。更新作業とろいんで、読書時間よりもそっちの負担増えるのがきついです。まあ着実に未読減っていて、ペース上げる必要ないので安心。 【今日読んだ本】 ◆スカイワード (マサト 真希/電撃文庫)【amazon】 師走なので、今年の良作読み残し回収中。これは春の電撃の新人さんの作品です。 あらすじ 舞巫女姫、首府城から脱走!走り出したら止まらない舞巫女姫のナナは、間近に迫った大滑空走祭に自分の生まれた廃都からの出場者がいることを知り、首府城を脱け出した。しかし、廃都の底で出会ったその飛空リュージュ乗り、“中性体”のアケルはひねくれものの皮肉屋で―。謎の“擬人”アムレード、臆病な神官学校生のマリンを加えた四人は笑いといさかいの絶えない共同生活を送る。そして“中性体”であるがゆえの周囲からの蔑視と妨害を乗り越えて、アケルは大滑空走祭への出場を果たせるのか!?期待の新人が贈る感動のファンタジー登場。 なかなかに面白い。空を飛ぶ話というのは、いかに空に魅力を感じさせるかというのが大きなポイントだと思うのですが、この話はその点で優秀。文章はうまくなくても、空の気持ちよさは十分伝わってきて、話の青臭さともマッチして後半の飛行シーンは素晴らしいです。専門知識がなくとも気にならない程度の凝り方もグー。 序中盤もヒロインのナナをはじめキャラクターが書き分けられており、やや期間が短い気がするものの、アケルとナナがお互い感化されていく過程がなかなかよかったです。 ただ、中盤のひどい悪意ぶつけられるところは苦手。これがなきゃ物語は成り立たないんですが、悪意のレベルがあまりにもひどすぎて嫌悪感抱きました。狂ってるならまだしも、普通の人間にこれほどの悪意出させないでほしい。 ところでこれ、続きが出てるってことは当然姫様と高飛車ライバルとの三角関係な話を期待していいんですよね? 楽しみです。 評価 ☆☆☆★(7) |
___12月4日(土) |
読本2、一通り目を通したのでいつものように雑感。 ・ライトノベル大賞設立ですか。ハガキってのはいいけど、これ買ってる層が問題ですね。 ・前回の焼き直しのランキングいらない。 ・対談は概ねどれも微妙。おかゆ成田のはよかったけど大亜門って知らないし(´・ω・`) ・少女ノベル特集は、質量ともに不完全燃焼。中途半端な年表やインタビューいらない。 ・蓬莱革命2!!!!!! ・作家インタビューは前回以上。新鋭インタビューなかなかよかったです。 全体的に前回未満の出来。革命2の原稿ちらっとでも載せただけで十分発刊された価値はありますが。 【今日読んだ本】 ◆薔薇のマリア1 夢追い女王は永遠に眠れ (十文字 青/角川スニーカー文庫)【amazon】 靴の新人さん。「十文字 青」ってなんだか特撮の主人公みたいな名前ですね。 あらすじ サンランド無統治王国の首都エルデン。伝説の王により異界生物が封印された「蓋」の上に築かれた街で繰り広げられる、美しい主人公マリアと、愛すべき仲間たちの物語。全く新しいネオファンタジー、衝撃のスタート! 「薔薇のマリア」ってタイトルでマリアが男なのは詐欺だと思います! 基本的には女主人公の話の方が好きな自分にとっては結構手痛い洗礼。ひどい話です。 で、内容はというと、ウィザードリィを思い起こさせるダンジョン潜り小説。ベニ松のような描写力はないにしても、緊迫感やら仲間との絆やら未知なる敵といったこの手の話に不可欠なネタはどれもツボを抑えており、なかなか面白いです。ジャンルに抵抗がなければまず地雷ということはなさそう。 キャラ立ても登場人物を少数にしぼったことによりしっかりしてます、でもその代償に他パーティなどが全然出て来ないのはちょっと残念。キャラの掛け合いは可もなく不可もなく、時たま笑えるくらいの標準的な出来ですが、メインはダンジョンなのでそんなに気になりません。 ちと気になったのが強さの基準。決してトップクラスの強さではないチームが、このレベルの敵を倒せちゃっていいんだろうか? 敵が強力じゃないと盛り上がりに欠けるとはいえちょっとまずいんじゃないかと。続き出るっぽいしこの先破綻せずにいけるかかなり心配です。世界観にもボロがでてきそう。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 ライトノベル完全読本vol.2 (日経BP) |
___12月3日(金) |
ドラクエのせいで本が読めてません。明日は読本の2も出ることだし未読も崩そう。 【今日購入したもの】 スカイワード (マサト 真希/電撃文庫) |
___12月2日(木) |
【今日読んだ本】 ◆青空のように君は笑う〜僕らが起こしたちょっとした奇跡〜 (小池 雪/コバルト文庫)【amazon】 今月のコバルトの新人さん。あらすじ見ただけで購入決定したわけですが、タイトルとあらすじのギャップが激しくて、何が出てくるか戦々恐々です。 あらすじ 絶体絶命のピンチにスーパー女子高生降臨!? 岡町環はお嬢様高校の優等生。留学の夢を果たすべくバイトを始めたのだが…。なぜ私が賄いを! なぜ私がリヤカーを! なぜパンダの着ぐるみを!…と大混乱!? 猛烈娘の笑いと涙の青春物語。 なんだかとっても変な、町工場の建て直し物語。 とりあえず、一人称ということを差し引いても文章はうまいとは言いがたく、特に前半は主人公の思考が脈絡なく飛んだりするため、話がぶつ切れになっている印象を受けました。また、ギャグと真面目の中間の不条理路線を突っ走っているため、所々で主人公の行動が暴走しすぎに思えます。周りの大人完全無視で買収話進めるなって。この辺もうちょっとなんとかならなかったのかなぁ。 かなりの人はここまでで「地雷」認定しそう(自分も最初数十ページで認定しかけました)ですが、もちろん光る点もあります。それは怪しさ。お嬢様という設定をほとんど無視してはっちゃけまくる主人公の行動は奇奇怪怪、周りに常識人が存在しないために建て直しはまともじゃない方向に進みまくるわけです。それを「面白い」と思えれば、マッチョやスケコマシといった個性豊かなキャラと時たま感情過多になる主人公が織りなす、どこかアンバランスな青春物語としてなかなかに楽しめます。 ……あまり誉めてない気がします。でも、少なくとも先月の「クラウディア」あたりよりは数段楽しかったのは事実なのでこの評価。次も出たら買い。 評価 ☆☆☆(6) |
___12月1日(水) |
11月終了。 読了……42冊 購入……41冊 未読50冊前後で拮抗中。今年もあと一ヶ月、できるだけ減らしたいものです。 【今日読んだ本】 ◆されど罪人は竜と踊る3 災厄の一日 (浅井 ラボ/角川スニーカー文庫)【amazon】 毒舌+化学アクション小説「されど」、シリーズ初の短編集。 あらすじ 寂れた街角で、せこい結婚詐欺師を捕まえるなんて仕事をしていると、人生に軽く絶望してくる。その上、裏社会の面倒事に巻き込まれるとは、なかなか最低だ。生活費のために仕事をしているだけなのに、なぜ俺の回りには超弩級の変人か回避不可能な災難ばかり寄ってくるんだ!「竜」すら倒す攻性咒式士でありながら、常にロクでもない事件に巻き込まれ続けるガユスとギギナ。二人に訪れる災厄の日々をつづるテクノマジック第3弾。 短編集ということで、日常や番外編といったサイドストーリー的な話が中心。化学式がごちゃごちゃした戦闘が少なく、話に毒も含まれていなくて、長編からアクを取り去ったような感じですね。もうちょっと濃い方が好みですが、メイン2人の毒舌は健在なので毒舌スキーには十分楽しめました。「禁じられた数字」の毒々しさが素敵。 評価 ☆☆☆★(7) 【今日購入したもの】 薔薇のマリア1 夢追い女王は永遠に眠れ (十文字 青/角川スニーカー文庫) 青空のように君は笑う〜僕らが起こしたちょっとした奇跡〜 (小池 雪/コバルト文庫) 靴とコバルトの新人さんゲット。 |