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___4月13日(金)


【今日読んだ本】

旋風天戯 〜はかない想い〜 (瀬川 貴次/コバルト文庫)amazon



《あらすじ》
 妖魅から逃れる旅を続ける少女・芦笙。神仙の血を引く芦笙は、妖魅の極上のエサなのだ。そして彼女が想う青年剣士・貴琅は、体が妖魅に変化する呪いをかけられ…。中華ロマンス・ファンタジー!


 今月のコバ新刊、数日前に読んだ1巻に引き続いて中華風シリアスラブファンタジーの第2巻。
 うわー、貴琅やっちゃった。そりゃ状況はそうせざるをえなかったですけれど、でも女の子にそれは駄目だー。相変わらずイラストがエロすぎ、芦笙が怒って当然です。再会すれば芦笙の方は一直線かと思ってましたが、こりゃくっつくまで結構長いのかな。でも、突き放しつつも突き放しきれないあたりに本音が見えてますね。立場的にはくっついてからが本番っぽいので、次巻の貴琅の揺らぎが楽しみ。
 楽しみにしていた松樹VS貴琅は、第一ラウンドは邪魔が入ってノーゲームといったところでしょうか。でも芦笙の想いも貴琅の表向きな正体も松樹は知っちゃったわけで、今後のお父さんの動向には注目。もう一人の旅の同行者の縁は日常部分の癒し系ですね、目くらましの魔法使っているんじゃないかと思えるくらいのキラキラオーラがいかしてます。縁が口説いているのを見て耳年増モードになる芦笙がかわいすぎて2度おいしいですし。
 貴琅の秘密についても垣間見えてきて、これからがストーリー本番といった感じ。この巻単体でもシンミリさせられるよくできた物語だったし、続きが待ち遠しいです。


評価 ☆☆☆★(7)


【今日購入したもの】
 ぼくのご主人様!?4 (鷹野 祐希/富士見ミステリー文庫)
 秋津島 斎なる神のしもべ (鷹野 祐希/GA文庫)
 旋風天戯 〜はかない想い〜 (瀬川 貴次/コバルト文庫)



___4月12日(木)

 アルカミレスの4巻がダブってた\(^o^)/ ちゃんと購入履歴にも2回書いてますね。ダブらせたのは久々、1ヶ月前に買ったもの忘れるなよ……。


【今日読んだ本】

ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所> (シャンナ・スウェンドスン/創元推理文庫)amazon

画像はありません。

《あらすじ》
 ニューヨークって本当におかしな街。宙に浮いてる妖精はいるし、教会の屋根にはガーゴイルが出没する。テキサスから出てきて一年、毎日が驚きの連続だ。わたしって、そんなに田舎者?ところがある日、思いもかけないチャンスが舞いこんできた。でもちょっと待って、うまい話には絶対に裏がある…。おしゃれでキュートなファンタジー、魔法版『ブリジット・ジョーンズの日記』。


 妹尾さんのところでベタ褒めされているのを見て気になっていた、現代ニューヨークが舞台の魔法ファンタジー。
 あーこれは凄く面白いですね。こういった、働く女性の恋と仕事と自分探しの物語を読むのははじめてなんですが、このジャンルに魔法を取り入れるという発想だけで面白さは約束されたようなもの。妖精をはじめとして不思議が一杯な世界が目に映っているのに、それが普通のニューヨークだと受け入れてしまうケイティに、読み始めて数ページであっさり虜にされてしまいました。設定もさることながら、ケイティの一人称の語り口がまた素晴らしいんですよ。「普通」が「異端」になっているズレっぷりを軽妙にコミカルに表現していて、思わずニヤっとしてしまう場面が一杯。その後、魔法会社に就職することになってからは、ズレまくった世界に普通をいかして立ち向かうケイティの行動が面白くてたまりません。魔法の戦闘まであるのに、ブラインドデートに行ったり、鈍感な同僚にドキドキしたりと普通の「チックリット」の形式を保っているのが上手いなあ。
 恋の行方が気になって2巻も引き続き読書中ですが1巻以上に面白いですね、出会わせてくれた妹尾さんに感謝。


評価 ☆☆☆☆(8)



___4月10日(火)

 擬似監督もどき野球ゲームファンタジーベースボールが今季もはじまりました。プロ野球好きな人にはたまらなく面白いので是非やりましょう。野球見るのが倍楽しくなること請け合いです。


【今日読んだ本】

バッカーノ!1934 完結編 Peter Pan In Chains (成田 良悟/電撃文庫)amazon



《あらすじ》
 アルカトラズを出所し、シカゴでミリアと落ち合うことになったアイザック。爆破事件を聞きつけてミリアと共にシカゴに戻ることになったジャグジー集団。ヒューイを殺すために刑務所の奥で暴れ始めたラッドと思惑を秘めたフィーロ。少しずつ狂い始めているレイルと、それを止めることが出来ない吸血鬼(ラミア)の面々。他人の迷惑を省みず、ひたすらに喧嘩を楽しむグラハムとクリストファー。そして、高みの見物をする権力者たち。三百箇所同時爆破と二百人の失踪事件。殺し屋と不死者を巡る騒動。混乱をきたす舞台に全ての役者がそろった時、それぞれの配役が動き始める。  そして、彼らの運命を弄ぶ者とは──!?


 娑婆編で焦らした末に450ページ越えのボリュームを繰り出してきた、シカゴと監獄が舞台のバッカーノ1934完結編。
 いまいち。いや、水準程度には面白いとは言えるんですが、バッカーノの1934の完結巻に対して抱いていた期待値からはかなり下でした。楽しめなかった原因は色々見当たるんですけれど、一番の要因は「完結編」なのに今後の伏線の色が強すぎることですね。ネブラ関連があれもこれも思わせぶりなものばかりでとても消化不良。おまけに、監獄とシカゴ、最後まで舞台が2ヶ所に分かれて進むこともあって、収束感・爽快感がいつもの数分の1でした。主役の1人であるレイルのキャラが既存メンバーに比べてインパクト弱いせいもあるかな。局所的に盛り上がる場面はラストの屋上やドルチェの3つ巴などなどいくつもあって、さすがだなと感じたんですが。
 で、伏線を張りまくったんだから次の1935に期待、といきたいのですが、ちょっと登場人物多すぎてしんどいです。街で暴れている奴等は分かるんですが、裏で暗躍しているタイプの人たちの名前は全然覚えてませんよ。ベリアム上院議員とか1931で名前見たなー、程度の認識ですし。著者も自覚あるみたいですし、氷と炎の歌みたいに巻末にキャラ一覧を切実に希望。


評価 ☆☆☆(6)



旋風天戯 〜出逢ってはいけないふたり〜 (瀬川 貴次/コバルト文庫)amazon



《あらすじ》
 修行僧・松樹とともに旅をする少女・芦笙。彼女はあるものを探していた。それは村を襲った異形の妖魅が求めた『鍵』。それが何なのか、芦笙は知らない。旅の途中、銀月という街で声をかけられた占い師の老婆が鍵という言葉を口にするが、続きを聞きたがる芦笙に老婆は、出逢ってはいけない男と出逢うよと予言する。直後、火事騒ぎに巻き込まれた芦笙は、黒い革手袋の男・貴琅に助けられ。


 今まで和風の退魔っぽいものばかり書いていた瀬川さんがおくる、中華風シリアスファンタジー。本当は4月の新刊が出る前に読みたかったのですが行方知れずだったので読めず、見つかったのでようやく読めました。
 瀬川作品読むのははじめてでしたが、これはいいものですね。タイトルの「出逢ってはいけないふたり」のとおり、立場上であったら不幸になることが運命付けられている2人の話。でも出会っちゃう、そして意識しちゃう。ベタベタですね、だがそれがいい。貴琅→主人公はまだただ興味を抱いているだけですが、主人公→貴琅はどうみても自覚なく惚れているので今後の想いの行方が大いに楽しみ、お父さん的存在の松樹の邪魔が入ったりもしそうですし。正論による妨害、しかも信頼している人が、っていうのは堪えますからね。
 住んでいた村が滅んで一人きりになって助けられて〜、といった主人公の境遇までベタですが、神仙や妖魅といった設定が普通によくできているし、登場キャラたちの一生懸命さに好感が持てるのでベタが映えます。イラストがなんだかエロチックでドキドキを倍増してくれるのもいいですね、何この193ページのイラストこれやばい。
 これは2巻も買ってこなければ。ベタなシリアスラブが好きな人にお勧めです。


評価 ☆☆☆★(7)



___4月9日(月)

 5/19 ライラ (仮) 葉山透
 ……( ゚д゚)。まさかそこを連れてくるとは思いませんでした、少女向けですか、ニライカナイとかばりばり少年向けだったけれど何が出てくるのやら。そして、春に来る鬼とエパタイの続きはまだですか? 見事に購入継続したいものだけ続編が出ないんですが……。


【今日読んだ本】

ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉 (三枝 零一/電撃文庫)amazon



《あらすじ》
 《シティ・ニューデリー》を支える《マザー・システム》の新しいコアは、執政官アニル自身だった。《マザー・システム》の是非に迷い続けたアニルは、自らの寿命が短い事を知り、後に続く者たちに「考える時間」を残すため、あえてコアに志願したのだ。それを知ったヘイズは、アニルの最後の希望を叶えるべく、彼への協力を決意する。一方《マザー・システム》を巡る公開討論会に出席するアニルは、錬に自らの警護を依頼した。アニルの人間性に触れる内、錬はアニルが《マザー・システム》を推進しようとする事に疑問を持ち始める。そして公開討論の日、シティ中枢に潜入した真昼は、錬と月夜と再会するが……。


 なんとたった4ヶ月で続きが出た、魔法士の少年少女たちの愛と戦いの物語「ウィザーズ・ブレイン」第6巻中編。
 だーかーらー、話ほとんど進まないでキャラ達が再会したり戦ったりしているだけなのにどうしてこんなに面白いんですか! セラとクレアの会話、イルとサクラの会話、錬とディーの再戦、などなど見所がたくさんあって、その一つ一つが楽しすぎ。ネタバレ怖いので具体的には書きませんが、クレアがんばれー、イルうひゃー、錬つえー、セラもつえー。主要キャラみんな愛おしすぎます。イラストも前巻あたりから実にいい仕事。それにしても真昼は一体何をやらかすつもりなんでしょう、予想つかないなあ。
 総括すると「ヘイズよくやった!」ってことで。下巻は錬とフィアがメインの巻になるのかな。ニューデリーがどういう運命をたどるのか、楽しみに年末を待ちましょう。……今年中には出ますよね?


評価 ☆☆☆☆★(9)



メディエーター 霊能者の祈り (ジェニー・キャロル/集英社文庫)amazon



《あらすじ》
 スザンナはニューヨーク育ちの16歳。母親の再婚にともない、カリフォルニア州の古い町カーメルに引っ越してきた。新しい学校での1日目、ふられた彼への未練を断ち切れない美少女幽霊が、スザンナに憎しみを爆発させる。ぶん殴るパンチぐらいじゃ、あの世に帰ってくれそうもない…。かっこいい幽霊の助けを借りながら、スザンナはメディエーターとして対決を挑む。カリフォルニアのまばゆい青空が似合う、さわやかなホラー。


 少女向け非ホモ本応援スレで結構前に話題にあがっていた、アメリカ人の霊能高校生少女が主人公のティーン・ホラー・ロマンス。
 いかにもアメリカのティーンの話といった感じで、なかなか面白かったです。
 今まで自分が読んだ邦訳ロマンスって、主人公が「男の引き締まった肉体を見ちゃうと胸キュンしちゃう」症候群にかかっているものばかりだったんですが、この作品もやはりその例にもれず。主人公のスザンナは、引越してきた家に住みついていた幽霊の締まった腹筋を見てドキドキしちゃいます。ロマンスって一体なんだろう、ぶっちゃけありえない。
 でも、他のロマンスとは違ってティーン的な要素がつまっているおかげで、ありえなさをさほど気にせず読むことができました。都会の女の子が田舎に転校してきて華々しいデビュー飾っちゃって、という学園物としてだけでも、アメリカの学園物にあまり触れたことない自分には色々新鮮で楽しい。助けた男の子に次の日に週末デートに誘われたり、といったオープンな感じがいかにもアメリカ的でいいですね。それに加えて、霊と戦ったり幽霊に恋しちゃったり、といった霊能者としての活躍も面白かったです。さすがアメリカというべきか、スザンナのドキドキがこちらまでストレートに伝わってきます。幽霊との間に芽生えかけてきた恋がどういう行方を辿るのか、ベタとはいえ素直に楽しみです。
 一般文庫ですがかなりライトノベルっぽいので、アメリカのライトノベルが読みたい人にお勧めです。続きも何冊も出てるようなので買わないと。あ、「ホラー」と謳ってますが怖さは期待しないように。


評価 ☆☆☆(6)


【今日購入したもの】
 天空のアルカミレス4 カストラの虜囚 (三上 延/電撃文庫)
 お振るいあそばせ! (鈴木 有布子/ウィングスコミックス)
 架カル空ノ音1 (吟 鳥子/B's-LOG COMICS)



___4月7日(土)

 更新ペース落ちてる間に、いつのまにかルルルのラインナップが発表されてますね。パッと眺めた印象では、どうにもレーベルカラーが見えない感じ。新人賞見る限りビーンズ路線かなと思っていたんですが、邦訳にノベライズに封殺鬼にとなかなかカオス、もうちょい方向性見せてほしいかな。まあ、ガガガに比べれば全然好印象ですが。ガガガはさいろ〜やロミオ持ってきて少年向け謳うな。
 とりあえずルルルは新人さんと高殿さんと天赤は確定、あとはあらすじ次第。天赤はラインナップ発表を見て漫画喫茶で読んでみたらなかなか面白かったので。皇太后のワンパターンな水がなければ名作クラスだったかも。小説書けるのかな、上手ければいいな。


【今日読んだ本】

アリフレロ キス・神話・Good by (中村 九郎/集英社スーパーダッシュ文庫)amazon



《あらすじ》
 自らの死を予言された三井川正人。その予言は的中し、突如襲いかかってきた白メイド――αキス――にバラバラにされてしまう。だが、そんな三井川を救ったのは、黒園葵と名乗る少女だった。〈神話の遺産〉を巡った死闘。新たな戦いの神話がいま幕を開ける!!


 色々と話題になっている中村九郎の「ロクメンダイス、」以来の新刊、相変わらずのセンスで送り出す現代異能ファンタジー。
 うーん、これは受けつけない。着眼点やアイデアは色々と斬新なものが溢れていて、よくもまあこんな世界が作れるなと感心するくらい。神話に口ジッパーにビップに千里眼に閻魔に股間に、何が何だか分からないけどエネルギーに満ち溢れてます。でも、文章センスは相変わらずおかしくて(以前より詩的ではなくなってますが)、パッと見じゃ話を理解できません。そして問題なのが、頑張って話を理解しようという気が起きないこと。ロクメンの時は心や恋が主題だったし、文章と雰囲気が何となくマッチしていて心に訴えかけてくるものがあったんですが、現代異能じゃそういったものが感じられず、自分の好みから外れているのでモチベーションもわきません。
 決して駄作とは言えないけれど、自分には合わなかったということで。ガガガのも恋愛じゃなさそうなのでスルーかな。


評価 ☆☆(4)


【今日購入したもの】
 バッカーノ!1934 完結編 Peter Pan In Chains (成田 良悟/電撃文庫)
 ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉 (三枝 零一/電撃文庫)
 トリックスターズC PART1 (久住 四季/電撃文庫)



___4月4日(水)

 3月のまとめ。

 読了――20冊
 購入――16冊

 氷と炎の歌があったために低調でした。


【今日読んだ本】

桃仙娘々伝 (藤原 美里/コバルト文庫)amazon



《あらすじ》
 若き薬師・中秋の庵に、突然現れた女童。桃華と名乗り、弟子になると居座るものの、食べて歌ってばかり。だが面妖な事件が次々起きて…!? ノベル大賞受賞作に大胆加筆、中華神話風ファンタジー!


 もう1人のコバルトの新人さん、薬師の青年の前に女童の姿の仙人が現れる中華ファンタジー。
 実に極普通の中華物。中華物には珍しく男が主人公だったりはしますが、崑崙や蓬莱に仙人が住んでいて、それが人界に下りてきて、といった舞台設定にはオリジナリティが全然感じられません。となるとキャラやストーリー勝負になるわけですが、桃華がかわいくてなかなか楽しかったです。一見ただの迷惑キャラでもm中秋は癒されているし、彼女なりの信念を持って行動しているのでよし、追い出される原因になった事件をはじめとした行動の豪快さがいいですね。桃華が提案した問題解決は「それでいいのかよ!」と思ったけれど、調べたらベタな手法だった模様。知ってる人には少し物足りなさそう、でも知らなかった自分は驚かされました。
 というわけでそこそこ面白かったですが、ラブが薄いので続きは様子見。万が一、桃華と霞月で三角関係勃発しでもしたら飛びつきますが。


評価 ☆☆☆(6)



姫様オーバードライヴ! プリンセスは大統領!? (倉世 春/コバルト文庫)amazon



《あらすじ》
 突然「大統領選挙をする」と言い出したラナ=クィーズリー王国のうら若き女王マリア。選挙の結果いかんでは女王の座を降りる覚悟だという。そして強力な対立候補が…ロマンチックコメディ!


 先月のミミとあわせて2ヶ月連続刊行となる倉世さんの新シリーズ、女王マリアとその護衛官リジーによるハートフルコメディ。
 かわいらしくてなかなか好みの話でした。コバルトスレで裏ギルドについて叩かれていたのを見て何のこっちゃと思いつつ読み始めたら、なるほど確かにこれは無茶苦茶。暗殺者ギルドや窃盗詐欺ギルドに王家公認で参政権与えるって、そりゃありえません。でもこのありえなさを「まあいっか」で済ませられるのがこの作品。ファンタジーっぽければ世界設定なんてどーだっていいんです、マリアがかわいければそれでいいんです。リジーを振り回すマリア、リジーに突き放されてしょぼくれるマリア、リジーが帰ってこなくて心配するマリア、うん、いいものです。度々王宮抜け出して視察に行ったりと真面目な女王とは言いがたいものの、民のことを第一に考えているし政治の資質も備わっているので反感抱くことはありませんし。
 ストーリーは暗殺者が絡んだりして結構シリアス要素が多いですが、主人公が主人公なのであまりそういう雰囲気にはなりません。まったりの中に時折締まったシーンを交えて予想される着地点に進む感じで、裏ギルドなぞが出てきた割には結構まとも。でもメインはその節々にでてくるマリアとリジーのやりとりかな。エピローグとかいいですね、たまに見せる素直な姿はずるいけど破壊力あります。マリアとリジーの距離は身分差の影響も大きくてまだまだ縮まりそうにありませんが、それだけに続きも楽しみです。
 以下余談。こういう活発な王女が主人公のファンタジーが好きな方は是非「トッペンカムデンへようこそ」を読みましょう、読め、読んでください。パワフルな王女とひねくれ魔法使いのラブファンタジーの名作です。


評価 ☆☆☆(6)