___1月16日(月) |
【今日読んだ本】 ◆ 灼眼のシャナ6 (高橋 弥七郎/電撃文庫) 【amazon】 灼眼のシャナ7 (高橋 弥七郎/電撃文庫) 【amazon】 《あらすじ》 人との交わりを知らずに生きてきたシャナ。 彼女は、一人の少年と出会い、今までにはない不思議な感情に芽生えた。人との交わりに自信が持てない吉田一美。 彼女は、一人の少年と出会い、心にちいさな安らぎを覚えた。二人の想いが交錯する中、少年・坂井悠二は、何を思うのか――?「調律師」と呼ばれるフレイムヘイズが彼らの前に現れるとき、すべてが動き出す。奇才・高橋弥七郎が放つ学園ストーリー! 急ペースでアニメが進行している「シャナ」、急展開の6,7巻。 今までもそれなりに面白かったけれど、ここに来てようやく本格化しましたね。今まで積み重ねたものに加え、6巻のほとんど全てを日常に費やしてタメを作り、それを7巻で一気に爆発。邂逅→共同戦闘の展開は燃え燃えだし、今回は吉田さんが実によかった。今までが半分シャナの対抗馬としてだけの扱いだったのに対し、未知の世界や悠二の正体に恐れを抱く弱さ、そしてそれを受け止める強さが存分に描写されていて格好よかったです。アニメで株を落としてたんだけれどいいもの見せてくれました。アニメも来週以降は6巻に突入するでしょうが、性急に進んでタメが弱いだけに、これだけ燃えさせてくれるか不安。 シャナも吉田さんがついにほぼ対等のライバルまで這い上がってきたことで感情の揺らぎが激しくなったし、オガちゃん台頭、マー姐&マルコのコンビも健在で、キャラクター達が120%イキイキしていて楽しかったです。あとは朴念仁の王の悠二がしっかりしてくれるだけですか。既刊全部買ってきたので続けて8巻へ。 評価 ☆☆☆☆(8) 【今日購入したもの】 灼眼のシャナ8 (高橋 弥七郎/電撃文庫) 灼眼のシャナ9 (高橋 弥七郎/電撃文庫) 灼眼のシャナ10 (高橋 弥七郎/電撃文庫) 灼眼のシャナ11 (高橋 弥七郎/電撃文庫) 灼眼のシャナ0 (高橋 弥七郎/電撃文庫) |
___1月13日(金) |
ノエイン13話、アトリが、アトリが、アトリがーーーーー!? まさかアトリをかっこいいと思ったり萌えたりする日が来ようとは、想像だにしませんでしたよ。前半のアトリの悪行を考えるとこういう感情抱いちゃいけないんだけれど、このアトリはそんな倫理突き破ってくれやがります。折り返し地点を過ぎて残り10話ちょっと、ここからどんな物語を見せてくれるか本当に楽しみ。 2chライトノベル板大賞が今期も始まってますね。今回は前回の轍を踏まないようにしなければ……! 【今日読んだ本】 ◆ かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜 (駒尾 真子/電撃文庫) 【amazon】 《あらすじ》 ごく普通の男子高校生だった大佛(おさらぎ)はずむ。でもある日宇宙船との接触事故で、心は男のまま、女の子の体になっちゃった!? 男の体にはもう戻れないはずむは「女の子」として生きていくことになるのだが……女の子って色々大変みたい。足開いたままいすに座っちゃいけないし、ぶ、ブラとかつけなきゃいけないし……! しかも初恋の人・やす菜、幼なじみの女の子・とまりと不思議な三角関係になってしまって……? 「電撃大王」連載中大人気コミックのノベライズ登場! 同タイトルの漫画のノベライズ作品。前々から漫画版に興味を持ちつつ手を出すのを躊躇していたんですが、アニメを見たら、想像していたよりも大分いい雰囲気だったので購入。 なるほど、黒ヒロインと白ヒロインとTS娘を包み込む楽園を描いたんですね小説版は。今日漫画も買って読んだんですが、漫画と比べて結構アレンジされるみたいです。先生や宇宙人の出番を大幅に削減してギャグを減らしたのは成功(というか今の時代にオネニーサマはないでしょあかほりさん……)。男キャラとの絡みが減って女の楽園ものになったのは一長一短だけれど、雰囲気は漫画よりもこちらの方がいいですね。ただ、あまりに都合よく作られた世界なので人によっては拒否反応起こすかも、自分は何とか平気でした。 で、漫画小説問わずむかつくのが黒ヒロインのやす菜。女になった途端に手のひら返して、振った次の日に告白する、あまりに人の気持ちを考えない恥知らずっぷりに呆れて物も言えませんでしたよ。どの作品形態でも理由づけてはいるけど、ただの自己中の言い訳にしか聞こえませんでした。というわけで自分は断固とまり派。ま、一番かわいいのは間違いなくはずむなんですがね、とまどうTS娘に勝るものなんてないです。 原作見るとアニメは今後微妙な展開になりそうだけれど、今後2、3話は楽しめそうかな。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 灼眼のシャナ6 (高橋 弥七郎/電撃文庫) 灼眼のシャナ7 (高橋 弥七郎/電撃文庫) かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜1 (桂 遊生丸/電撃コミックス) のだめカンタービレ14 (二ノ宮 知子/講談社コミックスキス) ノエイン オリジナルサウンドトラック Vol.1 (七瀬 光/ランティス) |
___1月12日(木) |
【今日読んだ本】 ◆ エクスプローラー 覚醒少年 (北山 大詩/富士見ミステリー文庫) 【amazon】 《あらすじ》 天外孤独の高校一年生・霧元透は、非合法探し物サイト『エクスプローラー』に来た依頼をこなして食い扶持を稼いでいた。ある日そこに「宇宙人を捜してください」という奇妙な依頼が来た。報酬が破格なため透はそれを受けると、一人の少女・響がなぜか透の元を訪れキレ出す。彼女の友人・薫が何者かに拉致され、透のせいだというのだ! かくして無関係な透だったが、薫の救出作戦を開始するはめに……。第5回富士見ヤングミステリー大賞奨励賞受賞作!! 昨日に引き続き富士ミスの新人さん、奨励賞受賞の冒険ミステリー。 S級エージェントたちがどう贔屓目に見てもB級くらいにしか見えない件について。能力のみで突破してきたとしても、一流として仕事してきたならもうちょっと注意力や危機管理能力がないと駄目でしょう。特に響、単独行動していたら何度死んでいたことか。それなのに行動を省みる様子が全く見受けられないのがとてもアレ。お前らちょっとNastyBoyの爪の垢でも飲んでこい、って感じです。 物語は、兄の話が練り込み不足に感じた以外は、猫とか熊とか悪くなかったんですが、上述の理由もあってヒロインにイライラさせられっぱなしでした。魅力的に見せようとしてる部分がほとんどテンプレ通りだからなぁ。昨日といい今日といい闊達キャラがこうも外れるとは……。 ところでこの作品、「……」ではじまる短文が、スペースも括弧もなしに一番上からはじまるんですが、これって凄く読みにくくないですか? こういうスタイルはじめて見たけれど、出てくるたびに気になってしょうがなかったです。 評価 ☆☆★(5) 【今日購入したもの】 かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜 (駒尾 真子/電撃文庫) |
___1月11日(水) |
シャナの展開が速すぎてそろそろ既読分追いつかれそう。原作未読者の置いてけぼりぶりに拍車がかかってますね。さっさと6巻以降に手をつけないと……。 今季のアニメ、見忘れた「よみがえる空」を除いて大体1話視聴終了。注目はなんといっても練馬大根、斬新ネタアニメ最高。下ネタが減ってくれればなおいいんですが。あとはかしましとFateに期待。 【今日読んだ本】 ◆ 楓の剣! (かたやま 和華/富士見ミステリー文庫) 【amazon】 《あらすじ》 富士見書房破天荒娘ヒロインの系譜に新たな1ページが加えられます。時代は江戸。父の転勤で大坂へ下っていた榊原楓が三年ぶりに江戸に戻ってきた。楓は大身旗本の姫ながら常に袴姿で町を歩く名物姫。その頃江戸ではわらべ唄とともに鬼火が起こるという事件が世間を賑わせていた――。けんかっ早くて意地っ張りでおっちょこちょいで涙もろい。だけど剣を握らせれば天下一品のじゃじゃ馬姫・楓の大活躍を描く。パラレルお江戸を旅する気分で楽しんでください! どうやら賛否両論らしい今年の富士ミスの新人群、まずは佳作受賞作、江戸舞台の恋愛&活劇ストーリー。 なんだか読んでる間、始終もどかしさが募ってちょっとイライラする話でした。時代考証がたまに怪しくなるのは世界が活き活きと描かれているから全く気にならないし、ストーリーも先が見通せるけれど悪くない。嘉一が「お手並み拝見」とか偉そうなこと言った癖にヘタレなのはちょっとどうかと思ったものの、羽瑠のおかげもありなかなか見てて楽しいヘタレだったのでこれも問題なし。 が、自分にとって合わなかったのが、主人公カップル。行動的なじゃじゃ馬系女主人公というのは自分の好みなはずで、事実もうちょい性格が違えばツボに嵌まりそうだったんです。でも、そのズレのせいで、冒頭から思考や台詞の節々に納得が行かず、想いの移り変わりも性急で嘘臭く見えてしまいました。弥比古の楓に対する態度もなんかしっくりこなくて、恋愛物として全然楽しめずじまい。うー惜しいなぁ。このキャラクターである限り楽しめそうにはないので、次巻は続編ならスルーで。 評価 ☆☆★(5) |
___1月8日(日) |
【今日読んだ本】 ◆ ぼくのご主人様!? (鷹野 祐希/富士見ミステリー文庫) 【amazon】 《あらすじ》 何をやってもヘタレな高校生・吉朗は、初恋の少女・真琴が女たらしで有名なナンパ師・貴志の次のターゲットと知り立ち上がるが、その矢先、転落事故に遭ってしまう! 事故から目覚めた吉朗は、胸に、尻に、いつもと違う感触がある事に気付く。何故だか知らんが女の子の体に変身!? しかも格好はメイド仕様! そしてご主人様は憧れの……!? 真琴の危機を救う為にも元に戻る方法を探す吉郎だが……。入れ替わりラブコメディ! ホワイトハートで渋い作品を書いていた鷹野さんの富士ミスデビュー作は、渋さの欠片も見受けられない入れ替わりラブコメ。 読み始めてしばらくは「これ入れ替わりじゃないじゃん、ちくしょう富士ミスに騙された!」と思ってたんですが、最後まで読むとこれはこれで立派な入れ替わり作品でした。いや、入れ替わった人間とは会えずに別人間として過ごすというのは、入れ替わりというよりは憑依に近いのかな。でも、若い男女の入れ替わりってエロにとてもつながりやすくて、そういう描写ないと不自然になっちゃいがちだけれど、この設定ならエロなくても納得。 展開はベタベタで先が手にとるように分かるし、Eカップネタは滑りまくっていて設定生かしきれてるとは言いがたいんですが、キャラクターはたっていたし、属性持ちとしてはこの手のネタのちゃんとした作品が読めるだけで幸せでした。あと、現世での吉香の話も読んでみたかったですね、本編での描写を見る限り、むしろ本編より面白くなったかも。女→男の話はとてもレアなだけに惜しいです。 ただ、「FW」の方が話ははるかに面白かったなぁと思うのも事実。あっちの路線の作品はもう読めないのかな……。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 楓の剣! (かたやま 和華/富士見ミステリー文庫) BLACK JOKER −少女たちの方程式− (あくた ゆい/富士見ミステリー文庫) エクスプローラー 覚醒少年 (北山 大詩/富士見ミステリー文庫) ぼくのご主人様!? (鷹野 祐希/富士見ミステリー文庫) 9Sは6巻積んでるからスルー、レジンキャストとかしましと禁書を様子見したら電撃に買うものがなかった。しょうがないので何も見ずに富士ミス新人全買いです。 |
___1月6日(金) |
今月は多忙気味につき更新不定期になりそうです。 一昨日あまりに衝撃だったシャナ13話。展開はええええええええええええええ!! 元々原作のクオリティ高いところだけあって面白いけど、こんなにすっ飛ばすならプール話カットして2話かけてほしかった……。 年始なので今年あったらいいな10選。
【今日読んだ本】 ◆ ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスとつぼみの淑女 (青木 祐子/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 18世紀末イギリス。仕立屋『薔薇色』のドレスは恋を叶えると大評判。店主クリスの元を訪れた侯爵の息子シャーロックは妹のためにドレスを頼む。彼女にはある秘密が…。ロマンチック・ファンタジー。 今月度のコバルトの新刊、ドレスを仕立てる女の子が主人公の物語。 青木さんの本を買ったのははじめてでしたが、なかなかよかったです。人の心をドレスに表すのは得意でも自分の心は分からない地味な少女クリス、そんなクリスの盾となっている社交的な少女パメラ、クリスの相手候補っぽい傲慢さと思いやりを兼ね備えたシャーロック、どのキャラクターも魅力的。ゲストキャラの二人の恋の物語はドレスの秘密が絡んだりちょっぴりミステリ風味もして面白かったし、そのゲスト達の話を通じてクリスの気持ちがじわじわと変質していくのが実にいい感じ。恋をする→ドレスが作れなくなる、なので続きではその辺りの葛藤が読めそうで楽しみ。 評価 ☆☆☆★(7) |
___1月4日(水) |
【今日読んだ本】 ◆ 鏡のお城のミミ 遠いひとへの贈りもの (倉世 春/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 異国で結婚させられてしまったエリック。カンタン王国に戻ったが居場所のないミミは、国王の養女になるが、貴族の子弟パティストと娶わせられそうに…。そんな時エリックが隣国に攻め入って!? いよいよ佳境の「ミミ」シリーズ第12巻。 アホ! エリックのアホ! 何もしなければそのうち話がうまく収まりそうなものを、なんでまたややこしくしますか貴様は。正直、エリックがエーリヒの半分でも行動力あったら、このシリーズは10巻かからずに完結してるよなぁ。ヘタレはヘタレでいいところもあるんだけど、ここまで裏目続くとちょっとうっとおしかったです。あとミミ、指輪程度でエリックの気持ち疑うのはさすがにいまさらすぎる気が、奪われたとか身に何かがあったとかそっちを心配してほしかったところ。(※1/6追記 違うんじゃないかというツッコミ受けて再読。自分は直前のエリックとファーデンの会話見てこういう風に思ったんですが、どうとでも取れそうな感じですね。次巻を待つしかなさそう) 色々苦言申してますが、ミミとバティとポールのやりとりなど、エリックが絡まない部分は楽しんで読んでます。残り1冊か2冊、気持ちのいいハッピーエンドを迎えますように。 評価 ☆☆☆(6) |
___1月3日(火) |
あけましておめでとうございます。 新年なので私見今年レーベル展望とか書こうとも思ったけれど、成熟マンネリ批判になりそうなので一つだけ。みりおんぐらむは今年も、素晴らしい装丁・マイナー良作たくさんのウィングス文庫を熱烈応援していきます。 【今日読んだ本】 ◆ サウザント・メイジ3 捜査団は大騒ぎ! (佐々原 史緒/ファミ通文庫) 【amazon】 《あらすじ》 あたしはオニキス・ドーナ。美人で天才で、あたしの人生順風満帆のハズ……だったのに。属性魔導が使えなくなる『陰の日』を選んで、ロンバルディア帝都に襲いかかった稀代の魔導錬金術師・シドニオ・アルデミオを捕らえたのはいいけど、捜査団に護送中に彼は殺され、その犯人の女魔導士パラスは、相棒・アダマスの娘で、しかもアルトハイム戦役の中心人物だっていうし――。そのくせ、捜査団の誰もパラスのことは何ひとつ教えてくれないし――。探しまわってもひとつの資料もないし――。一体全体どうなっているのやら。その上さらにあたしの自称母親? が5人も出現した日には、どうしたらいいの? パラスを巡る謎。そして、アダマスの秘めたる意思とは!? 混乱のなか、サウザント・メイジ第一部感動の完結! 新年一発目は地雷は踏みたくないよね、ということで、トパァズの前作「サウザント・メイジ」の最終巻。 瑠璃の君どこおおおおおおおおおおおおおおおおおお!???? いや、名前だけは今回ようやく登場してますけど、台詞は一つもないわけで、こりゃこっち先に読んでたらトパァズ読んだ時に「セレス君からオニキスかっさらっていったのはどこの馬の骨じゃあ!」とか思ったかも。そういった意味でトパァズ先に読んだのは間違いじゃなかったかもしれません。でも、どちらを先に読んだところで、「この世界のエピソードをもっと色々読ませて!」と強く思う気持ちに変わりはないんですけどね。 内容に触れてませんが、もちろん面白かったです。恋愛が家族へとシフトして好みと外れた分、トパァズと比べると劣っちゃうんだけれど、一巻ではそんなに好きになれなかったオニキスのことを魅力的に思えるようになったのは、物語がちゃんと作られていて優しさなどの本質が見えるからこそ。あと、最終巻だけあってシリアスモードのかっこいいアダマスがたくさん見れたのがよかったです。 しかし、あらすじに「第一部完結」とついてるのがすごく悲しい……第二部を、第二部をーーー! 評価 ☆☆☆★(7) |