8月29日(火) |
いつもご覧いただきありがとうございます。少し先になりますが、サイトを移転する予定なので前もってご連絡です。 移転の理由は単純でして、あと1ヶ月ほどでこのドメイン消滅するからです。1月には告知されてたそうです、おかしいな、今日気づきました……。 まだ閉鎖する気はないので、これから移転先探します。こんなロートルサイト、どう移転しようか……。移転したら、こことTwitterのURLには書きますので。 ちなみに、ウィザブレ完結の感想書くまでは少なくとも続けたいと思ってます。何年後だろう。目標は高く! |
8月19日(金) |
<最近読んだ本> ◆ (仮)花嫁のやんごとなき事情 〜結婚できたら大団円!〜 (夕鷺 かのう/ビーズログ文庫) 【amazon】 最高のハッピーエンドでした! 仮花嫁シリーズ最終巻は、最後までフェルとクロウそれぞれのらしさ全開でした。 冒頭、まさかのイグレックでまず驚き。あとがき読んでとても納得しました、フェルやクロウの魅力を120%描いている良いコミカライズでしたものね。 そして時間が大きく飛んで二度驚き。元の生活に戻ったフェルは、活き活きとしているし選んだ仕事にもなるほどと思いましたが、無理している感も出ていて、どうなるのか少し心配になりました。 そんな心配も旦那様視点に入るまで。回想での見事な振られっぷりとそれでも諦めない精神力、さすが我らの旦那様! 猛烈な口説き文句に匂い交換にとトキメキが詰め込まれていて、ここのクロウとても格好いい。なのに振られる、なのに折れない。凄いヒーローです。 その後の兄弟勢揃いでの総スカンを見て、どう見てもハッピーエンド以外ありえないことを再確認。兄弟にずらして送付する手際の良さに笑いました、そんなところまで有能さ出さなくても。ヨミの仕打ちがGJでした、振られっぷり見ると理不尽ですが! そしてようやく素直になれた兄上を見てまた嬉しい気持ちに。良かったねミゼ。 再会は甘い甘い。クロウが壊れてますけど、それだけ我慢してたなら仕方ない。こんなに想っているのに、ここで匂いがしなかったら諦めるつもりだったなんて、なんという覚悟。フェルのもったいない精神を愛が上回ってくれて良かった。 フェルの悩みはちょっと盲点でした、外部から見るとその関係がそう見えるんですね。クロウが真っ直ぐに心をほぐしてくれたのにホッとしたし、何よりガウェイン先生との親子の絆がよかった。クロウとガウェインのやり取り、照れ隠しが! 出会いの一触即発のところからここまできたんだなとしみじみ。 決戦はなんといってもそろばん、さすがフェル。そろばんでの戦いは他にトルネコしか知らないですよ。イラストの二刀流も格好良かった。イラスト、1巻から最終巻までどのフェルも活き活きして魅力的でした。 そして格好良く決めて墓穴を掘るまでがフェルですね。そこをきっちり逃さず攻めるクロウはさすが。ここでめでたしめでたし、かと思いきやもう1回振るとは! さすがにクロウかわいそうになりましたね一瞬、こんなの普通の人間なら心折れる。でも振った直後には藪蛇コースなのは見えてました、ここまで想いがはっきりしていたらクロウが諦めるわけがない。そこからは最高に愉快! こんなお膳立て、きっと裏では各所への根回しを全力でやっているんです。ここまでしなくても他の手がありそうなのに、フェルが心から頷けるように最高の形でのプロポーズ。良かった! 最後はこのシリーズらしく神誓での締め。神誓にしろ匂いにしろ、1巻から積み重ねて関係を築いてきたことをはっきり感じさせられますし、ロマンチックで良かったなあ。しかし、ここで先に言えないんですねクロウは。肝心なところをフェルに持ってかれつつ自分の想いも果たすあたり、最後までこの2人らしかったです。お幸せに!!! 一瞬ビクッとする最後のあれは、某乙女ゲーやビーンズ文庫の某作で経験済です、そう何度もやられませんよ! 短編集で未来を読めますよね、こちらも楽しみ。 1巻から最後までずっと面白くて、ほんと良いシリーズでした、あと1冊で終わってしまうのが寂しい。そして、さすがに遠いしなあと思ってスルーするつもりだった週末の名古屋行きを勢いで決めました。申し込んだ後に書き下ろしの存在が分かって、とても楽しみ。 評価 ☆☆☆☆★(9) |