ラストスパート前の最後の一休みといった感じで、物凄く久々に一息つけました。 そういう印象を受けたのは大きな動きがなかったのもありますが、場面が二極化したのが 大きそう。ここ数話はあちこち目が離せませんでしたし。 で、二極化したうち、まずは錆丸方面。ようやく合流して、錆丸成長したんだなー凄い なーと改めて感じる一方で、ほぼ変わりない3人の関係に和みました。砂鉄に対する錆丸 の脅迫が、変わらぬものと成長を両方感じさせて、しかも笑えて素敵。 錆丸を楽しんだ傍らで、ユースタスはまずい方向にいってるなあ。砂鉄の甲斐性なし! というのは酷ですね、後ろ向きになって避けてるのはユースタスですし。でも砂鉄には、 悩みを見抜いて今まで以上のヒーローっぷりを見せてほしいです、錆丸のナイスアドバ イスを活かすんだ! 笑わせてくれたのは夏草。相変わらず本好きすぎです、「夏草さんが本当に気絶しちゃ う」って。本筋と関わりあるとはいえ、ここまで本の虫設定をいじってくるとは。 いやーほんと爆笑しました。 三月は、そりゃ怒りますよねその発言には。そして錆丸に救われてるなあ。このまま ずっと錆丸と家族でいれますよう。 錆丸サイドは一旦このくらいにして、金星サイド。子供っぽさは見せていましたが、完全 に子供だったんですねー。これまでに納得、綿雲はそういう経緯でしたか。マリアが いい子すぎる。 錆丸の弱点は、多分どこかに伏線あるんですよね、完全に見落としor忘れてますが……。 弱点があるというのも怖いし、彗星の思考もちょっと怖い。彗星が聞き出した後、錆丸の 敵に回る可能性はあるんですよね、ユースタス関連で。いずれにせよ大事な要素ですし、 明かされる前に1度再読して探したいです。 そういえばユースタスの力はカメラ越しにも聞いてるんですね。金星が力の源だから 当然といえば当然ですか。しかしこれだと、彗星が知るのがどんどん先延ばし……。 延びれば延びるほど、知ったときが怖いです。 そしてラストのアレ。そんな誤解ですかー! ウェルカメラになんでマイクつけなかった んですかー! こんなに錆丸は金星のこと思ってるのに、届かないのはお互い辛い。 綿雲と今回の件から、殿下あたり金星嫉妬説に気づいてくれませんかねえ。気づいても、 どうやって愛を伝えればいいかがまた難しいですが。 このラストで、また次から怒涛の展開でしょうか、次も楽しみです。その前に5巻書き下 ろしですね。 ところで、前話あたりからクライマックスを意識した文字がありますが、7巻構成ってこ とはないですよね? 今回出てこなかった人たちも大勢いるし、あと3話で終わる気しな いので、8巻か9巻構成でありますように。