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___9月14日(金)

 多崎さんの新刊キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

 寡作そうだし1年はかかるだろうと思ってましたが、前科持ちのC★NOVELSだけに少し不安もあったわけで。いやー、1作で消えないで本当によかった。わざわざメールフォームで教えてくださった方もいました、みんな待ってたんですね。しかも「1」がついてるからこの後数冊は確定ですよひゃっほう。さすがに煌夜祭を超えるのは厳しいでしょうが、10月が楽しみすぎです。
 今C★NOVELSのサイト見たら、表紙絵とあらすじが出ていますね。25周年記念アンソロのメンバーも公開されてます、多崎さん以外にも荻原さん、定金さん、花田さんなど、何この豪華面子。第一回大賞組は……切られたのかなあ。
 で、久々に煌夜祭読み返そうと思ったわけですが。我が家の煌夜祭はいずこに隠れておいでになられますか?


【今日読んだ本】

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスは明日への切符 (青木 祐子/コバルト文庫)amazon



《あらすじ》
 鉄道王の娘パトリシアの依頼を受けたクリス。彼女の恋愛騒動に巻き込まれ、特別列車の中で闇のドレスの仕掛人アイリスと対決することに。クリスを助けようとした青年貴族シャーロックだが…!?


 久々に詰み崩し、ドレスの仕立屋の少女と貴族の青年との恋の物語「ヴィクトリアン・ローズテーラー」第5巻。
 むー、巻が進むにつれて好みから外れてきてるなあ。ゲストキャラが主役の1話完結の物語としては、いつもより少しドロドロしていたものの、恋のままならない負の側面が上手く書かれていて面白かったです。が、メインのクリスとシャーロックの恋愛がどうも好きになれません。最初の2巻くらいで気持ちが近づいた後になかなか進展しないのが1つの理由。そしてそれよりも大きな理由が、中途半端に貴族としてのプライドを持っているシャーロック。ぶっちゃけこいつ嫌いです、クリスに近づきたがるくせに身分に縛られすぎに見えるんですよ。自分がこの時代の貴族ってものを理解してないだけなのかもしれませんが……。
 パメラの恋の行方は気になるんですが、主役の一人を受け付けないのは辛いので、とりあえずここで様子見。


評価 ☆☆★(5)


【今日購入したもの】
 ウィングス文庫色々
 ラビット・ハンティング2 (TONO/新書館)
 ガーリッシュシーズン (川瀬 夏菜/花とゆめコミックス)

買い逃していたものを揃えようとしたら、何を買い逃しているのか忘れていました。アホだ。唯一覚えていた龍族は売ってないし……。



___9月12日(水)


【今日読んだ本】

悪魔のミカタ666 3 スコルピオン・デスロック 〈上〉 (うえお 久光/電撃文庫)amazon



《あらすじ》
 知恵の実《グレイテストオリオン》の影響で、“熱血化”傾向にある日炉理坂高校の生徒たち。そんな中、みークル部長・朝比奈菜々那の提案によって、急遽、舞原イハナと菜々那の次期生徒会長の座を賭けた体育祭――『紅白祭』が開催されることになった。  多数の票を集め、白組・イハナに約二倍の戦力差を付けた赤組・菜々那。真嶋綾と小鳥遊恕宇の二人も赤組となり、堂島コウの動向に注目が集まるが……?  たまった欲求はスポーツで発散だ!? 今ここに、日炉理坂高校史上かつてないイベントが幕を開ける! 人気シリーズ、新章第3弾!!


 往年の刊行ペースが戻ってきたうえお久光がおくる「悪魔のミカタ666」第3巻は紅白祭の前半戦。
 前半戦だけあって大きな物語としての進展は少ないですが、いつも通り面白かったです。文化祭にしろこの体育祭にしろ、皆が協力して作りあげる学園イベントは上手い人が書くと凄く盛り上がるし、自分の好みでもあるんですよね(例えば米澤作品で一番好きなのはクドリャフカ)。で、うえおさんが書いた体育祭がつまらないわけがなく。生徒会長挨拶から選手宣誓にかけての流れとかたまりません、真剣なバカ騒ぎって素晴らしい。
 そしてバカやエロを繰り広げた後のラストがなかなか凶悪な引き。コウがその行動をとるのは当然なんだけれど、それでもイハナの真に迫った吐露は「うんうんその通り」と頷かされるだけの説得力を持っていて。うーん、ままならないなあ。前途はどんどん多難になっていきそうですが、ハナちゃん頑張れ。


評価 ☆☆☆★(7)



___9月10日(月)


【今日読んだ本】

妖玄坂不動さん 〜妖怪物件ございます〜 (ももち まゆ/ウィングス文庫)amazon

画像は公式で。

《あらすじ》
 時は現代、場所は渋谷。道玄坂にある坂上不動産は、両親を早くに亡くした姉弟が経営する、一見なんの変哲もない不動産屋だ。だが実は??高校生の弟・陽介には不思議な力があり、姉・満留は少女の姿のまま成長を止めている。そのうえ、従業員は『陽介大好き!』なイケメン座敷童・幸と、無口でクールなカマイタチ・桐で……!? 陰と陽のエネルギー渦巻く渋谷を舞台におくる妖怪事件簿! 人気の携帯配信小説が文庫で登場!!


 今月のウィングス文庫の新刊、携帯小説出身の現代妖怪ファンタジー。
 むー、最近のウィングスには珍しくBL色が強い作品だなあ。作品概要を説明すると、主人公とその姉が経営する不動産屋に妖怪が勤めていて、物件に住まう妖怪の問題を彼らが解決する、1話完結な短編形式のお話。これだけだと何の問題もなさそうに見えますが、主人公(男)が妖怪たち(男)と体液交換をすることで妖怪の力が引き出される、というのが何というかいかにも狙い済ました設定。そういうシーン数は少ないものの思いっきりキスシーンがあったりしますし、BL苦手な人は駄目そう。現に葉月あきさんが拒否反応出されてますし。ディアプラスではないからこっち、みたいな大人の事情があったのかなあ。なんにせよ、せっかく築き上げてきたイメージをこうやって崩しちゃうのは凄くもったいないし残念。
 妖怪一人一人の描写は結構練られているし(1話目のゲストの妖怪とか好きです)、微笑ましさだけではなく人間の身勝手さも感じさせられる物語の作りも悪くないだけに、BL色な部分がなければなあ。携帯小説っぽさもあまりなく、言われなければ携帯小説って分からなかったと思います。ちょっと子供時代の回想に頼りすぎでテンポが悪いのが欠点ですが、大きな問題ではないですし。あーディアプラスとかホワイトハートで出ればよかったのに……。


評価 ☆☆★(5)


【今日あたりに購入したもの】
 悪魔のミカタ666 3 スコルピオン・デスロック 〈上〉 (うえお 久光/電撃文庫)
 妖玄坂不動さん 〜妖怪物件ございます〜 (ももち まゆ/ウィングス文庫)



___9月8日(土)

 どうも体調不良気味。季節の変わり目怖い。


【今日読んだ本】

算法少女 (遠藤 寛子/ちくま学芸文庫)amazon



《あらすじ》
 父・千葉桃三から算法の手ほどきを受けていた町娘あきは、ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つけ声をあげた…。その出来事を聞き及んだ久留米藩主・有馬侯は、あきを姫君の算法指南役にしようとするが、騒動がもちあがる。上方算法に対抗心を燃やす関流の実力者・藤田貞資が、あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策。はたしてその結果は…。安永4(1775)年に刊行された和算書『算法少女』の成立をめぐる史実をていねいに拾いながら、豊かに色づけた少年少女むけ歴史小説の名作。江戸時代、いかに和算が庶民の間に広まっていたか、それを学ぶことがいかに歓びであったかを、いきいきと描き出す。


 どこかで誉められているのを見て購入した、江戸時代が舞台、和算を学ぶ少女が主人公の物語。
 面白いというよりはよくできているお話でした。父から和算を学んでいる町人の少女が、他の町人に和算を教えたり、武家と算法ではりあったりといった内容。少女、しかも町人が算法を行う点に面白みはあるし、あきは向上心も度胸も持っていて応援したくなるけれど、小説としては若干物足りず。それよりも当時の和算のレベルや海外文化に対する反応、算法の閉鎖性といったものに目がいって、読み物みたいな感じで楽しめました。和算に興味がある人にお勧め。


評価 ☆☆☆(6)



Tears Roll Down2 (鷹守 諌也/ウィングス文庫)amazon

画像は公式で。

《あらすじ》
 <迷宮都市(ラビリントス)>一の仮面師(マスカレリ)・レイヴン。その美貌は仮面なのか、その下にどんな素顔が隠されているのか、知る者は少ない。彼の養女となったアリスもまた、その冷たい美貌の下の素顔を知らず、グリフォンにだけなついていた。レイヴンの過去がほの見える第二弾!!


 「顔なし」と呼ばれる人造人間がたくさんいたり、人々の多くが仮面をつけて暮らしていたりする退廃気味な世界が舞台のファンタジー「Tears Roll Down」第2巻。
 この2巻で主役であるレイヴンの抱える過去が大分見えてきました。元々は優しい人物だったのに、恋人を滅茶苦茶にされて<楽園>に復讐を誓う、というこれだけ読むと実にありがちな過去。ですが、現在のレイヴンの冷徹さとグリフォンだけに対する信頼、恋人と同じ顔の仮面をつけている歪み、レイヴンの過去を知るお人よしなドクター、何も知らずグリフォンを慕うアリス、など設定やキャラ配置が上手く、各人の心理描写が面白かったです。
 アリスがかわいいのは1巻と同様ですが、今回はチェシャ猫に対する好感度もアップ。レイヴンとグリフォンの関係をうらやみ俯く寂しさが印象的でした。
 いまさらですが、シリーズは一気に読んで感想も連日一気書きした方がいい気がしてきました。というわけでこれも続きは6巻まで買ってから読むことにします。


評価 ☆☆☆(6)


【今日あたりに購入したもの】
 狼と香辛料5 (支倉 凍砂/電撃文庫)

 様子見宣言したはずが、「4巻読んだなら5巻も読んだ方がいいです。読むべきです。いいから読め!」という波動が飛んできたので買ってしまいました。



___9月5日(水)


【今日読んだ本】

珠華繚乱 (宇津田 晴/ルルル文庫)amazon



《あらすじ》
 珠国の王女、蓮祥は父親の命令で幡(はん)国の王の子と結婚することになった――ただし、相手は何故か王女で、蓮祥は王子として婿入りすることに!? わけがわからないままに幡にやってきた蓮祥が、幡王女・流夏の相手に苦労したり、幼馴染みの玄武と予想もしない形で出会ったりしている裏で、大きな陰謀が動いていた――。幼き日の出会いから始まった宮廷ロマンファンタジー!


 ルルル文庫の新人さんの作品、男勝りの王女が男装して婿入りする中華ファンタジー。
 うー、好みな点と苦手な点が思いっきり同居していて何とも言いがたいですこれ。好みなのは主役2人の恋愛関係。幼い頃の一時の逢瀬、再会するも性別を偽っていて相手の事がわからない(正体を隠さなければならない)、などツボをつく設定がわんさか。あとがきには「乙女度不足」とありましたが、なかなかのベタ甘で楽しめました。
 一方、苦手な点はというと、陰謀が最初から読者に丸見えなところ。こういう「読者は全部分かってるけど主人公は何も知らない」タイプの話は凄く落ち着かなくて好きじゃありません。主人公が自分の弱点喋っちゃう場面などでは読み進める気力が大幅減退。まあこればかりは好みの問題なのでしょうがないですね。
 陰謀は次巻にも出てきそうだし中華物は彩雲とかも読みたいので次巻はスルー、といきたいんですが、今後登場するだろう蓮祥の兄弟がとても気になります。きっと兄バカ揃いで凄く楽しそうなやりとりが繰り広げられそう。まあとりあえず他所の感想待ちで。


評価 ☆☆☆(6)



___9月4日(火)


【今日読んだ本】

オペラ・グローリア 讃えよ神なき栄光を (栗原 ちひろ/角川ビーンズ文庫)amazon



《あらすじ》
 皇帝を暴政へと導くソラに、ソラが裏切ったのではないかと疑いを抱くカナギ。同じ頃ミリアンは、デクストラの替え玉として皇帝と対面することになるが……!? いよいよクライマックス直前! 急展開の第6弾!


 昔は男2人と女1人の珍道中だった、華麗めトンデモファンタジー(あとがきより引用)「オペラ」シリーズ第6巻。
 うわー、またとんでもないところで引きますね。さすがクライマックス手前だけあって、決意や思い切った行動を見せる人が多かったこの巻。ミリアンがそういう道を選ぶのはまあ予想通り、後半出番がなかったのが残念ですが、きっと裏では必死に戦ってるんでしょう、頑張れ。バシュラールはついに表舞台に出てきましたが、シュラルが最後にどうなるか不安になってきました。このシュラルを生きたまま取り戻すことはできるんでしょうか……。そんな中ソラはいつも通りでした、カナギがいないとアホな方向に進みますなこの子は。そのカナギは……死ぬな。
 恋愛要素は前巻よりは少なめだったけれど、個人的にはあのシーン(読んだ人なら分かるはず)だけでお腹一杯。殺したいほど愛しているというのは単純に言葉にすると安っぽいですが、この2人にはしっくりきます。ここまで強い結びつきだったんだなあ。
 さてこの状態で5ヶ月待ちですか、拷問ですね。後1冊で全部まとめるってことは、リュリュやデクストラ、あと密かに再登場期待していたウーチェとかはもう登場しなそうですね。どういう着地点を見せてくれるのか楽しみです。


評価 ☆☆☆★(7)


【今日あたりに購入したもの】
 架カル空ノ音2 (吟 鳥子/B's-LOG Comics)



___9月3日(月)


【今日読んだ本】

狼と香辛料4 (支倉 凍砂/電撃文庫)amazon



《あらすじ》
 狼神ホロの故郷ヨイツを探すため、北を目指す行商人ロレンス。異教徒の町クメルスンで得た情報をもとに、二人は田舎の村テレオにやってくる。テレオの教会にいる司祭は、異教の神々の話を専門に集める修道士の居場所を知っているという。しかし、教会を訪れたロレンスとホロを出迎えたのは、無愛想な少女エルサだけだった。さらにテレオで、ロレンスたちは村存続の危機に巻き込まれてしまう。二人はヨイツへの手がかりをつかみ、無事に村を出立できるのか……。話題の異色ファンタジー、第12回電撃小説大賞<銀賞>受賞作第4弾登場!!


 いまだ人気沸騰中の経済とホロのファンタジー「狼と香辛料」、世間では5巻やらアニメ化で盛り上がってますが、うちでは今頃第4巻。
 確か買って結構すぐに読み始めたんですが、どうも気分が乗らず積んでたんですよねこれ。やっぱり自分はホロに飽きたみたいです、ホロのことを大してかわいく思えないんですよね。ホロのかわいさに支えられているシリーズだけにこれは辛い。もちろん話の出来もよくて、実際後半は上手いなーと思いながら読んでたんですが、それだけで凄く面白いとはいかないからなあ。そういうわけで5巻は様子見。


評価 ☆☆☆(6)



月光界秘譚1 風舟の傭兵 (麻城 ゆう/ウィングス文庫)amazon

画像は公式で。

《あらすじ》
 風舟を操る魔道者・真牙(しんが)、今は緑魔(りょくま)となったD・D(ディー・ディー)、月の神祇官オーロイレの息子サファ。何かに呼ばれるように彼らは集い始める。滅びの予言をされた国・ジョーロウへと……!! 書き下ろし「酒泉屋の悲劇」も収録した、新月光界シリーズ第1弾登場!!


 ベテラン作家麻城ゆうさんの代表作品「月光界」シリーズ。角川スニーカーや大陸書房からも出ているようですが、これはウィングス文庫における第1巻。
 さすが長寿シリーズだけあって、なかなかでした。舞台となるのは、太陽ではなく月が昇りあがめられ、人間だけでなく蛇人や草人なども暮らし、魔道が存在したりもする「月光界」。そんな世界の重要人物たちの生き様を描いた物語です。世界観とキャラクター、両方の魅力で押すタイプの作品ですね。
 世界観は、微妙に現実の世界とリンクしている(登場人物の中に地球人がいる)あたりは好き嫌い分かれそうですが(自分的にはあり)、人種の描写なども細かくて、結構練られている印象を受けました。一方、キャラは他レーベルと共通らしく、はじめは人間関係掴むのにかなり苦労。一応この巻からでも理解できましたが、過去を匂わせる描写がかなりあったので、既刊読んでた方がいいんだろうなあ。一番気にいったのは短編に登場したミユミユ(多分ゲストキャラ)でしたし。
 キャラも大体出揃ったようで、ジョーロウの謎が語られそうな次巻は1巻よりも楽しめそうです。


評価 ☆☆☆(6)



___9月1日(土)

 8月のまとめ。

読了――17冊
購入――9冊+α

 数字上は未読減っているはずが、未読の山は全然減ってない、不思議!


【今日読んだ本】

ダナーク魔法村はしあわせ日和 〜いとしのマリエラ〜 (響野 夏菜/コバルト文庫)amazon




《あらすじ》
 病気のビーの見舞いに行く途中のイズーに、暴走ホウキで突撃してきた、ビーそっくりの少女。少女はマリエラと名乗り、母親に会いに来たと言うが…!? 魔女長の家系・マリーク家に隠された村最大の秘密が明らかに!


 『「イズーさんツンデレですね」というお手紙をいただき、爆笑しました。(中略)目からウロコでした。』(あとがきより引用)

 何をいまさら。
 というわけで、ツンデレな警察署長と明るいトラブルメーカーな魔女長の娘が主人公の「ダナーク魔法村」シリーズ第4巻ですが、今までで一番面白かった!!
 この4巻では、フランの秘密やビー出生の謎、ビーがここまで一部に嫌われる訳など謎だった事柄が次々と明らかになる上、シーカーとベルの失踪などもあったりして、それだけでも読みごたえたっぷり。そして色々と明らかになったことで、今まで描かれてきたビーの強さがより際立って映りました。これだけのもの背負わされ、非難の目も多数向けられ、辛いことあった時には1人で泣き明かし、それでも一晩だった後には普通に明るく振舞う気丈な姿、イズーじゃなくても惚れますよ。普段はちょっとアレですが、それとのギャップもまた魅力です。
 一方でイズーのかわいさも全開。いよいよ恋心がはっきりとして制御できなくなって、なんとか押さえつけようとする姿がたまりません、周りにはばればれなのに。マリエラに負けず嫌いを刺激されて乗せられる姿もいいなあ。でもダナークに来た当時じゃ、まずマリエラを相手にもしなかったでしょうね。それだけビーに影響されてきたということで、ここでもビーは素敵な女の子だと再認識。そのマリエラの正体は出てきてすぐに大体予想はつきましたが、名前に気づかなかったのが悔しい。そのまんまなのに……。
 そして、最後にはついに。覚悟と愛のつまった素晴らしいシーンでした。次あたりでデイルとの決着でしょうか。最後までこの出来でいってくれますように。


評価 ☆☆☆☆★(9)


【今日あたりに購入したもの】
 ダナーク魔法村はしあわせ日和 〜いとしのマリエラ〜 (響野 夏菜/コバルト文庫)
 オペラ・グローリア 讃えよ神なき栄光を (栗原 ちひろ/角川ビーンズ文庫)
 珠華繚乱 (宇津田 晴/ルルル文庫)

 未読に力をいれるため控えめ。