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 6月14日(火)


【最近読んだ本】

ある日、月の夜に。 ―わがままな魔女と人狼の騎士― (渡瀬 桂子/一迅社文庫アイリス)amazon

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《あらすじ》
最強魔法士にして王国騎士団長を務めるセレスの秘密は、子供っぽい外見を魔法でごまかしていること。ところが、突然現れたかつての学友アストルに魔力を奪われ、最弱魔法士に転落してしまう。騎士団副団長で半人狼のルーファスと着道楽の吸血鬼、ティータイム好きの魔族の青年と共に、セレスは魔力を取り返しに向かうが―。意地っ張りな主セレスと、幼い日の誓いのまま主を守るルーファス。二人の行く先で世界の運命が動き出す。


「キスからはじまる契約魔法」で良いツンデレカップルを見せてくれた渡瀬さんの新シリーズ。キス魔法の続きがこなかったことにガッカリしつつ、新シリーズが出た嬉しさを噛みしめて読みました。

この上なくツボにはまりました、これ大好きです!
莫大な魔力を学友に奪われた女の子が、半人狼の使い魔とともに盗んだ相手を追いかけるお話。冒頭、幼い2人の誓いのシーンがかわいくて胸キュンで、これは当たりじゃないかと思うところからはじまり。主人公のセレスは一見気が強いようで、裏には孤独が隠れていて、張り詰めつつ頑張ってきた姿がとてもかわいらしくて。彼女の側には唯一、誓いを交わしたルーファスがいつもいて。そんな2人が、互いが大切な様子を存分に見せてくれた日には、もうたまらないわけですよ。たまらないわけですよ!

大事なことなので2回言いました、とてもツボでした。セレスの気張っててなかなか素直にならないところも、ルーファスの生意気で世話焼きで一途な性格も大好き。何より、2人どちらにとっても誓いがとても大切なもので、その根っこが幼い頃から変わっていないのが素敵で愛おしい。それでもって甘い方向には変わっていくのにゴロゴロ。告白混じりの甘い喧嘩に悶え死にました。

ストーリー自体は奇をてらってるわけではなく、ベタな成長物語に一工夫加えてきっちりまとめあげた感じ。とはいえ、孤独だったセレスが変わっていき、普通に笑えるようになった姿には思いのほかじんわりきました。また、主役2人以外にもいいキャラ多くて、特に敵のアストルは並のヒーローなら食うレベル。キス魔法も今回も、渡瀬さんの描くキャラは全般的にいいなあ。

終わり方も幸せそうでよかったし、ことごとくツボにはまったお話でした。これの続きにしろ別作品にしろ、渡瀬さんの次回作が本当に楽しみ。


評価 ☆☆☆☆★(9)




 
 6月11日(土)


【最近読んだ本】

金星特急4 (嬉野 君/ウィングス文庫)amazon

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《あらすじ》
心臓を貫かれながらも一命を取り留めた錆丸(さびまる)だが、目覚めると月氏(げっし)の幕営地からも遠く離れた草原の彼方にいた。スクープ目当てのマスコミに攫われたのだ。捜索にやって来た黒曜(こくよう)によって自由は取り戻すものの、期限内に金星特急に戻ることは適わない。自身が樹に変わる瞬間を静かに待つ錆丸の運命は……!? 一方、特急は定刻通り発車する。不本意ながらもアルベルトの護衛に雇われた砂鉄(さてつ)は、錆丸のいない車内でユースタスと殿下を守りつつ旅を続けることになるが……?加速する面白さに、乗り遅れるなかれ!! 錆丸の成長、砂鉄とユースタスの急接近、そして物語の根幹をなす謎にも迫る人気シリーズ第四弾!!


冒険と謎と恋を描いた傑作ファンタジー「金星特急」第4巻。3巻で本誌派も増えたみたいで良いことです。

物凄く盛り上がった3巻からペースダウンすることなく、今回も面白すぎるの一言でした。雑誌時に感想を書きためてあるので、本編部分は当時の感想をペタリ↓

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叫んだ後の7話の感想。そうかそうくるか、確かに時間きても錆丸死ぬわけなかった気づこうよ! 接触者も樹木化とか混沌としてきたなあ。夏草三月コンビには和んだ。錆丸の契約がどうなるかも気になるところ、錆丸はただハッタリだけじゃなくてアテはありそうなんだけど。黒曜の目的はさっぱりです。
特急内は大分減りましたね、まさかの鉄オタ乗車。殿下の財力がチート。砂鉄にニヤニヤしてたらラストがまたひどい! また3ヶ月待ちか! 

続いて8話、ここで伊織再登場ですかー、9年前の事件が重要なファクターっぽいですね。錆丸と金星どちらかが真犯人で、錆丸もそのことを知ってて隠してるっぽい? 金星が殺してたら錆丸の恋心消えてそうだし錆丸が犯人? さらに、まさかの暁玲さん再登場、ひっぱたき宣言かっこよすぎる!

錆丸サイドは勉強会、夏草さんはいい先生だ。攻める側も守る側も手管が熟練していて、何気ないけれど凄い攻防に手に汗握ります。1キロ包囲網ってどんな化け物。そして本買えなくてしょぼくれる夏草さんに噴きだしました、二年待たされて謎の延期は絶望しますよね……。本好きがどんどん顕になってくるのが楽しいです。で、このサイドはまた凄いとこで引きますね、もう慣れましたが! 三月はそうしそうだけど、錆丸が逃げれるように仕向けてはくれる、と信じたい。

無名視点は雷鳥が全てもっていきました、この人いい加減すぎる&器でかすぎる。豪放さは素敵ですが、無名は大変そうです……。純国語普及委員会の黒幕っぷりにはびっくり、こんな半端ない組織だったとは。殿下はそういうことかー、金星堂はどう絡んでいるんだろう、純国語のターゲットが金星ってこと? 変態子供は変態子供としかいえません、変人の知り合いは変人。

列車も面白い! 殿下頭いいなあ容赦ないなあ。月長石のイラストにはびびりました、殿下が悪魔かと一瞬勘違いしました。絶体絶命っぷりにどうなるかと思ったら、砂鉄の男前さに惚れる。イラストがときめきです。しかし、力をくれたのは金星だったんですね。どういう目的だったんだろう、15年近く前だから錆丸と金星が会う前ですよね。ところで、こちらも何気に引きがまずい気がします、女に飢えた輩VS殿下。どうなるんだろう。

で、もう1つの謎の場所。彗星VSユースタスの予感がしてきたわけですが。まずいそれユースタス勝てない、砂鉄はユースタス庇うだろうから、彗星VS砂鉄とか見たくない。金星どうにかして。金星の恋の相談は、相手は錆丸ですよねきっと。で、問題は種別の差、ではなさそう。錆丸変わっちゃってますし。9年前の事件絡みなんですかねこれも。

あれこれ明かされて加速して、いいところなんで早く続きお願いします!
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ここまで。8話感想が最近になく長いです。殿下にびびり、砂鉄ユースタスにときめき、彗星ヤンデレの予感におののき。どうして引きが毎回凶悪なんでしょうか、本誌だと3ヶ月に1回で引きの地獄が2倍です。でも楽しみも2倍なので、皆さん本誌派になってはいかがでしょう? 春号は新連載・読みきりが3作なので初読の方にやさしいです。

書き下ろしの感想も少しだけ。チョコレートの使われ方が甘いだけじゃなく、どの短編もよかったです。僅差で三月の話が一番好きかな、最後の2〜3ページ痺れる。でも砂鉄の話も同じくらい好き、チョコを食べようとせず、妹を護る生き方が愛おしかったです。本編頑張って!

あ、あとがきの感想も。質問ひどくて楽しかったですが、その小話たちも読ませて! 無名の惚れた話が読みたすぎる。いつか描かれないかなあ。


評価 ☆☆☆☆★(9)




 
 6月9日(木)

体調不良気味でゲームがなかなか進みません。

週末は何回かぶりに文学フリマにいって少女小説家のネタ帳を購入してくる予定。参加作家陣がレガロ・アイリス好きにとってはとても豪華なのです、神尾さん本宮さんだけでも購入確定だったのに望外。


【最近読んだ本】

Fate/Zero1 第四次聖杯戦争秘話 (虚淵 玄/星海社文庫)amazon

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《あらすじ》
あらゆる“奇跡”を叶える「聖杯」の力を巡って、七人の魔術師が七人の英霊を召喚して覇を競いあう究極の決闘劇……聖杯戦争。大人気ゲーム『Fate/stay night』(シナリオライター/奈須きのこ)では断片的に語られるのみだった前日譚「第四次聖杯戦争」の真相のすべてが、虚淵玄の剛筆によって今語られる!


はじめて読む星海社文庫は、超有名ゲーム「Fate」の前日譚。ゲームは無印のみ発売当時にプレイ済。大変面白かったんですが、ヒロインの一人である桜と物凄く相性が悪く(今まで遊んだゲームでNo.1といってもいいくらい)、そのためファンディスクやZeroの同人版には手を出さずじまいでした。今回商業化したので、ぼちぼち読んでみるか、と。

まあ、読めば当然面白いんですよね。
顔見せと立ち位置の説明中心で、本格的なバトルはこれからという感じですが、アサシンあたりがジャブ程度の盛り上がりを放ってきていて、この先どんどん面白くなるんだろうなあという安心感がありました。本編の伏線は断片的に覚えてるくらいでも、別作品として普通に楽しめますね。本編の人間ヒロイン達はこの巻だけでしょうし。イリヤかわいい。

メインキャラの中では今のところ断然キリツグ。裏街道全開な戦い方とその背景にある思想、いかにもといった感じですけどこういうの好きです。アイリスフィールとの共闘もいい感じ。神父とのぶつかり合いに今からワクワク。あとはウェイバーが大物食いをいつかかましてくれそうな小物の臭いがプンプンするので楽しみ。

虚淵さん作品は好みからは外れてるんですけど、さすがの筆力でした。2巻も買ってあるので忘れないうちに。


評価 ☆☆☆★(7)



妖姫ダルシベラ グウィノール年代記2 (縞田 理理/C★NOVELSファンタジア)amazon

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《あらすじ》
「国と兄を取り戻す」隣国の伯父に助けを請う決意をしたうつけ姫トリナと侍女メル。迫りくる伯母の魔手から逃れ、着いた荒れ地は想像を絶する過酷な場所だった。絶体絶命の窮地に二人は----!?


孤独だった姫君と姫様一途な侍女、2人の関係が素敵なファンタジー「グウィノール年代記」第2巻。1巻が期待以上だったので楽しみに待ってました。

なんてもったいない……。
旅立ちからはじまって、いきなりピンチになって、と序盤はなかなかドキドキさせてくれる展開。だったんですが、辿りついた街の登場人物たちがなんとも微妙でした。というのも恋心が表層的すぎるんです、どうしてこの人たちは出会ってすぐに好意全開だったり口説いたりしちゃいますか……。
イーアイなんかは、好きな子に対してひねくれた態度をとっちゃうような性格自体は好みで、気持ちをもっと丁寧に描いてくれれば好きになれただろうと思えるだけに、もったいない気持ちで一杯でした。これなら恋愛抜きで呪肉や魔法をもっとじっくり読みたかったところ。こんなこと書いといて、最終巻でガウアーあたりに転がる可能性は捨て切れないんですけどね。

恋愛模様の代わり(?)にたっぷりと描かれたダルシベラは1巻とは多少印象変わりました、ここまで何も知らない子供だったとは。ここまでくると妖姫って感じはしなくて、でもブリュニエ視点で見る不安定さは恐ろしい。最終巻の鍵を握るのは彼女だと思うので、ここからどうなるのかが気になります。あっさり改心されたりすると興ざめしそうですし、かといってブリュニエがひどい目に遭う展開は見たくないし。いい未来が浮かびづらいですが、後味のいい終わりであってほしいです。


評価 ☆☆☆(6)




 
 6月5日(日)

オンライン小説やゲームの影響で、本が読めない&感想が書けてません。
最近こんなのばっかですね! オンライン小説は一区切りついたし、ゲームも今週中には終わる予定なので、ペースは戻ってくるはず。

今月の購入予定。金星の月です。少し減らすかもしれません。


【最近読んだ本】

聖グリセルダ学院の祭典 (鮎川 はぎの/ルルル文庫)amazon

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《あらすじ》
初の学院祭の準備に華やぐ学院では、ティエサは皆と共に、学園祭でラララ叢書を布教すべく「ラララの会」を発足させた。そんななか、キアスを好きだと気付いたティエサは、恥ずかしさのあまりキアスを避け続け、一方キアスもティエサを思い切り意識する日々を送っていた。二人の恋はちょっぴり進展しそうな気配だが、突然、学院内に広まった「王女グリセルダの呪い」という謎めいた噂に巻き込まれ……!?


暗殺者の卵が一般人を目指す無謀な挑戦を描く「聖グリセルダ学院」シリーズ第3巻。

ここからが本番だとワクワクさせてくれる展開でした。
増えた面々と一緒に文化祭の準備をやって、事件も起こって、と色々あった巻でしたが、この巻の半分以上は最後の数ページに集約されてました。いやーキアス君仕掛け早い、よくやった! 言葉ではっきり伝えることは本当大事だと思います、最近あちこちで鈍感少女見ますし、プレイ中のゲームもそういうシーン多いので、このキアス君は偉い。
でもこの2人の場合、ここからが本番そうなんですよね。ティエサはラララ脳で進展遅そうだし、周囲の妨害もあるでしょうし。兄主連合の攻勢にワクワクしますね! トトやノンノも妨害するんでしょうがどうするのか、特にトトが気になります。最初は関係伏せるのかな?
こんな風に周囲の妨害が激しそうで、本来は一番の壁であろう身分差があまり気になりません。どれが軸になってくるんでしょう。

メインカップル以外では、ネージュに春がきたり。このカップルは素直に応援したいなあ、外道大人が絡むと肩入れ度が上がります。フィムはエステリアとどんどん仲良くなってくれる方向で期待。続きも楽しみですが、次は連続刊行だそうで。積読にやさしくないです。


評価 ☆☆☆(6)



身代わり花嫁は竜に抱かれる 乙女の純潔をあなたに (香月 せりか/コバルト文庫)amazon

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《あらすじ》
呪いをとく鍵は「乙女の純潔」! 双子の姉の代わりに、王子ルディークと形だけの夫婦になったリデル。彼の呪いを解く方法がわかるが、その条件とは? 一方、隣国の姫・セアラがルディークとの結婚を狙って乗り込んで来て…!?


半幽霊状態のお姉ちゃんのちょっかいが楽しい「身代わり花嫁は竜に抱かれる」シリーズ第2巻。

このバカ兄が! バカ兄が!
1巻であんな終わりを見せられたので、リデルとルディークに姉兄加わっての4人でワイワイな展開を期待してたんです。それを裏切るバカ兄の所業。どうせ弟中心で政治も二の次なんでしょうし、弟の幸せ考えるならそこはリデルとの仲を応援しなさいよ、このバカ兄は! 空気も読めないし、想像以上のバカ兄でした。お姉ちゃんの春もこなそうで残念。

メインカップルの2人は焦れ焦れ。タイトルの派手さは飾りです。1巻の終わりから関係が1歩後退していて、もうちょっと素直になって進んでもと思いながら読んでましたが、後半で盛り返してくれました。ルディークが意外とヘタレじゃなくてニヤニヤ、よくやった。ブレることないお姉ちゃんもさすが、デバガメ根性万歳。続きでちゃんと結ばれる2人が見たいです、見たいので3巻頼みますコバルトさん。
追記。巻末の1巻広告のキャッチが「大丈夫!! お姉ちゃんが憑いてきます」でちょっと噴きました。全く間違ってないですが、いいのかそれで。


評価 ☆☆☆(6)