6月30日(水) |
7月購入予定。質量ともに充実しすぎです、コバ2ヶ月分というのを抜きにしても豪華。神尾さんと相羽さんのオリジナル2作目が嬉しい! こんな読めるわけないので様子見しながら少し削る予定。 鳥籠の王女と教育係 嵐を呼ぶ王子 (響野 夏菜/コバルト文庫) 月虹の鏡 孤蝶の園の寵姫たち (夢野 リコ/コバルト文庫) 悪魔のような花婿 (松田 志乃ぶ/コバルト文庫) シスター・ブラックシープ 悪魔とロザリオ (喜多 みどり/角川ビーンズ文庫) 笑わない科学者と神解きの魔法使い (内堀 優一/HJ文庫) 天冥の標 III アウレーリア一統 (小川 一水/ハヤカワ文庫JA) 竜の夢見る街で3 (縞田 理理/ウィングス文庫) 天涯のパシュルーナ3 (前田 栄/ウィングス文庫) ヴィークルエンド (うえお 久光/電撃文庫) 神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット (あざの 耕平/GA文庫) 海が愛したボニー・ブランシェ (緑川 愛彩/B's-LOG文庫) 子守り魔王と姫騎士団長 〜緑眼の咎人〜 (夕鷺 かのう/B's-LOG文庫) つぎはぎ勇者の衣装係 (古戸 マチコ/レガロシリーズ) ローデンシュアの魔女 ハロウィンの夜に魔法のキスを (神尾 アルミ/一迅社文庫アイリス) 宝石姫は微笑まない。 (本宮 ことは/一迅社文庫アイリス) イレーネの戦争 (川人 忠明/朝日ノベルズ) 神の棘1 (須賀 しのぶ/ハヤカワ・ミステリワールド) 四界物語1 金翅のファティオータ (黒川 裕子/C★NOVELSファンタジア) 風の島の竜使い (片倉 一/C★NOVELSファンタジア) 翼の帰る処3 ―歌われぬ約束― (上) (妹尾 ゆふ子/幻狼ファンタジアノベルス) 運命のディザスター・ロマンス (相羽 鈴/コバルト文庫) 月の瞳のエゼル (我鳥 彩子/コバルト文庫) 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 寵愛の終焉 (松田 志乃ぶ/コバルト文庫) 【今日読んだ本】 ◆ 花嫁のヴァンパイア 〜月光城の偏食当主〜 (甲斐田 紫乃/B's-LOG文庫) 【amazon】 《あらすじ》 ユーニ村で暮らす元気な少女・アデルは、大昔、月光城に住む吸血鬼と村で交わされた「盟約」により、100年に1度の吸血鬼の花嫁に! そんなアデルを月光城で待っていたのは、最強の吸血鬼(でも超ヘタレ)・アハロンと潔癖症の従者・ダニエル。アデルが不本意のまま来たことを告げると、2人はあっさり村へ帰してくれるという。めでたし、めでたし。――のはずだったのに、なぜか城から出られなくなって――!? 編集部大絶賛! 第12回えんため大賞奨励賞受賞作、ヴァンパイア・ラブコメが登場!! 今月のビズログの新人さん作品、吸血鬼に嫁ぐ女の子が主役のラブファンタジー。 ビズログらしい変要素入りラブコメで楽しかったです。嫁いだ吸血鬼が怖がりのヘタレだったというお約束のお約束外し(?)からはじまり、極度の綺麗好きな従者のダニエル、子供の吸血鬼ハンターなリオンと、どこかずれたキャラが勢ぞろい。お気に入りはダニエル、アデルに対するツンデレ従者っぷりに加えて、部屋が汚れたり机が壊れたりするだけで発狂するリアクションの激しさがかわいかったです。自分はツンデレで変な執事キャラに弱すぎないかと最近思わなくもないですが、かわいいんだからしょうがない。 ダニエル以外ではリオンもいい性格してました。登場人物の中で一番人生楽しんでるのはどう考えてもこの子、読み終わってからパラパラと振り返ると確信犯っぷりが凄い。主役2人の恋愛面はオーソドックスでしたが、アハロンがヘタレの割に恋愛面では頑張ってるのに好感持てました。 綺麗に完結してるので、次は他作品でお目にかかれると嬉しいです。 評価 ☆☆☆(6) |
6月29日(火) |
更新再開です。そしてメルフォレス。 >「悪魔とラブソング」お勧めしてくれた方 お勧めありがとうございますー。「悪魔と〜」はしばらく前に漫画喫茶で最初の方だけ読みました、マリアの性格が変わってるおかげで、いじめモノ苦手でも楽しめました。次漫画喫茶いったら続きをと思いつつ読めてないんですが、お勧めいただいたことだし早めに読みたいです。伏線も色々あるとのことなので楽しみです。 【今日読んだ本】 ◆ ミストスピリット―霧のうつし身―1 遺されし力 (ブランドン・サンダースン/ハヤカワ文庫FT) 【amazon】 ミストスピリット―霧のうつし身―2 試されし王 (ブランドン・サンダースン/ハヤカワ文庫FT) 【amazon】 《あらすじ》 〈霧の落とし子〉ケルシャーの導きで、虐げられたスカーの民が蜂起し、支配王の千年に及ぶ統治が倒されてから一年。青年貴族エレンドが王位についた〈終(つい)の帝国〉の都ルサデルは、ヴェンチャー卿の軍勢に囲まれていた。権力を希求する卿に、国家の理想を追うエレンドは抵抗するが……。いっぽう帝国の辺境を旅する〈たもちびと〉セイズドは、ある重大な真実に迫っていた。世界が絶賛する傑作シリーズ、待望の第2部開幕! 金属を飲み込んで戦う不思議な能力体系をベースに描かれる、傑作ファンタジーシリーズの第2部。更新停止の間に2巻まで読んだので、感想まとめ書き。 相変わらず面白かったです! 支配王亡き後の世界が、政治的にも世界の謎的にも大激動で見所たっぷり。一番目を引いたのは1巻のセイズド視点、辺境でじわじわと広がる霧の恐怖、消えたマーシュの謎などワクワクさせられっぱなしでした。コロスは地味にキーになりそうな予感。ヴィンによる深き闇考察も面白かったです、こういった方面の洞察力もこんなついたんですね。材料は大分揃ってきてるんでしょうけど分からないので、素直に種明かしを待ちます。 ルサデル舞台の政治劇の中では、エレンドの成長が見所。頼りなかった一部の姿から父親と渡り合えるようにまでなったのは凄かった。選挙戦のひっくり返しにはやられました。 そんな中、エレンドの変わり方は人間関係的な不安も募らせてくれるわけで、ヴィンとエレンドの仲がとても心配。エレンドが変わっていくにつれてヴィンの心が揺らぐのが見ていて辛かったです。ゼインの横槍がまたいいタイミングで入ること。 それでもこの2人ならと思ってたんですが、2巻最後のエレンドの勘違いには激しく憤りました、おいその思考はおかしいだろエレンド! これは離別フラグなんでしょうね……。頑張れヴィン。 スパイ探しの中で盗賊団の仲間たちの新たな魅力が見れたのもいいところ。でも、キャラ的な一押しはなんといってもオレ=スール。ヴィンに心を開くようになっていくのがかわいいことかわいいこと。本人が表面的には認めないで、でも自分のことをちょくちょく漏らすようになってるのが素敵です。 第2部残り1冊、サンダースン雪崩がまた待っているようなのですぐ読みます。スパイは結局誰なんでしょうね、これだけ引っ張って端役ってこともないだろうし、スプーク? 評価 ☆☆☆☆(8) |
6月20日(日) |
一週間ちょっと更新お休みします。 【今日読んだ本】 ◆ 聖鐘の乙女 恋の歌劇と薔薇のドレス (本宮 ことは/一迅社文庫アイリス) 【amazon】 《あらすじ》 男子音楽学院に入学したサディの正体は、弟の振りをした姉のアティーシャ。父親の楽譜を探すため男装までして入学したのに、憧れの王子様・サリアンを狙う事件に巻き込まれ、目的が果たせないまま季節は秋にーー。そんなある日、学院祭の歌劇コンクールでアティーシャはヒロイン役に抜擢されてしまう。しかも恋愛歌劇! 相手役は学院内の有名人ジェッツ先輩と堅物のリキシス先輩で…!? 男装乙女の男子音楽学院ライフ★第7弾登場! 男装学園ファンタジー「聖鐘の乙女」第7巻は学園祭の準備編。 ネイトさんよくやった!!!!! 色んな人がアティに攻勢をかけはじめたり、アティ自身も女の子としての気持ちを抱きだしたりと色々ありましたが、なんといってもネイトさんです、終盤のアレでときめきました。この態度ならサリアンに譲ったりしないでしょうし、ここまできたらネイトさんルートいってくれますよね? 本宮さんはライル(@幻獣)を殺そうとする人なので怖くもあるんですが。頑張れ編集さん。 あと今回よかったのは、マデリーンとのガールズトーク。恋する女の子が集まったときのかわいさは異常です。マデリーンさん素敵な予言してくれますね! と思ったネイト派の自分。しかし、アティにまで気持ちがばれてしまったリキシス先輩は不憫でした……。 バケツプリンはロマンというアティの主張にはとても同感。遠出をしてジャンボプリンを食べに行ったことあるくらいには憧れます(品切れだったんですが……)。でも、アティの主張に同意したくなることが多いのはなんだか複雑。プリン歌の歌詞のセンスには大反対ですが! イラストがなかったのは少し残念、崩れたプリンのイラストって凄く難しそうだしさすがに無理なのかな。 メインストーリーが動かないのは相変わらずですが、これだけ恋愛面が動けば全然気になりません。学園祭本番での男性陣とアティの動揺が楽しみです。 評価 ☆☆☆☆(8) |
6月18日(金) |
本読む量控えめにしても、代わりにWeb小説を読んでたら意味ないですよね。そんなわけでWeb小説の感想2つほど。 ・時々山椒時々砂糖@Barroco様 胸キュンでした。胸キュンでした。サイトの紹介文が非常に分かりやすいので引用。 一人は皮肉屋の勤労少女。一人は表裏ある美少年。 ただの知り合いというには近すぎて、友人というほどつるみはせず、家族ほどにお互いを理解してるけれど、恋人というほどには甘くない。 そんな二人と彼らを見守る人々のお話。 紹介文のとおりのお話です。幼馴染な2人の間にある絆が素敵すぎるのです。色んな視点で描かれる結びつきの強さ、そして苦さと甘さのバランスがとても切なくときめきました。「不幸であってほしい。けれど、幸せであってほしい」とか幼い頃のエピソードとか全部好きです。これまで紹介した中でも一押し。 「HOST FAMILY !!」ならびに「千日紅の虚偽」とリンクしているので、読むならそっちを読んでからが推奨です、特に前者は必須。「HOST FAMILY !!」は癖ある一家に引き取られた女の子の真っ直ぐさがかっこよく、好みなタイプのお話。紹介しようかと思ってたら、さらに上を行くお話があるという嬉しい誤算でした。 ・SWEET SEASON@月色ハティ様 真面目な委員長と猫かぶりなモテ男(2人とも鈍感)の入れ替わりラブコメ。入れ替わりの時点でお勧め度合は上がっちゃうんですが、やや少女漫画寄りのテイストでじっくり描かれる心理の変化が好みでした。恋心を自覚する手前あたりの翔真(モテ男)の無意識な行動が好き。傍からみた怪しさや正体ばれるばれないの按配もなかなかよかったです。 お気に入りキャラは祐司。一緒に住んでいる従姉弟が好きだけど言えずにツンツンしちゃう男の子です。そこに従姉弟の入れ替わりなわけです。なんてかわいいことか! 不憫ですがそれもまたよし。 番外編やおまけが遊び心に富んでるのもいいところ。番外編のその発想は明かされるまで思いつかなかった! 番外編はまだ連載中なので、これからも楽しみです。 【今日読んだ本】 ◆ 修復士ラファエリア (神矢 陽/B's-LOG文庫) 【amazon】 《あらすじ》 自称『修復士』のラファエリアは、“モノ”の声を聞き、刻(とき)を戻すことができる女の子。ミケ、ザロというワケあり少年助手らと共に、その力を役立たせるべく修行中! そんな彼女の元に、200年前から他国と国交を絶っているフローレツィア国のレオール王より、「小瓶の刻を戻してほしい」という依頼が舞い込んだ。だけど小瓶は口の悪いひねくれモノ! おまけに依頼主の王は人嫌いなうえに○○オタク!! さらに修復士が王を殺すなんて噂も出回って……!? 「悪魔は世界の救世主」でデビューした神矢さんの久々の新刊。前作は好きだったのに続きも新作も出なくて、このまま消えちゃうのかもと思っていたので、嬉しい新刊でした。 なかなか面白かったです。非生物の声を聞いて時間を巻き戻せる「修復士」の女の子が、謎の国の王様に呼ばれて頑張る、というストーリー。関西弁だったり老人だったりと多様なモノたちの話を聞いて過去の真実に迫っていくのが先の気になる作りになっていたし、その過去の真実も「修復士」をめぐる悲しい話で、主人公の恋も絡んで興味深いものでした。続刊前提で肝心なところに決着がついてないのがアレですが、続きが出れば問題なし。 キャラクターを中心に変なところが結構あったのも楽しかったです。特に執事がとても変人でした、壁張りつきは凄い。主人公に対してあまりデレないのも新鮮でした。あと、序盤にだけ出てきた友人のチエリもいい性格。「飼育」とか「乙女の正義」とかぶっちゃけっぷりがひどい(いい意味で)。この子は続きでも出番あるといいです。 反面、主人公の側にいるミケやザロの見所があんまりなかったのは残念、ザロはただの便利キャラだなーというイメージを払拭できなかったです。もう少し結びつきの強さが見たかったかな。 終盤に出てきた魔女さんが、自己中で引っ掻き回すけど憎めないタイプの人でこれから活躍してくれそうだし、明かされてない伏線も色々あるし(ラフィが誰に似てたのかよく分からないのです)、続きも楽しみです。……続きちゃんと出ますよね? 前科もあるしサブタイトルもついてないし心配。 評価 ☆☆☆★(7) |