___8月15日(金) |
明日は幕張までいってくる予定です。FC(小説)の日に行くのは久々。 (追記)って幕張じゃないいいいいい! 何年前を生きてるんだ……。 【今日読んだ本】 ◆ ちょー恋とはどんなものかしら (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 いつもは脇役のキャラたちが、主役になってくりひろげられる物語を、3編収録。シリアスなものから、大爆笑のコメディまで、個性豊かなキャラたちの魅力がいっぱいの1冊。シリーズ初の番外編! タイトルがなんだか突き抜けている「ちょー」シリーズ第5巻は、シリーズ初の短編集。 うあー、やっぱり4巻は読んどくべきでした。短編3つのうち、表題作が思いっきり4巻の延長線。俺様魔道師のスマートの意外に真面目な過去が描かれててスマート好感度がますますアップしたんですが、4巻でのスマートが分からないせいで良さが多分半減。他にもミナとセリがいつの間にか接近していたり、行方不明の4巻を恨みたくなりました。でも、子供たちのドタバタを描いたコミカルな部分と、前述したシリアスな部分が違和感なく混ざり合っていて面白かったです。サファイアに追いかけまわされるオニキスがかわいい。 残りの2篇もどちらもよかったですが、リブロとライーの馴れ初めを描いた「冬の祈り、秋の憧れ」が特に秀逸。親から見捨てられたリブロには歳相応な弱い面もあって、だからこそライーの手をとらない強さがとても印象的。最後の生き生きとした2人の姿を見て、この出会いがあってよかったと心から思いました。1巻の融通利かないリブロの態度には多少反感も抱いていたんですが、この話を読んで色々と納得。野梨原さんシリアスもうまいですねえ。 次からはまた数冊規模の長編がはじまる模様、だんだんキャラへの愛着が増してきましたし楽しみです。 評価 ☆☆☆★(7) |
___8月12日(火) |
【今日読んだ本】 ◆ ヴぁんぷ!IV (成田 良悟/電撃文庫) 【amazon】 画像は公式で。 《あらすじ》 【3年ぶりだね、日本の紳士淑女諸君! お待たせしてしまったねえ。ふむ、諸君との友愛関係を祈り、今宵は吸血鬼と人間の関わりについて話すとしよう】【ドイツ南部にて発生した、村人達の集団失踪事件。我々『組織』はその事件について会議を開く事になったのだが──時を同じくして、ミヒャエル君がある決意を胸にグローワース島を飛び出したようだ。当然ながら、そんな彼を追って我が娘のフェレットも島を飛び出し……そのまま若い男女の甘酸っぱい追走劇になれば良かったのだがね】【人間と吸血鬼の男女。この組み合わせが生むのは果たして悲劇かロマンスか……】 血のみで体が構成されている子爵をはじめ、超個性的な吸血鬼たちが暴れまわる「ヴぁんぷ!」久しぶりの第4巻。 うわーうわー、悪ノリっぷりがとんでもない! 元々はっちゃけ気味なところが多々ある成田作品ですが、この4巻はその中でも悪ノリがトップクラス。ほぼ勢ぞろいした「幹部」の吸血鬼たちの癖がありすぎ。子爵がいるんだから人型のみじゃないと分かってはいましたが、そんなもんまで出してくるとは。ロミーの攻撃はあれのパロディなはずなのに、そんなのを感じさせない遊びっぷりですし。元ネタの半分も分からなかったのが少し悔しい。それだけならまだしも、巻末のキャラクター辞典がそれ以上のひどさ(いい意味で)。特にラスト1ページ、この吸血鬼たちが本編に出てきたら話ぶっ壊れそうなんですが。 テオ関連をはじめ、「ヴぁんぷ」にしては重ための話が多かったんですが、それ以上に悪ノリのインパクトが強かったお話でした。ミヒャエルとフェレットの距離が縮まる様などもよかったんですけどね。いつ出るかは分かりませんが、小物が主人公らしい5巻も楽しみ。あと、最後に一言だけ。カルジミールw 評価 ☆☆☆★(7) |
___8月11日(月) |
【今日読んだ本】 ◆ 宝印の騎士3 (西城 由良/ウィングス文庫) 【amazon】 画像は公式で。 《あらすじ》 宝印――それは、宝珠を体内に取り込むことで浮き出し、様々な威力を発揮する模様で、選ばれし者に与えられる力の証。スラム出身の孤児・ノイルは、宝印使い見習いになるが、彼が刻印したのは、国の英雄・宝印の騎士の宝珠だった!! 人々がその事実を知ったら反発すると考えたノイルは、ティフェールとウィリップの協力を得て国外脱出を図る。しかし、ウィリップが約束を破って校長に事情を話してしまい、傷ついたノイルは二人と喧嘩別れするが……!? 明日を探す少年たちのプレシャス・ストーリー、完結!! 描き下ろしチェッツマンガも収録! 宝印使いの少年たちの友情ストーリー「宝印の騎士」完結編。 2巻後半で評価結構落としたんですが、最終巻で結構持ち直しました。2巻であれだったのはノイルの分からず屋っぷりだったんですが、今回ノイルが分かる子になっていたんで、3人の友情を素直に味わうことができました。ノイルの心変わりが早いのも、ウィリップ最強ってことで納得いきましたし。逆にウィリップとティフェールが若干分からない子になってたりもしましたが(攻撃だと勘違いして静止するのはノイル信用しなさすぎ)、まあこのくらいはご愛嬌レベル。3人の友情にかわいいシイも加わって、陰謀その他を解決する様が気持ちよかったです。 ウィングスにつきものの書き下ろし短編は、ウィリップ一家最強話。まさにこの家族にしてこの子あり。いかにも後日談でみんな楽しそうなのがよかったです、特にシイのかわいさは最強。ウィングスの女性キャラは出番少なめの割にかわいさ抜群なことが多いのが、嬉しくもあり悲しくもあり。 人気あったのにこの完結はもったいない気もしますが、あんまりノイルにグダグダされてもあれだし、このくらいでいいのかも。もちろん次回作にも期待、BL方面にいきませんように。 評価 ☆☆☆(6) ◆ ちょー囚われの王子 (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 魔法で男にされて記憶を失ったダイヤは、司祭の娘・ミナと無理やり結婚させられそうになってしまう。一方、女にされてしまったジオは、ライーからダイヤが記憶喪失になったことを聞いて…!? 先日に引き続き「ちょーシリーズ」第3巻。 タイトル通りに囚われの話でフラストレーションが募る巻でした。悪役が陰湿にのさばっている話は苦手なんで、しつこいロゼウスにやられるのがうざったくて辛かったです。このシリーズはシリアスよりのほほんな部分が気に入ってるので、あんまりシリアスにならないでほしいところ。そういった意味で今巻で気に入ったのはスマート&子供3人組、ちょっぴり真面目なスマートと人懐こい子供達がうまくかみ合ってて微笑ましかったです。他にも、記憶なくてもジオとの絆をしっかりと見せてくれるダイヤはかっこよかった(notかわいい)し、ロゼウスさえいなければ満足だったんですが。 次の完結編ではすっきりした解決を見せてくれるだろうので、そちらをさっさと読みます。といきたいところなんですが、4巻が行方不明です……。しょっちゅう本が行方不明になるうちの部屋はツンすぎ、たまにはデレてくれてもいいのに。仕方ないんで5巻に進むことにします。 評価 ☆☆★(5) 【今日購入したもの】 天啓のパルティア 暁の魔女は夢をみる (真朱 那奈/B's-LOG文庫) |
___8月9日(土) |
えーと、いつも通りミス指摘ありがとうございます……。もう少し気をつける所存でございます(あてにならない政治家風に)。 あとメルフォレスー。 >打ち切りと言えば、最近のコバルトはどのシリーズもあっという間に畳まれて、長編つくる気がないように思えるんですけどどうなんでしょう。 確かに一部の売れ線を除くと10冊以内完結が多いような。あまり昔を知らないんですが、ミミとかコラフェリみたいな中堅所の長寿シリーズが減ってるんでしょうか。長編じゃなくても、打ち切りっぽくなく完結させてくれればいいんですが……。 【今日読んだ本】 ◆ シフト III ―世界はクリアを待っている― (うえお 久光/電撃文庫) 【amazon】 画像は公式で。 《あらすじ》 赤松祐樹に《シフト》していることを打ち明けたクラスメイトの高嶋空。彼女もまた祐樹たち同様「夢の世界」を冒険する少女だった。 だが、何故か空の《シフト》は他者とは異なり、《シフト》するたびに激しい“痛み”がともなう。そんな彼女は、向こうの世界で出会った女戦士・カレンとともに旅を続けていくが、その旅はやがて“ある因縁”へと結びつき──。はたして空の身に何が起こっているのか? 待望の『シフト』続編がついに登場。著者直筆サイン入りテレカのあたるキャンペーンも実施中! 夢の中の異世界と現実をうまく絡めた現代ファンタジー「シフト」、文庫落ちした2冊に引き続き、久々の新刊。 面白さと同時に、上手さをとても感じた第3巻でした。1巻で異世界を魅力的に描き、2巻で現実を強くクローズアップして、3巻でこの話を持ってくるのがまず巧妙。一見あんまり関係な話に見えて、今までの話とうまく繋がっていて、構成が練られてるなあという印象を受けました。視点も今までとは全然違った形で新鮮でしたし、「パープル・ブレイク」での世界の見せ方なんか上手すぎ。シフト世界の美しさとかカレンの強さとかがすごく映えてました。もともと、現実と異世界のミックス、しかも勇者と魔王を題材にしているということで好みではあったんですが、それ抜きにしても非常に面白い物語だと思います。 色々分かったこともあるけれどまだまだ分からないこと一杯だし、とにかく先が気になってたまりません。ミカタの先ももちろん待ち遠しいですが、しばらくはシフトが優先されるといいな。 評価 ☆☆☆☆★(9) ◆ ちょー魔法使いの弟子 (野梨原 花南/コバルト文庫) 【amazon】 《あらすじ》 ジオ王子が人間に戻り8年。ダイヤ姫との間に生まれた三つ子とともに幸せに暮らしている…はずが、3年前トードリアに出かけたきり、ジオとダイヤが帰ってこない! 一体、何があったのか!? ちょっと間が空いてしまいましたが、個性的なキャラたちが暴れまわるコミカルファンタジー「ちょーシリーズ」第2巻。 なんか色々すごい展開。1巻から間が空きまくってるのはまだいいとして、いきなり性転換ってなんだそりゃーですよ。番外のお話でやるならともかく、これを本筋、しかも2巻でやるのがすごい。この辺のいい意味での適当さがこのシリーズなのかな。入れ替わっっても熱々なバカップルな2人が、とってもバカップルっぽくてよかったです。それに、女バージョンのジオが男に迫られる場面など、入れ替わりならではのシーンも入っていて楽しかったですね。子供世代はまだまだ出番が少なくてなんともいえないですが、性悪なスマートに育てられた部分が見え隠れして、これから引っ掻き回してくれそうで、これからが楽しみですね。しかし、このペースで進むとそのうち孫世代が出てきたりするんでしょうか。 話は思いっきり次回に続くなので、とっとと続きも読むことにします。 評価 ☆☆☆(6) 【今日購入したもの】 シフト III ―世界はクリアを待っている― (うえお 久光/電撃文庫) ヴぁんぷ!IV (成田 良悟/電撃文庫) 宝印の騎士3 (西城 由良/ウィングス文庫) 赤髪の白雪姫2 (あきづき 空太/花とゆめコミックス) 笑うかのこ様1 (辻田 りり子/花とゆめコミックス) かのこ様は、自称傍観者の中学生が中学校の縮図みたいなものを痛快に解決(?)するお話。あまりドロドロしてなくてよかったです。最近のLaLaコミックスには外れが少なくて嬉しいですね。 |
___8月5日(火) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前回までのデータがもったいないので今回もやります、FC(小説)ジャンルでメイン登録されているサークル数から、人気の推移を見てみようコーナー。
【今日読んだ本】 ◆ 薔薇のマリア X. 黒と白の果て (十文字 青/角川スニーカー文庫) 【amazon】 《あらすじ》 魔術士ルヴィー・ブルームが仕掛けた最悪のゲイム""7Sとの七つの勝負""がスタート。トップバッターのアジアンの前に現れた対戦相手は、かつての友だった――!? シリーズ最大のボリュームで「セブンス編」堂々完結! 鉄板の面白さの割にいまいち人気がない気がする(ラノサイ杯で自分含めて2票しか入らなかったのはかなり意外でした)「薔薇のマリア」最新刊は500ページ近いボリューム。 ページ数に見合う濃さで今回もとても面白かったです。7戦バトルがあって、そのほとんどが戦う人の視点で書かれていて、なんだかオールスターみたいな雰囲気でした。ユリカと猿のタッグは周囲含めて初々しくてかわいらしいし、ベティのねじまがった性格と素直とは程遠い心もかわいいし、ヨグの正体なんかも分かったり、盛りだくさんで満腹。番外編で書かれていたピンパの過去とかもここで回収してくるとは。ピンパはほんとかっこいいなあ。ぶっちゃけアクション苦手な自分にとっては戦闘描写多すぎなんですけど、その合間合間に各人の心理が詰まっているので、苦にせず読むことできました。 メインのアジアンもよかったというか、アジマリ万歳。ルヴィーの粘着っぷりがひどくて、アジアンの苦しみが痛々しかったですが、今までのアジアンが報われてよかったなあと。嫉妬するマリアとか強がるマリアとかかわいすぎて反則。ラストバトルはちょっと拍子抜けでしたけど、どうせこれで終わりなわけないですし。これからこの2人はどうなっていくんでしょう。 さてここから次は何が起こるんでしょうか。方向に一貫性がないというか、物語がどこに向かっているのか分からないのが、いまいち人気が出ない人気の一つなのかもと思ったり。1巻はダンジョン物でしたし。あと伏線が色々ありすぎるのも原因かも(自分はスルーしまくっている自信あり)。まあ何がきても鉄板だろうので、続きも楽しみです。 評価 ☆☆☆☆(8) |
___8月4日(月) |
【今日読んだ本】 ◆ 流水宮の乙女 動き始めた運命の音色 (片山 奈保子/コバルト文庫) 【amazon】 画像は公式で。 《あらすじ》 神凪国を守る流水宮の乙女。自分が守ってきた落華に代わり新たな乙女に選ばれた飛沫は、運命に戸惑い宮を抜け出す。追ってきた龍月と再会したのもつかの間、鬼神に魅入られた落華が連れ去られて…!? 巫女の補佐として長年暮らしてきたのにある日突然巫女に選ばれてしまった少女を中心とした、恋愛あり友情あり陰謀ありの中華風ファンタジー「流水宮の乙女」第2巻。 絶望した! 売れなさそうな表紙に絶望した! 表紙の飛沫が全然かわいくないというか男にしか見えないというか。もうちょっと華がある絵じゃないと打ち切られる予感がするんですが。絵心皆無の自分の予感なんで、外れてくれることをとにかく祈ります。 なんでこんなに打ち切り恐れているかというと、もちろん面白かったからなわけで。下半期のラノサイ杯で入れようと思うくらい好きですこれ。まずポイントにあげたいのが、主人公の飛沫と元巫女の落華の関係。仲睦まじかった1巻当初から立場が逆転した2人、ともに立場にとまどい絶望しながら、片方は踏みとどまり片方は現実に目を背け落っこちてと対照的ながら、そのどちらの気持ちもすごく納得いくんですよね。踏みとどまった方の悲しみや強さが印象的なのはもちろん、絶望して落っこちた方にも愛と憎がしっかり同居しているのが素晴らしかったです。この辺の心理がよく分かるのは、1巻丸々序章にあてていた効果かも。この先、敵対した2人がどういう運命を辿るのか、楽しみすぎ。 恋愛描写の良さももちろんポイント。人里に下りることで普通の人間の心を知った飛沫が、恋心を自覚しうろたえるあたりが実にいいです。飛沫の自制心が相当強いので一筋縄ではいかなそうですが、それだけにこの先が楽しみ。実は兄妹フラグがビンビンたっているんですが、ほんとに兄妹だったら色々おいしすぎるし、違ったら物語が面白くなりそうなんで、どちらに転んでもいいです。 1巻では謎だった黒幕の正体も明らかになって、これからどんどん盛り上がりそう(黒幕側が一枚岩じゃないあたりも○。秀雨さんいいよいいよ)。続きが出ますように打ち切りくらいませんように。というわけで皆さん買いましょう。 評価 ☆☆☆☆(8) 【今日購入したもの】 流水宮の乙女 動き始めた運命の音色 (片山 奈保子/コバルト文庫) 薔薇のマリア X. 黒と白の果て (十文字 青/角川スニーカー文庫) |
___8月2日(土) |
【今日読んだ本】 ◆ つがいの歯車 (時生 彩/イーストプレス) 【amazon】 《あらすじ》 雪の舞う成人式の日、会場に向かう途中でうっかり足を滑らせ意識を失ったカナエ。気がつくとなぜかそこは異世界だった……! しかも、救ってくれた優しい貴族の熱心なすすめで落ち着く間もなくに結婚することに。相手はなんと、容姿端麗、完全無欠、みんなが憧れてやまない、この国の若き皇帝サマ!! 愛のない義務としての結婚と理解しつつも、感情すら感じられない皇帝サジエルの瞳に苛立ちをおぼえるカナエ。そして迎えた初夜、とうとう我慢も限界な彼女のとった行動とは……!? 当たりが多いネット小説ソフトカバーシリーズの最新刊、現代日本から異世界に飛ばされた女性が王妃になるラブファンタジー。 色々不満点もあるけれど、恋愛描写がとても濃厚で全体的には満足いく作品でした。とりあえず、帯の「私を好きだと言わせてみせる!」は若干詐欺気味。なんせ、全体の1/3進む頃にはほとんどラブラブ、これでこの帯はちょっとなあ。でもその分ラブラブ描写は多いわけで、中盤からの仲睦まじく蕩ける姿におなか一杯になりました。家族ぐるみでの仲良い描写があったのも、微笑ましくてよかったです。ただ、主人公の描き方が女性的というか、独占欲とか将来的なこととかも結構前面に押し出しているので、人は選ぶかもしれません、口調軽めの一人称ですし。自分は問題ありませんでしたが。 が、お話だけに注目すると結構微妙。ネットのものをそのまま持ってきたせいなのかは分かりませんが、悪役がすごい中途半端なんですよ。2種類ほど出てきて、どっちも意味深なこと言ったあげくそれっきりで、消化不良この上ない。続編前提なわけでもなさそうだし、ここは変えてほしかったです。 それと、異世界物なのに、異世界に適応するまでの部分がカットされてるのがとても残念。この辺の部分は異世界物の鍵の一つだと思っているので。辺境の田舎から連れてこられた、でも話成立しそうなのがなあ。カナエの性格だけは日本人的なんですけど。この辺は「wonder wonderful」という偉大な作品のせいで見方厳しくなってるかも。 まあ、好きか嫌いかと問われれば間違いなく好きと答えます。やっぱりこのシリーズはいいなあ。来月の本命が本当に楽しみ。 評価 ☆☆☆★(7) |