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___1月31日(月)


【今日読んだ本】

バッテリー (あさの あつこ/角川文庫)amazon


《あらすじ》
「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。―関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ」中学入学を目前に控えた春休み、岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、それゆえ時に冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。巧に対し、豪はミットを構え本気の野球を申し出るが―。『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の文庫化。


最近平積みされているのをよく見かけるので買ってみた野球小説。面白いんだけれど主人公を好きになれないなあこれは。数ページに1回は、なんでこんな肩肘はってるのかと思ってしまう。もちろんこれは、そんな性格をしている巧が家族や仲間と折りあえず衝突して衝突して衝突して何かをつかみとる話であり、その様子はとてもよく描けているし逆にあっさり和解でもされたら凡作となりはてるわけですが、それでも好きになれないものはなれないわけで。まあ先が気になるので続きもすぐ読みます。


評価 ☆☆☆(6)



【昨日購入したもの】

ジョッキー (松樹 剛史/集英社文庫)
ブラック・ベルベット 神に見棄てられた土地と黒き聖女 (須賀 しのぶ/コバルト文庫)
バッテリーU (あさの あつこ/角川文庫)
バッテリーV (あさの あつこ/角川文庫)




___1月30日(日)


【今日読んだ本】

ラビュリントスの王子 暁の双迷宮 (藍田 真央/角川ビーンズ文庫)amazon


《あらすじ》
傭兵団をひきいる若きリーダー・テオは、ある日記憶を失った美しい少年を拾う。エオスと仮の名を与えられた少年は、なぜか追っ手に追われていた。しかも、彼はどうやらスファルタの双子の王子の、片割れらしく――!?


前作で良質の恋愛ファンタジーを読ませてくれた藍田さんの新刊。ビーンズの新刊はノーチェックだったので、昨日行った書店で平積みの中に著者名を発見して、小躍りしつつ購入しました。

で、今日いつものようにあとがきから読み始めました。「今回、初めての男主人公!」とのこと。ふむ、今回は男視点からですか。
次に、ちょっと嫌な予感がしたので、表紙を見てみました。男ばかり3人いました_| ̄|○ 買う時著者名しか見てなかったですよ……。
それでも一縷の望みを持って、登場人物紹介のページを開きました。男しかいませんでした_| ̄|○ この著者の作品でまさかこんな目にあうとは。・゚・(ノД`)・゚・。
まあ、男だけといってもそんなBL臭くはないし、多少人物関係を詰め込みすぎな感はあるもののアイオーニアの時のように描写短すぎということはなく。ラストがショボーン(結局何も心変わりせずに死に逃亡)なことを除けば、兄弟の絆を描いた話として普通に読める出来。エオスが王としての自覚を持つまでの流れなんかはベタだけどよかったです。

でも、是非とも次回作では男女恋愛モノをお願いします(´・ω・`)


評価 ☆☆☆(6)



【昨日購入したもの】

ラビュリントスの王子 暁の双迷宮 (藍田 真央/角川ビーンズ文庫)
バッテリー1 (あさの あつこ/角川文庫)




___1月28日(金)


【今日読んだ本】

ブルーハイドレード 〜転移〜 (海原 零/集英社スーパーダッシュ文庫)amazon


《あらすじ》
故国から追われる身となったソリカたち9人の仕官候補生。窮地を生き延びたものの、彼女らの潜水艦デッカートは旧式で着替えも情報もなく、食料もつきてしまう。彼女達は、無謀にも要塞に隠された最新戦艦の奪取を計画するが……。深海、絶対の闇の中! 無数の魚雷が彼女らに襲いかかる! 少女と少年、わずか9人の叛乱軍は生き延びることができるのか!? 激闘ヒート・アップの第2弾!!


うん、やっぱり面白い。群像劇の割には描写が一部キャラに集中していてマクベスなんかほんと影薄いんだけれど、どうやら長期シリーズになりそうで、最終的には全キャラきちんと描かれそうなので問題なし。昨日読み返していたおかげでキャラの把握にも困らなかったし、後半の潜水艦戦は緻密で熱い。
個別キャラでは、目的が見えてきたエスニクなんかすごく好きになったんですが、今巻はなんといってもトパーズに尽きます。この子容赦なさすぎ怖すぎ。情を切り捨てているというよりはじめから持ってないような描かれ方で、小悪魔どころじゃ済まない恐ろしさ。今後どうなるんだろう、グーミーあたりが歯止めになるのかな。ジルのソリカへの感情の変化に期待。


評価 ☆☆☆☆(8)




___1月27日(木)

ハイドレの新刊を読もうとカバンに入れておいたつもりが、いざ出してみると1巻だった(´・ω・`)
ライトノベルデータブックを地元で探すも売ってなかった(´・ω・`)
どうもついてない日でした。


モノグラフより、ブックオフについて、なかなか面白いです。確かにブックオフは学参弱いんですよね。書き込みを気にしない普通の古本屋だと結構揃っているんですが。
町田のブックオフは時々買い出しにいきますが、ここは確かにすごい。品揃えがいいのは当然として、定価に関わらず新書小説が一律250円なのは鬼すぎ。こんなことやってるブックオフはここ以外見たことありません。一時期は少女小説ALL20円というとんでもないこともやってましたし。まあ、この規模でも「コンビネーション」は一回も目撃したことありませんが_| ̄|○




___1月26日(水)


【今日読んだ本】

ぴよぴよキングダム2 (木村 航/MF文庫J)amazon


《あらすじ》
「ストーップ! その結婚、ちょおっと待ったぁーッ!」 ピックルとチュルリラの『聖婚の儀』(なんと全世界へ実況中継されるそうな)がいよいよ始まろうとしていたそのとき! まばゆい光に包まれ、ブラ麿と(なぜか)市ヶ谷珠理がピックルと森山拓たちの目の前に現れた。 先に行われた『恋の儀式』に対しブラ麿ことブランクが異議を申し立て、なんとそれが受理されたのだという。そしてピッチパッチの監察官〈アバリス〉は珠理と融合し、監察官・珠理リスとして『恋の儀式』の査察を宣言した! はてさて、この騒動の結末は如何に!? 大好評ファンタジック学園SF、第二弾!


ぴよぴよの2巻は、一言で言えば変。すごく変。1巻と違いあかり視点と拓視点の入れ替わりが激しく、途中まで物語の方向性が見えてこないこともあって、地に足がつかない微妙な雰囲気で話が進む。で、ようやく見えてきたと思ったら、今度は強烈な文体チェンジ、あかり視点の文体を強烈に煮詰めたような文章。とにかく勢いが半端じゃない。前半のもやもやしたものを全て吹き飛ばしてくれます。キャプテンジュリアーノすげー。賛否両論あるだろうけど自分は気にいりました。しかし、ブラ麿影薄いなあ。あかりの暴走が魅力の話なんでどうでもいいんですがね。


評価 ☆☆☆★(7)




マリア ブランデンブルクの真珠 (榛名 しおり/講談社X文庫ホワイトハート)amazon


《あらすじ》
17世紀半ば、現在のドイツ地方は、300の国家が割拠(かっきょ)した。その1つハルバーシュタット公国は、若き選定侯(せんていこう)率いるブランデンブルクに、まさに落ちようとしている。令嬢の身代わりとして城に残った、宰相の娘マリアは、その夜、父を処刑した選定侯に14歳の体を奪われる。戦乱のヨーロッパを舞台に、愛と生きる道を必死に探る少女。息もつかせぬロマンス。第3回ホワイトハート大賞・佳作受賞。


榛名さんのデビュー作は、あまり知名度が高くない(少なくとも自分は全然知りません)時代を舞台にした歴史ロマンス。
なんだか、主人公を普通の女性にして恋愛色を濃くした女神伝やや劣化バージョンみたいな感じ。前半は、選定侯との絆が深まっていく過程が両者の視点からうまく書かれている恋愛物語。孤独を心の奥底に常に抱いている選定侯の描写がいい感じ。
なのに、中盤マリアが波乱万丈な運命を辿るようになってからがおかしい。前半の印象が強すぎて父の想いや母の想いが霞んでるし、ラストの急展開にはポカーン。選定侯一本に軸絞って書いた方がよかったんじゃないかなぁこれは。恋愛部分はよかっただけに残念。


評価 ☆☆☆(6)




___1月25日(火)


【今日読んだ本】

となり町戦争 (三崎 亜記/集英社)amazon


《あらすじ》
ある日、町の広報紙に「となり町との戦争のお知らせ」が。日を追うごとに増えていく戦死者の数。やがて「敵地視察」を任ぜられた僕。実感を持てないまま戦争に巻き込まれていく…。「見えない戦争の見えない死者」に、僕は祈ることができるのか。


ちょっと頼まれたので、ハードカバーの新人に特攻。タイトルはなかなかそそるし、ライトノベルっぽいという感想も見かけたので結構安心しての特攻だったんですが、……全くエンターテイメントじゃないよ文学だよ_| ̄|○ いや、文学賞に何を期待しているって言われたらそれまでなんですが。
というわけで文学の読み方で読んでみましたが、どうも面白くない。現実感のない戦争自体はよく表現されてて上手いんだけれど、「僕」がその戦争に対して感じる違和感が弱すぎる気が。これって戦争の概念が違う世界に主人公が放り込まれた異世界モノな訳で、主人公はもっととまどったり抵抗するべきで、流されちゃ駄目だと思うのですが。やっぱ文学向いてなあ自分。


評価 ☆☆(4)



【今日購入したもの】

ブルーハイドレード 〜転移〜 (海原 零/集英社スーパーダッシュ文庫)




___1月24日(月)


【今日読んだ本】

象られた力 (飛 浩隆/ハヤカワ文庫JA)amazon


《あらすじ》
惑星“百合洋”が謎の消失を遂げてから1年、近傍の惑星“シジック”のイコノグラファー、クドウ円は、百合洋の言語体系に秘められた“見えない図形”の解明を依頼される。だがそれは、世界認識を介した恐るべき災厄の先触れにすぎなかった……異星社会を舞台に“かたち”と“ちから”の相克を描いた表題作、双子の天才ピアニストをめぐる生と死の二重奏の物語「デュオ」ほか、初期中篇の完全改稿版全4篇を収めた傑作集。


久々のハードSFは飛浩隆の短編集。全て10年以上前の作品の改稿らしいのですが、書かれた時期がばらついているのが原因なのか、やけに玉石混淆。
まず、最初に掲載されている「デュオ」が凄いのは確か。文章で音楽のイメージがこれほど鮮烈に喚起されたのは初めての経験だし、話の引っくり返し方にも意表を突かれました。が、その後の二編は普通によく出来たSFだけれど刺激されるところがなく、最後の表題作に至っては「百合洋」の図形のイメージがさっぱり沸いてこず。おまけにボリューム多いから読むのが苦痛。落とし所も好きになれないし、これだけとると地雷。デュオとこれで相殺してそこそこな短編集ってところ。


評価 ☆☆☆(6)



【今日購入したもの】

ぴよぴよキングダム2 (木村 航/MF文庫J)




___1月23日(日)


【今日読んだ本】

フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン (賀東 招二/富士見ファンタジア文庫)amazon


《あらすじ》
「もう無理だと思うよ」その言葉が、まるで呪文であったかのように、宗介の周りのすべてが変わり始めた。宗介の警護をかいくぐり、かなめの部屋に現れたレナード。彼は、かなめを<アマルガム>へと誘い、<ミスリル>全面攻撃を告げた。そして―予告は現実となる。その日、磐石と思えた<ミスリル>が、宗介とかなめの九ヶ月間を見守った街並みが、<アマルガム>の猛攻に震えた。「彼女は、絶対に守る」絶望的な戦いの中、宗介はただひとり死闘へと向かう!


フルメタの最新刊、前巻読んだ時点で一旦は切ったのですが、これの評判があまりにもいいために復帰。なるほど、これは評判になるだけある。いずれ訪れると分かっていた崩壊に必死に抵抗する宗介の姿がただただ熱い。一度どん底に突き落とすってのは結構ベタだけれど、ガチにやれば面白いからベタなのです。
ぶっちゃけカリーニンとクルーゾーを混同してしまうほどの忘れっぷりで、レナードがどういう人かよく覚えていなかったりするんですが、そんな自分でもデダナン、学校両サイドとも十分に燃えれました。なかなか長編でなかったのは、これの前に短編全部終わらせておきたかったってことなのかな。行末を見届けたいので最後までつきあうことに決定。


評価 ☆☆☆★(7)




___1月22日(土)

20000Hit超えました。ありがとうございます。



【今日読んだ本】

Alice (川崎 康宏/電撃文庫)amazon


《あらすじ》
メビウスチルドレンと呼ばれる特殊能力を持ち、超人的な戦闘能力から狂犬と恐れられる少女アリス。しかし彼女は一人の女子高生として、大学進学を目指し、また学費と生活費を稼ぐために、ちんけな探偵事務所でアルバイトをしていた。いつものように、迷い猫を探していたアリス。しかしその猫が大手ハイテク企業の重要機密で……。シュールなギャグ満載のアクションコメディ。


なるほど、クマだ。クマークマー。イラストページからクマのインパクトがあまりにもありすぎて、主役が食われてるのがあれですが。それこそクマをとったら何も残らないくらい。基本はバトルやカーチェイス満載のアクションなのであんま好みではないのですが、ハードボイルドな「銃と魔法」のノリよりはこちらの方が好き。クマのおかげですが。


評価 ☆☆★(5)




ゼロの使い魔3 (ヤマグチ ノボル/MF文庫J)amazon


《あらすじ》
異世界・ハルケギニアに使い魔として「召喚」されてしまった才人。可愛いけれど魔法の才能はゼロのご主人様・ルイズとともに、アンリエッタ王女から頼まれた任務を無事果たした。ルイズは自分を守るために戦ってくれた才人を意識しはじめ、着替えや洗濯を自分でやったりして、ちょっぴり優しく接するようになる。だが、才人は急に変わったルイズの態度に「嫌われて警戒されてる……」と勘違いして卑屈になってしまい、全然かみ合わない毎日が続いていた。そんな折、ルイズはアンリエッタの結婚式の巫女役を仰せつかる。巫女は『始祖の祈祷書』を持って詔をとなえるのが役目で、ルイズは学院長から『始祖の祈祷書』を預かるが……。


3日連続でゼロ。ルイズかわいいよルイズ。2巻と違って今回は女男女の三角(四角)関係、ツンデレの魅力がフルに発揮される環境です。嫉妬しつつ自分の気持ちをもてあますルイズ、素晴らしいですねこれ。これでサイトが節操なしじゃなかったらもっといいんだけれどなぁ。ふらふらしまくる主人公は嫌いです。物語も動き出しているけど、この作品の場合キャラが主体なのであまり言うことはないかな。でも、後半の零戦VS竜騎士なんかはなかなかかっこよくてよかったです。


評価 ☆☆☆★(7)




___1月21日(金)


【今日読んだ本】

SAKURA-ment〜真夏の桜に約束を〜 (和井 契/富士見ファンタジア文庫)amazon


《あらすじ》
「な…」少年は息を飲んだ。目の前には、人の背丈ほどある楕円形のカプセル。薄い緑色の液体で満たされ、底部から気泡が湧きあがっている。その中に一人の少女がたゆっていた…。高校生の雅人は、夏の間、オカルト研究員の叔母からホムンクルス―人造生命の少女を預かることになる。小学生くらいの背格好の少女に、雅人はサクラと名付け、一緒に暮らし始める。二人での生活にも慣れたある日、雅人が目を覚ますとサクラの姿がない。かわりに布団には、中学生くらいの少女がいて…。奇跡のような日々は、雅人の忘れていた、ある過去を呼び覚ます。永遠に続くかに見えた夏の結末とは―。センチメンタル・ファンタジー!


今日も富士見の新人さん。ふむ、これは確かにいい話。いい話なんだけれど心に残るものがないのはなんでなんだろう。序盤の主人公の描写が少なくてうわべの人物像しかつかめなかったり、双子をいまいち活かしきれていなかったりと些細な不満はあるものの、それは大した問題ではなく、直球勝負な話は好みなはずなのですが、さっぱり感情移入できない。ヒロインのキャラが悪いのか、ありがちに見える物語が悪いのか、微妙にテンポのよくない文章が悪いのか。多分全部の要素がちょっとずつ影響してるんだろうなぁ。世間の評価はまずまずみたいなので、自分にはあわなかったみたいです。


評価 ☆☆(4)




ゼロの使い魔2 (ヤマグチ ノボル/MF文庫J)amazon


《あらすじ》
パーティーでルイズとの距離が縮まった気がした才人だったが、ルイズは相変わらず才人を下僕扱い。納得いかない才人は、ルイズとケンカばかり。そんなある日、トリステインの王女アンリエッタが、ルイズたちに願い事を持ちかけてきた。かつて恋仲だったアルビオンの皇太子から、交わしたラブレターを返してもらいたいというのだ。その手紙は決して他人に見られてはならないものらしい。引き受けた才人たちは、護衛のワルド子爵とともに出かけることになるが、このワルドって、なんとルイズの婚約者とか――!?


これを読んで、ツンデレキャラというのは男女男の三角関係には向かないのかなと思いました。というのも、ツンデレの関係はヒロインが主人公のことを気にかけてこそ成り立つのであり、他の相手にヒロインの関心が移ると、その分ツンデレ度が減退してしまうのですよ。女男女の三角関係ならば、嫉妬や対抗心などで逆にツンデレ度がアップしていいんですが。というわけでルイズがいまいちな分、前巻より評価ダウン。犬はちょっと引きましたし。3巻は評判いいので改めて期待。


評価 ☆☆☆(6)




___1月20日(木)

どうやら今日で一周年みたいです。正直こんなに続くとは思ってませんでした。気づいたのが昨日なため、リニューアルや企画など何もないですが、これからもマイペースで続けていくのでよろしくお願いします。



【今日読んだ本】

ムーンスペル!! (尼野 ゆたか/富士見ファンタジア文庫)amazon


《あらすじ》
国家試験5年連続不合格のオチコボレ詠唱士クラウス。傷心で帰宅途中、彼は行き倒れの美少女を見つける。人のいいクラウスはエルリーと名乗る彼女の面倒を見ることになるのだが。しかし、彼女の正体はなんと――。


今日は富士見の新人さん。富士見受賞作につきものの、あのいらない解説が今回なんと1ページ、そのこと自体は喜ばしいものの、ほんとに売りたかったらうまく編集して数ページ書くよなあと思いつつ手をつけたところ、やっぱり微妙。
まず、ファンタジー部分に関しては、設定・物語ともに魅力を感じず。魔法を主に扱う割には魔法体系の書きこみがたりない気がするし、序章の思わせぶりなシーンの割にスケールが小さく、中盤まで敵がほとんど出てこなくてバランスも悪い。さらに終盤のご都合主義もひどい。(ネタバレ反転)落ちこぼれが突然すごい詠唱のイメージひらめいて、土壇場で大した脈絡もなく魔法が完成するってのはちょっと……。(ここまで)
と、ファンタジーとしてはぼろぼろですが、パッとしない男のハーレム物として読むとそれなりに楽しめます。イルミラなんか定型だけどなかなかのツンデレでよろしい。でもヒロインのエルリーは出会ってから速攻デレに入るのでそこらへんは物足りない。
まあ、文章は読みやすいしラブコメでも書けば化けそうな気もするので、別シリーズ出たら買ってみます。


評価 ☆☆★(5)




ゼロの使い魔 (ヤマグチ ノボル/MF文庫J)amazon


《あらすじ》
「あんた誰?」―才人が目を覚ますと、可愛い女の子が才人を覗きこんでいた。見回すとあたりは見知らぬ場所で、魔法使いみたいな格好をしたやつらが、才人と女の子を取り囲んでいた。その女の子・ルイズが才人を使い魔として別の世界へ「召喚」したらしい。訳がわからず面くらう才人に、ルイズは契約だと言って、いきなりキスしてきた。俺のファーストキス!と怒る間もなく、手の甲にヘンな文字が浮かび、才人は使い魔にされてしまう。仕方なく、ルイズとともに暮らしながら、元の世界に戻る方法を探すことにした才人だが…。才人の使い魔生活コメディ。


ラ板大賞での3巻の好評っぷり見て購入したんですが、これはいいツンデレですね。全編にわたるルイズのツンツンっぷりが素晴らしい。ちょっとデレが不足気味だけれど、明らかに次巻以降増えてくれそうなので無問題。ややぬるめの奇をてらわない王道物語がキャラの良さを最大限に引き出してます。続きも購入決定。


評価 ☆☆☆★(7)



【今日購入したもの】

ゼロの使い魔2 (ヤマグチ ノボル/MF文庫J)
ゼロの使い魔3 (ヤマグチ ノボル/MF文庫J)




___1月19日(水)


【今日読んだ本】

カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記 (橘 柑子/ファミ通文庫)amazon


《あらすじ》
闇の森のほとりの《緑竜亭》。看板娘のリュンは、闇の森の住人相手に今日もてんてこまい。そんなある日、麗しき騎士様が訪れ、愛しの姫の呪いを解いてくれというのだが……。第6回優秀賞受賞のコミカル・ファンタジー!


富士見はいまいち気がのらないので、昨日に引き続きファミ通の新人さん、これもタイトル見て購入決定。あとがきの(爆)2発を見て、結構な不安を抱きつつ読み始めたところ、意外なことに当たり。正直ストーリーは特筆する点もないのですが、主人公リュンの一人称で進むテキストが非常に軽快。暴れる客は問答無用で張り倒す、だからといってリナインバースのように凶悪ではなく、快活で常識もわきまえている「戦う看板娘」、かっこいい彼女の魅力もプラスして、文章だけで十分楽しめます。また、まわりを囲むサブキャラクター達もなかなかに味がある。ブラックの純情っぷりいいなぁ。かなり気にいったのと次巻への期待込みで、ちと甘めですがこの評価。


評価 ☆☆☆☆(8)




___1月18日(火)


【今日読んだ本】

渚のロブスター少女 (あきさか あさひ/ファミ通文庫) 【amazonにはまだない】


《あらすじ》
海老原みおは中学二年。そんな彼女を兄の真太郎は自分の製作した海難救助用スーツを着させ、正義の味方ロブスター・エンジェルとして活躍させる――かなづちなのに……。第6回えんため大賞 優秀賞受賞のほんわかストーリー。


ファミ通の新人さん、タイトルに惹かれてあらすじも読まずに購入。キワモノかと思って読み始めたら全然そんなことはなく、最近だと「世界最大のこびと」あたりと同様のほんわか系でした。悪人の全く出てこない世界で少女がちょっとだけ勇気をだす物語、少しだけアクションもあるけれど基本はまったり、文章もそこそこ読みやすい。ところどころで出てくるスクール水着や貧乳ネタは若干雰囲気にあっていないもののこれはご愛嬌。ラスト付近のご都合主義も、最初はこりゃあかんだろと思ったんですが、その後の暖かさでこの話ならまあこれでもいいかと思わされました。まったり好きな人にお勧め。


評価 ☆☆☆(6)



【今日購入したもの】

となり町戦争 (三崎 亜記/集英社)
Alice (川崎 康宏/電撃文庫)
ゼロの使い魔 (ヤマグチ ノボル/MF文庫J)
ムーンスペル!! (尼野 ゆたか/富士見ファンタジア文庫)
SAKURA-ment〜真夏の桜に約束を〜 (和井 契/富士見ファンタジア文庫)
フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン (賀東 招二/富士見ファンタジア文庫)
カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記 (橘 柑子/ファミ通文庫)
渚のロブスター少女 (あきさか あさひ/ファミ通文庫)
ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず(上) (塩野 七生/新潮文庫)

ようやく下半期作品見つかったところに新人ラッシュ(´・ω・`) やばそうな2冊を除いて捕獲。




___1月17日(月)

朝でも開いている本屋に下半期発売の本を探しに行ったものの見つからず、帰りに寄ったアニメイトでも見つからず(´・ω・`) Aliceもゼロ1巻もフルメタ最新刊も売ってないアニメイトなんてぶっちゃけありえない。しょうがないので今日は女王陛下の薔薇を再読。やっぱり名作だ。



【今日購入したもの】

象られた力 (飛 浩隆/ハヤカワ文庫JA)




___1月16日(日)

半年に一度の2chライトノベル大賞、今期も始まりました。相変わらず速攻投票しているすごい人もいるみたいですが、うちは読み残し数冊読んでから投票します。「象られた力」あたりは抑えておかねば。あとクマが気になるので「Alice」も読もう。



【今日読んだ本】

黄金拍車2 異次元騎士カズマ (王領寺 静/角川スニーカー文庫)amazon


《あらすじ》
なにがなんだか、わからないうちに、突然、紅毛碧眼いりみだれる、中世三銃士のような血なまぐさい世界にとびこんでしまったオレ、桂木カズマ。憧れのエトワール姫が率いる〈星の騎士団〉に加わったオレ。だけど、今度も納得できないんだよナ。神が定めた黒い瞳と青い髪の持主が、乱れた国を救うと言う〈伝説の勇者〉に突然、したてられたんだから、オレって演技力ペケだし、どうしよう。これって、ほとんどカタリの世界。もう、ゆるせない。


現実→異世界モノのジュブナイルの第2巻。前巻に比べると、カズマのとまどいも成長も少なく、その分やや見劣りするけれど、上のあらすじにも見てとれるような一人称文体による生々しさは健在。少年のための物語はあまり好きじゃないのですが、ここまでガチにやられると新鮮で楽しめます。ただ、主人公の作者呼びかけは気にいらないのでやめてほしいところ。


評価 ☆☆☆(6)