三月ー!  どのパートもドキドキさせられて面白さが止まらないんですが、中でも今回一番心にきた のは錆丸パートでした。4巻の書き下ろしを踏まえてこうくるとは。密度が一段と濃くて 見所ばかりでしたが、感想を書くならば、最後の3人がとても好きだ、というところに 尽きると思います。三月が安らげそうでよかった。錆丸すごい。 しかし夏草さん、その場面で未読切れたらってあなた! いや大事ですけどね、あの人 とかあの人とか何冊も持ち歩いてますしね。私事をいえば、最近は携帯でオンライン小説 が読めるので怖くないという。閑話休題。 砂鉄パートは、砂鉄かっこよすぎるでしょう。出番少なめでもこれだけで十分。砂鉄は 胸キュンのツボを押さえすぎだと思います。ユースタスは思いつめて変な動きしそうな ので、ちゃんと砂鉄が繋ぎ止めますように。 あとは殿下、月長石のときの姿を見て無敵な人かと思ったら、そんなことなかったようで。 「会いたい」から真摯さが伝わってきてよかった。宣戦の言葉にはしびれました、今まで で一番かっこいい殿下。 分からないことがたくさんある中、世界語については明らかに。分裂していくくだりが 面白かったです。世界語ができて余計に、っていうのは残酷。 金星は昔は協力したけど、今は違う、というのが素直なとらえ方、なのかなあ。でも、 今の金星見てるとそういった目的には思えないんですよね。思考が人間離れしてて予想 できない。最後の子供っぽさが怖いですよ! おまけに彗星も怖いです、娼婦見ただけでこの反応はまずいまずい。ウェルカメラしか ないなら仲睦まじい様子は映ってないと思うんですが、3巻パラパラしたら、恋する乙女 なら察してもおかしくない。そもそもウェルの動きはいまいち分からないので、どこかで 「ウェルは見た!」みたいなのがあってもおかしくない。金星的には恋するユースタス に手出すわけはないですけど、察した彗星がどうなるか……怖い。 また三ヶ月待ちが遠いです、3巻や4巻の引きと比べればマシとはいえ。