___8月31日(日) |
【今日読んだ本】 ◆ ちょー夏の夜の夢 (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 ダイヤモンド伯爵(ダイヤ姫)の処刑が、明日に迫った! スマートを始め、誰もがダイヤを救おうと手を尽くしていた。そして処刑の瞬間、奇跡は起きるか!? コバーリム編、クライマックス! 家宅捜索の末に普通に本棚から発掘された、「ちょー」シリーズ第4巻。 もう大分先まで読んでしまっているので大体の筋は把握していましたが、色々と知らなかった事実もあったし、3巻の後味の悪さを払拭するくらいには楽しめました。一番驚いたのは「え、スマートって2桁歳だったの!?」っていうのがアレですが(優に3桁いってるもんだと思ってた)。でも2桁歳にしても、この歳でこの言動ができるっていうのははっちゃけてるなあ。外見に精神が引きずられているってこともなさそうですし。真面目モードのスマートは歳相応なんですけど。あと、ヴァデラッヅはもっと極悪人なんだと思っていて、この先での扱いに多少?マークがついていたので、実はただの捻くれたガキだったことに色々と納得。 コバーリム編通して思ったのは、やっぱりダイヤとジオは女性で男性であるほうが楽しいなあと。他のシリーズに比べて評価がやや落ちるのはこれが大きな原因な気がします。もちろんロゼウスにイラついたのもあるんですが。 とりあえず、ロゼウスさんの好感度が最低状態からは大分上方修正されたので、これから出しゃばってきても問題なさそうです。そんなわけで再び元に……の前に、企画本入手できたのでそちらを先に。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 彩雲国物語1〜5 (雪乃 紗衣/角川ビーンズ文庫) MAMA (紅玉 いづき/電撃文庫) 少女漫画たくさん ブクオフセールで色々と購入。漫画の感想はこの欄とかTwitterとかで時々書いていきます。 |
___8月29日(金) |
メルフォレスー。 >『よかったり悪かったりする魔女』はお読みになっていないですか? (中略) 短い作品ながらもまとまっていていいんじゃないかと、最終巻の目次をみながら思いました。 「よかったり〜」は2冊ほど捕獲済だったりします。これだけ「ちょー」シリーズを楽しんでいるので、終わった後は「竜退治」→「よかったり」→「ヘヴンリー」と読んでいこうかなと。他レーベルは「マルタ」が合わなかった過去があるので、ひとまず様子見。 【今日読んだ本】 ◆ 魔女の戴冠1 (高瀬 美恵/幻狼ファンタジアノベルス) 【amazon】 《あらすじ》 名門女子魔法学校に通うキアラは、マフィアに殺された兄の復讐のため、禁断の黒魔術に手を染めようとするが・・・。 やたら表紙がピカピカで目立つ新レーベル「幻狼ファンタジアノベルス」にまずは1冊チャレンジ、というわけで何だか好みっぽい今作を手にとってみました。高瀬さんはホワイトハートなどで書いているベテランですが、作品読むのはこれがはじめてです。 期待に反してラブは皆無だったんですが、なかなか面白かったです。冒頭の魔法シーンで「ドジっ娘魔法使いの成長物なのかな」と思わせておいて、少しするとヤクザとの戦いがはじまったりと最初はとまどいましたが、その実態は、とある事件の謎を解き明かしながら、復讐の是非や善悪を色んな立場から描くストーリー重視の物語でした。これがすごい! という点はなく全体的に地味なものの、主人公の親友が凛々しくてかっこよかったり、世界観が現実ベースでとてもうさんくさかったり、へっぽこでお人よしな人の内面の闇がこれから全開になりそうだったりと、色々と楽しめる点が多かったです。 ただ、キアラ(主人公格)の人の気持ちを考えない言動が改善されなくてイライラするところもあったりとマイナス面もあり。今後成長してくれれば問題ないんですが。 終わり方を見ると誰が主人公なのか分かりませんが、一応キアラなのかな。タイトルの「戴冠」の意味がまださっぱり分からないのが気になるし、続きも買う予定。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 魔女の戴冠1 (高瀬 美恵/幻狼ファンタジアノベルス) キラメキ☆銀河町商店街2 (ふじもと ゆうき/花とゆめコミックス) |
___8月27日(水) |
行方不明だった、ちょーシリーズ4巻が見つかったーー! ちょうどロゼウスさんが再登場したので見つかって助かりました。よかったよかった。 【今日読んだ本】 ◆ ちょー新世界より (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 東大陸、璃磨国。山奥で育った少女・宝珠。家出して街に向かった彼女は、外国人の男性にご飯をおごってもらうことに。宝珠の秘密を知った男は、西大陸のトードリア行きを誘いかける。新章スタート! メインの世代交代で新章突入の「ちょー」シリーズ第11巻。 まーたやらかした……。「こいつはゲストキャラだろうし再登場するとしても遠い先だろう」と思っていたキャラがいきなり再登場しました。こないだオリヴィアで懲りたばっかだっていうのに、なんでまた思い込んじゃうかなあ。それだけ野梨原さんが上手いんだってことで納得することにします。 それはさておき感想。少し真面目モードで語ってみると、このシリーズって凄く何でもありの世界で、実際なんでもありな場面も色々あるのに、それでもすっかりまとまっていてすごいなあ、といまさらながら実感しました。バロックヒートというチート的な存在が何度も裏技かましているのに、あまりご都合主義に感じませんし。何でもありなりのバランスがとれてるんでしょうね。 もうちょっと不真面目モードに感想を書くと、新主人公の宝珠の獣耳かわいい! 感情とともに上下してとてもよい獣耳です、触りたいです。という本気の冗談はさておくにしても、育ちゆえの自信のなさと行動力と気の強さ(対オニキス)がいい具合に合わさったかわいい子でした。ほんとこのシリーズは好きになるキャラばかり出てきます。パリスもえらくかっこよくなってましたし。 なんだか最近キャラ感想が多いですが、話自体も先が気になって止まらなくなるくらい面白いです。魔族関連とか記憶喪失とか気になることが多すぎ。あと、オニキスと宝珠にラブ発生するのかなー、どちらでも楽しそうなのでどっちでもいいですが。 というわけで止まらないので続きへ。 評価 ☆☆☆☆(8) ◆ ちょー先生のお気に入り (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 カッラとともにレフーラ王宮に潜り込み、魔族からオリヴィアを救い出した宝珠。その後アラン王子に会った宝珠は、オニキスと一緒に女学校に入学しないかと勧められる。その学校にはオパールもいて…。 上の続き、子供たち編の2冊目。 なんじゃこりゃー! いや、そのカップリングはもうこれっぽっちも予想してなかったです。ほんと仰天しました。この2人がどういう風にくっついたのか凄く凄く気になります。短編になってたりしてくれてるといいんだけれど。 それ以外では、出番少ない割にダイヤがおいしいところやたら持っていっていた気がします。ジオさんは影薄いのに。でもこの2人はこんな感じがしっくりきます。あと、サリタ関連の台詞が色々切ないですね。特にオニキスとオパールの「罵る権利あるよ」のあたり。きっとサリタは何も説明しないで去ったんでしょうね。がんがん罵るべきです、はやく記憶取り戻すんだ! にしても、剣が思いっきり側にあるのに誰も気づかないのは、「志村うしろうしろー」な気分でむず痒いです。 宝珠が少しずつ自信をつけてきて、オニキスとの2人旅は凄く楽しそうで、初々しい2人がこれからどうなっていくのか。あまり我慢できそうにないので、そろそろ残り一気読みモードに入るつもり。 評価 ☆☆☆★(7) 【今日購入したもの】 ちょー企画本 (野梨原 花南/コバルト文庫) 居眠りキングダム (野梨原 花南/コバルト文庫) オトナリサンストライク (竹岡 葉月/ファミ通文庫) ラズ・メリディアン1 (結賀 さとる/プリンセスコミックスデラックス) アオハルッ!3 (みもり/プリンセスコミックス) キラメキ銀河町商店街1 (ふじもと ゆうき/花とゆめコミックス) こもれび (ぷらんくのーと) 少女漫画色々 amazonからの届き物とかブクオフ戦利品とか。 |
___8月25日(月) |
【今日読んだ本】 ◆ この広い世界にふたりぼっち (葉村 哲/MF文庫J) 【amazon】 画像は公式で。 《あらすじ》 森と街の狭間を私は歩いていた。アスファルトの上に、私の小さな影、頼りない街灯が道を照らす。新月の晩。静かだった。その静けさを乱すこと無く、影のような足取りで、狼が現れた。白い狼。低く静かな声で狼は――話した。「私と結婚してもらえないだろうか」 肌寒い冬のある日、真っ白な狼に突然、求婚された少女・塚木咲希。孤独をうちに抱えた二人が出会ったとき、現実世界に“神話”が侵食しはじめる! タイトルと女主人公に惹かれて買ってみた、今月のMF新人さんがおくる現代ファンタジー。 数年前の自分ならかなり楽しめた気がするんですが、今の自分には微妙でした。といっても、主人公の少女と狼の間の、お互い孤独で少しずつ依存している空気は、タイトルから想像したとおりで気に入りましたし、2人が自分たちの世界と離れることを決める第1章までは普通に好みでした。 が、第2章以降が……。なぜこのタイトルで超常伝奇バトルになるのか、これが分からない。バトルの相手となるキャラ関連の設定は少しぶっ飛びすぎな気がしました。自分がバトル好きじゃないのもありますが、こう斜め上じゃなくノーマルであったほしかったなあと。その一方で、とことんノーマルに現実との接点を描いていたりもして(司関係)、なんだかアンバランスで居心地悪かったです。 昔ならバトルも好きだったので楽しめたかも。アンバランス以外の雰囲気は結構よかったし、また別シリーズで見てみたいです。 評価 ☆☆★(5) ◆ 別冊 図書館戦争II (有川 浩/メディアワークス) 【amazon】 《あらすじ》 「そんで、結局あの人たちは?」これにて幕引き、『別冊 図書館戦争 II』! 気になるあのペアの恋の行方もついに──!? 買い忘れていた図書館戦争番外編その2。 うー甘さがたりない。手塚柴崎が半分以上を占めているんでベタベタにならないのは仕方ないんですけど、こういうストーカーが闊歩してるじとじとした話は苦手。なんだかムカムカして読み飛ばしたくなる衝動に駆られてしまいます(今回は我慢しましたが)。 柴崎が今までのイメージより若干打たれ弱かったのもあって、ちょっと読むのがしんどかったですね。でも、終わりの方の幸せそうな2人の描写にはとても満足(デレ柴崎かわいい!)。 最初の短編は「雑誌の方に良化法側の人の話がのってますよー」って昔教えてもらった奴かな? 良化法側の人の話が読めたのはよかったですが、やっぱりこうも洗脳チックに活動している人がたくさんいるっていうのは、納得できないししたくないです。自分にとってこのシリーズはファンタジーということで。この短編自体は大好きなんですけどね。竹内先生いいなー。 これにて幕引きなのが残念。次のシリーズも甘々でありますように。 評価 ☆☆☆★(7) |
___8月23日(土) |
【今日読んだ本】 ◆ ちょー火祭り (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 海賊船であほうどり島を目指すジオ。そこで、バロックヒートに会えれば、ダイヤたちと再会できるかもしれない。だがそのためには海賊のボス、キャプテン・カッラに剣の勝負で勝たねばならず…。 美貌の大賢者と愉快な仲間たちが活躍するファンタジー「ちょー」シリーズ第8巻。 今まで触れたことありませんでしたが、このシリーズの文章はかなり気に入ってたりします。シリアスな場面で一行以下の短文を多用するんですけど、そのときの余韻の残り方がいいんですよね。設定だけ見るとコメディっぽいし、あらすじも相関図もおちゃらけてるのに(「今ちょっと人間」とか「今ちょっと女」とか、(いい意味で)ひどいキャラ紹介)、シリアスとしても面白いのは、この文章のおかげなのかなーとか思ってます。的外れかもしれません。 で、まず最初にお詫び。「パ」リスを「バ」リスだと今まで思ってました、ごめんなさい。でもパリスだからいいですよね(結局それか)。彼の天然バカ(notボケ)っぷりはなごみますし。最近はパリスとスマートの2人がお笑い方向を支えている気がします。スマートは真面目方面も頑張ってますが。どっちのスマートも好き。 この巻はジオさん成長編でしたが、ジオさんは結構どうでもよかったり。なんというか、ジオラルドはダイヤモンドを愛している以上ジオラルドでしかない感じがするので。 それよりもバロックヒートの性格が意外すぎ。もっとひどいことになっているものだとばかり。あなたこんなにお茶目でいいんですか……。 ラストにヒーロー登場でキター!となったところで続きへ。 評価 ☆☆☆★(7) ◆ ちょー魔王(上)(下) (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 ダイヤが囚われているレフーラに到着したアラン王子は、サファイアたちと合流していた。一方、離れてしまった家族のために、ジオもレフーラを目指していたが。レフーラ編、クライマックスへ! 上の続き、「レフーラ編」最終巻を2冊まとめてです。 よし、先だってのサリタ(タロットワーク)ヘタレ発言は撤回します。サリタも色々縛られて悩んで諸々の行動に出たんだなー、ととりあえず納得はできたので。でも、サリタが主要キャラの中で一番好感度低いのは変わらず。というよりは、他のキャラたちの好感度が高すぎなんですが。ダイヤ&ジオも子供3人もスマートもパリスもアラン王子もトードリア夫妻も大好き。パリスはヘタレ一直線かと思っていたら、杖のシーンで大分株が上がりましたし。お笑い担当(尻尾がずるすぎ)のアラン王子も時々すごくかっこいいですし。スマートとの関係なんかいいんですよ、スマートにあんなこと言えちゃうのがさすが。 巻を経るにつれてどんどん皆が好きになってどんどん面白くなってます。いいシリーズです。 でも、レフーラ編のまとめ方は若干微妙だったかなあ。もうちょっと真実を小出しにしてもよかったんじゃないかなという思いが強いです。真実がこんなんだから、小出しにされたらされたでがっかりかもしれませんが。まあ、焦らして登場したあげくにヘッポコだったヌホが痛快だったからよしとしましょう。オリヴィアとバロックヒートいい仕事。 次からは子供編だそうで、数年後の3人がどうなっているのか非常に楽しみです。 評価 ☆☆☆★(7) 【今日購入したもの】 占者に捧げる恋物語 (野梨原 花南/コバルト文庫) この広い世界にふたりぼっち (葉村 哲/MF文庫J) 別冊 図書館戦争II (有川 浩/メディアワークス) ちょーシリーズを読み始めたので、昔読んで手放した「王子に捧げる〜」を買い戻したんです。とりあえず再読してみたんです。ネタバレでしたー! まあ、サリタ=魔王はばればれだったのでいいんですが。なるほどこう繋がってたわけですか。 |
___8月20日(水) |
【今日読んだ本】 ◆ 聖鐘の乙女 光の王子と炎の騎士 (本宮 ことは/一迅社文庫アイリス) 【amazon】 画像は公式で。 《あらすじ》 ロウエン王国の都にある聖楽学院に、天使の声を持つ少年・サディが入学する。しかし、彼には大きな秘密があった。…実は入学したのは、サディの姉・アティーシャだったのだ! 音楽家だった亡き父がの楽譜を探し出すため、女子禁制の音楽学院に潜り込んだのだが…。周りはすべて男、しかも寄宿舎! 男として暮らすことになったアティーシャを助けてくれたのは、誰もが憧れる王子様でーー!? 乙女の運命の楽章が、いまはじまる!! 「幻獣降臨譚」などを書いている本宮さんの一迅社進出作は、男子のみの音楽学校に男装して入学する少女が主人公のファンタジー。 うーん、本宮さんはすごいなあ。2ヶ月1作ペースで書く筆の速さもさることながら、ツボの抑え方が上手いんですよね。幻獣といいこれといい、奇をてらっていない王道寄りの話なのにとても面白い。この作品でいうなら、女だとばれるばれないの按配だとか、サディ(男装主人公)の明るさや狼狽っぷりだとか、男性陣の描写だとかが素晴らしいです。もうちょっとぶっちゃけていうと、サディかわいいいい&ネイトさんかっこよすぎいいいいいい! サディはいい具合に天然でドジで反応がとにかくかわいらしいし、ネイトさんは「いじわるだけど実は優しい」というベタキャラなはずなのに悶えまくりました。まだ1巻でラブは薄いはずなのにこれです。2巻以降が怖いです。 ヒーローは3人横並びっぽい感じなので、次はネイトさん以外の2人が推されそう。もちろんこの2人もかっこいいわけで、誰とくっつくかすごく楽しみです(自分はネイト派ですが)。 評価 ☆☆☆☆(8) ◆ 天啓のパルティア 暁の魔女は夢をみる (真朱 那奈/B's-LOG文庫) 【amazon】 《あらすじ》 月の託宣を受け、帝国ルンゲートの未来を占う十四歳の姫巫女パルティア。ここ最近は、不吉な予言を阻止するために無謀な行動に走ることもなく、婚約者のハルバートの心は穏やかだ。新しい侍女に「白き箱庭」で仲の良かった元聖女のメルキアがつき、パルティアの周囲も少しずつ変化するなか、年に一度の“満潮祭”が始まる。国を挙げた祝祭の裏で、不穏に暴走しはじめた月の予言と、姫巫女を狙う黒幕の存在に気づく者は誰ひとりとしておらず……!? えんため大賞デビュー作、絶賛御礼の第二弾! 不吉な予言を捻じ曲げるために頑張る少女がかわいらしいファンタジー「天啓のパルティア」の続編。 1巻よりラブ方面が進展していてなかなか面白かったです。お話自体は、好きだった「予言をねじまげる」部分がなかったのと、今後に向けての伏線部分が多かったのとで、1巻に比べると見劣り気味。でもその分、キャラクター面が強化されていたのがよかったです。新登場のメルキアは明るい侍女スキー(どんな属性だ)にはたまらない女の子でしたし、最強王子VS最強兄のやりとりが短いながらも両者のパルティア愛が伝わってきてよかったなあと。この2人はまた対面してほしいですね。あと嫉妬ハルバート、完璧超人の嫉妬っていうのはいいものです。 ただ、ラグー派だった自分にとってはあんまりラブラブになられると複雑な気分。この感じだと、再登場で逆転どころか揺らぐことすらなさそうですし(元々皆無だったという突っ込みはなし)。それと、パルティアの言動が若干しっかりしすぎかなあという印象受けました。1巻のときには感じなかったんですが。 そんなこんなですが、伏線が色々分かりそうな3巻にも引き続き期待。ひねってきたテン世結社をどう利用するのかあたりが気になるところです。以下どうでもいいこと。感想書くためにパラパラめくっていて気づいたんですが、パルティア案外胸でかいね! いやそれだけです。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 聖鐘の乙女 光の王子と炎の騎士 (本宮 ことは/一迅社文庫アイリス) |
___8月18日(月) |
コミケは2日目地獄、3日目天国でした。温度差10度以上あったんじゃ。 【今日読んだ本】 ◆ ちょーテンペスト (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 コバーリム国での問題も解決し、平和に暮らすジオラルド夫婦と三つ子たち。だが、三つ子のひとり・オニキスが誘拐されてしまった! またもや家族がバラバラに!? 波乱の「レフーラ編」突入! 既婚夫婦(子持ち)が主人公という少女小説では結構珍しいファンタジー「ちょー」シリーズ新章突入の第6巻。 びっくりした。てっきり捨てキャラだと思っていたオリヴィアがまさか再登場するとは。なんか1巻のときにも似たようなこと書きましたが、オリヴィアは番外編だったし、ただの捨てキャラだと思い込んでしまったんですよね。思い込みはよくないです。 といったボケはあったものの、コバーリム編よりも面白かったです。主要キャラがいきなり4箇所くらいに分けられて、どこもなかなかのっぴきならない展開が繰り広げられつつ、事件の全体像が少しずつ分かっていくのがすごく楽しい。主人公が奴隷になったり監禁されたり女神伝並のハード展開ですよ(話のタイプは違いますが)。そんな中でもたくましいダイヤモンドとオリヴィアが好き。シリーズ全体通して、女性がたくましくて男性が若干頼りない気がします、それがいいんですが。しかし、超人っぽかったバロックヒートがやられるとはびっくり(4巻読んでないからかもしれませんが)、いったい何が。あと、今回は子供世代が頑張ってたなーと。オニキスが前巻から一気に大人びてたのが、かっこよくもあり寂しくもあり。 そんなわけで引き続き7巻へ。以下どうでもいい呟き。「ヌホ」っていうネーミングセンスはすごいと思う。 評価 ☆☆☆★(7) ◆ ちょー海賊 (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 タロットワークの裏切りによって、バラバラになってしまったジオラルド一家。あほうどり島を目指すジオは、海賊船に乗った。一方、レフーラ王宮に囚われているダイヤは脱出を考えていたが…。 上から引き続き第7巻。 タロットワークへたれすぎだろ……。一族の重みがあんまり理解できてないからかもしれませんが、前巻あたりから「もうちょい頑張れよ」という気持ちがすごく強いです。オニキスの爪の垢を煎じて飲めと言いたい。でも、「タロットワーク へたれ」でぐぐっても、ヘタレどころか大人気なんですよね、不思議。これから大逆襲がはじまるんでしょうか。 それにしても今度は海賊ですか、女神伝と色々かぶりますねー。ファンタジーで波乱万丈となるとこういう設定になっちゃうのかな。その海賊も、やっぱり女性がたくましいんですよね。相変わらず王宮にいる面々もパワフルだし(出番少なかったけど)。それに比べて、バリスの情けなさといったらもう。まあバリスだししょうがないか。スマートだけは相変わらずだけど、こちらはまた変なことはじめてますし。どうする気だこの人。そういえば最近グーナーさんの出番がないのが寂しいなあ、この調子だとレフーラ編終わるまで出てこなそうなのが残念。 先が気になるんで(特にスマート)、次もさっさと読みます。 評価 ☆☆☆★(7) |