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 11月28日(月)

ようやくスマートフォンを買いました。これで携帯だと読めなかったオンライン小説も読める! そんなわけで、しばらくオンノベ充かもしれません。まず今日は芙蓉3部とunnamed memory再読、全部読むとこれだけで今週はつぶれる。


【最近読んだ本】

光の楽園II 侯爵夫人エデレイド  (涼原 みなと/C★NOVELSファンタジア)amazon

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《あらすじ》
没落貴族の娘エデレイドは、自活資金を稼ぐために赴いた競馬場で、青鹿毛の駿馬「黒旺号」に魅せられる。政略結婚の相手がその馬主だったことから、彼女は自ら騎手となりレースに挑むが!?


列伝形式で進むファンタジー「光の楽園」第2巻。1作目は殺人事件の謎を追うミステリ仕立ての話で、そこそこ楽しめたんですが少し好みと外れていて。続き読むか迷っていたら、競馬物だと聞いて飛びつきました。

ほんとに1冊丸々競馬、しかも面白かった!
ある馬にほれ込んだ貴族の女の子が、騎手になって愛馬とレースを走っていくお話。競馬面での面白さは後で語るとして、主役のエデレイドが非常に好みのタイプでした。とことん善人で、貴族らしく少し世間知らずだけど馬鹿じゃなくて、行動力あって諦めない女の子。とにかく見ていて気持ちいいんですよね、三浦真奈美さんのCノベ作品の女の子主人公を連想しました。
年の差恋愛要素があるのもよかったところ。政略結婚した相手との関係が次第に変わっていくのがニヤニヤ。特にエデレイドからうっかり迫っちゃうあたりは「あらまあ!」と言いたくなります。エデレイドの前向きさに侯爵が救われていくのもよく分かって、最後の2人は間違いなくいい夫婦でした。

一応2巻ですが、続き要素は顔見せ程度にしかなく、独立したお話として楽しめます。競馬は知識あるにこしたことはないですが、なくても十分読めるので、こういう主人公が好きならお勧め。

さて競馬語り。まずライトノベル分野で競馬物が読めただけでも嬉しい。競竜や競鳥はありましたが、馬は全然でしたからね。そして、はじまりが馬に惚れてというのもいい。競馬好きならまず共感できるし、馬好きな女の子なんてそれだけでかわいいですし。
そこからも、厩舎での仕事や放牧先での出来事など、レースだけじゃなくて競馬全般を描いてるのが楽しかったです。1つ1つのネタはお約束多めでディープな描写は少ないですが、さりげなくインブリードな記述があったり、最終ページに全戦績が載ったり(ネタバレなので伏せ)、競馬知ってるとニヤっとできる場面が色々と。涼原さんは分かってますね、そうじゃなきゃ競馬ネタで書きませんよね。競馬好きな人はみんな読めばいいと思います!

列伝形式は次で終わりで、そこから大きな話に進むとのこと。2作も読んだし、次も読むつもりです。


評価 ☆☆☆☆(8)



ひみつの陰陽師 ひとつ、秘め事だらけの宮廷絵巻 (藍川 竜樹/コバルト文庫)amazon

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《あらすじ》
お家存続のため、男と偽って陰陽師として出仕した少女・真澄は、先輩陰陽師・玲雅の技に魅せられ、弟子入りすることに。有能だが人嫌いの玲雅にこき使われるが、宮廷を騒がす怪異に巻き込まれて…。


今月のコバルトの新人さん。陰陽師モノなのではじめは目に入ってなかったんですが、折込みチラシの短編読んだら男装物じゃないですか! これは読まねばと手を出しました。

もったいないもったいない!
才能のない兄に代わり、性別を偽って陰陽師となった少女のお話。はじまってしばらくは男装物としておいしい展開だったんですよ。傲慢な先輩に連れられていく調査では何度も女装させられて、互いの反応が楽しいし、危なっかしい少女を色んな意味で心配する従者(もちろん惚れてる)というお約束な存在もいたりと。正体バレや恋の行方にワクワクしながら読めました。主役の真澄は表紙のイメージ通りの素直でかわいい子でしたし。

しかし、後半は男装そっちのけであれこれ進んで、男装目当てには微妙。300ページと結構なページ数の中に色々詰め込まれていて、謎解きや陰陽師としての戦いは大事としても、朝廷の行く末みたいなものまで描くのは幅広げすぎに思えました。恋愛面が続編前提じゃなければ文句ないんですけど、こうも引っ張るなら、もう少し進んでほしかったなと。
とはいえ、この続きは面白そう。というか続き読まないとこの作品読んだ甲斐がないので読みます。玲雅頑張って巻き返せ。


評価 ☆☆☆(6)



 
 11月25日(金)


【最近読んだ本】

ゴーストハント7 扉を開けて (小野 不由美/幽BOOKS)amazon

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《あらすじ》
能登の事件の後、東京への帰路についた一行は、道に迷ってダム湖畔のキャンプ場にたどり着いてしまう。ナルの突然のSPR解散宣言に戸惑う麻衣たちは、急遽、湖畔のバンガローに滞在することに。そこへ舞い込んだ、廃校になった小学校の調査依頼。幽霊が出るという校舎には、恐るべき罠が仕掛けられていた――。すべての謎が明らかにされる最終巻。驚愕の真実とは!?


毎回表紙で楽しませてくれた「ゴーストハント」最終巻。凝ってるのを知ったのは、つい最近Twitter眺めててなんですけどね。4巻表紙のリアル感が特に怖かった。

で、最終巻。噂どおり凄かったです!
ネタバレ全開なので一応感想反転します。
はい、何もかも全然気づいてませんでした! 明かされる伏線一つ一つに驚きました作者の手の上でした。ナルの正体までは気づいた人も結構いそうなので悔しい、SPRの一致すら気づけてないですからね自分は。
そして、ナルの正体が気づけないんだから、ジーンは推して知るべし。この隠し方は見事ですね、麻衣視点の恋心で覆われて見えづらくなってました。振り返ってみたら、ジーンは何も言ってないんですよね。真砂子とのデートも「誤解だよ」って否定してますし。これも伏線、あー凄い。読んでから表紙がネタバレって分かるのも凄い。読む前に表紙がネタバレって聞いて「ナルがデレることか」と思ってました。そんな安直じゃなかった!

しかし、分かったときに消えているってのは切ない。どっちを好きだったのかって質問は胸にきました、タイミングが残酷。2人を切り離していいのかなとも思いましたが、笑顔の寄与度大きいから難しい。
ジーンの最後は、何を言いたかったんでしょう。タイミングとロマン的には、ナルに遠慮した(2人の幸せを願った)、を推したいです。ナルは麻衣かなり気に入ってるので、今は違っても将来的にはありえそうですし。ただ麻衣側から押さないと難しそう。麻衣→ナルはすぐにはないでしょうけど、SPR再開で改めて、というのはありえる。そんな風にエピローグ後を想像するのが楽しいです。締めの切ない恋心は、あったかくて少し前向いてて胸にしみましたけど、だからこそ、いつかその先を、とも。

ジーンとナルについてばかり語ってますけど、SPRはみんないいメンバーでしたねえ。解散で会えなくなることに気づいた麻衣の胸のうちがよく理解できたし、これでこのメンバーは見納めかと思うと読み手的にも寂しかったですし。事件の解決のところでの麻衣の語りが暖かくてとても好きです。ほっこりしてこれで終わりでも満足だなーと思ってました。そしたらジーンが待っていたっていう。

そういえば、真相分かって、恋愛の進みの遅さが気になってたのも納得しました。そりゃ同人誌でも色んなカップリング存在するわけです。ナル麻衣はナル麻衣じゃないかもしれないんですね、先走って買わなくてよかった。

あとですね、ホラー部分、最後は緩めかと思ってたら怖かったです。気づかないままに1人1人すり替わっていくのにゾクゾク。勝手に精神操られる系は、憑依と同様に怖さ感じます。この手の話はSFなどでも、先読むの恐ろしくて数ページ先をめくっちゃいたくなります。しかし安原さんいなかったらどうなってたか、ナイスアドバイスでした。
ホラーというジャンルはあまり好きでなくて、以前読んだ小野さんのホラーも屍鬼以外はあまり楽しめなかったんですが、このシリーズは全般的にホラー部分面白くて、少しホラーへの見方が変わりました。


復刊がなければ、ホラーへの苦手意識で手にとらないままだったでしょうし、ありがたい復刊でした。これはホワイトハート版を探して再読しないとですね。もうどんな話か覚えてないので楽しみです。


評価 ☆☆☆☆★(9)



 
 11月22日(火)


【最近読んだ本】

ゴーストハント6 海からくるもの (小野 不由美/幽BOOKS)amazon

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《あらすじ》
日本海を一望する能登半島で料亭を営む吉見家。この家は代替わりのたびに、必ず多くの死人を出すという。依頼者・吉見彰文の祖父が亡くなったとき、幼い姪・葉月の背中に不吉な戒名が浮かび上がった。一族にかけられた呪いの正体を探る中、ナルが何者かに憑依されてしまう。リーダー不在のSPRに最大の危機が迫る!


綾子が活躍すると聞いて楽しみにしていた「ゴーストハント」第6巻。

これまでで一番の読み応えで面白かった!
今回は海沿いの料亭で起こる謎の死の連鎖を調べるお話。この料亭が変わった入り江に位置していて、まず地形を把握するのがなかなか大変。それに加えて家の歴史、土地の歴史といった民俗学チックな要素も色濃く関わっていて、理解しながら読むのにとても時間かかりました。でも、地形を頭に浮かべながら読むの楽しかったし、謎が試行錯誤しながら明らかになっていくのは読み応えあって面白かったです。立山みたいな薀蓄も分かりやすかったし、犯人の見せ方も上手いと思いました。あと、安原さんの調査力が印象的でした、一般人なのにかなりの存在感。

しかし今回も怖かった。表紙は怖いわ、事件も無惨で怖いわ。憑依ってかなり怖さ感じます。意識がない間に動かされる怖さもあるし、誰に取りつくか分からない怖さもあるし。うっかり7巻の表紙を先に見てしまっていて、表紙に欠けてる人がいるものだから、もしかしたらこの人死んじゃうんじゃないかという恐怖もあって、余計に怖かったです。(※追記 よく見たら背表紙にいました……帯に隠れて見えなかった)

期待していた綾子は、真っ当に活躍してたよかった! 清浄な場所だけ、っていうので今までに納得できたし、樹や境内を慈しむ綾子が素敵。今回は知識面でも活躍多かったような。1巻からずっと綾子好きだったので、いらない子じゃなくて嬉しいです。それに活躍してもいつも通りの態度、綾子はこうじゃないと。

ナルの謎は最後に持ち越しですか。もう見当つかないので素直に驚くことにします。麻衣の力については1巻読んだときの推測がカスってそうかな? 恋愛方面は薄めで終わりそうですが、麻衣と真砂子の不憫友達結成は微笑ましかったです、悪口言い合いいいなあ。
聞くところによると最終巻は物凄いようで。明日読む予定です楽しみです。


評価 ☆☆☆☆(8)



烙印の紋章 たそがれの星に竜は吠える (杉原 智則/電撃文庫)amazon

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《あらすじ》
かつて高度な知能を持った竜が支配し、魔素を利用した文明に支えられた世界。十年の間、戦争を繰り広げてきたメフィウスとガーベラは王族同士の政略結婚により、その長い戦いに終止符を打とうとしていた。幼い頃、戦争により故郷を追われ剣闘士となったオルバは、瓜二つの容姿をしていることから、婚礼を控えた、うつけと噂されるメフィウスの皇子とすり替わることになる。一方、勝気なガーベラの姫、ビリーナは皇子を篭絡して自国の利益を図ろうとひそかに決意する。そんな二人の婚礼の途中、何者かの襲撃があり!? 二人の思惑と和平の行方は──?


評判が固まった少年向け作品を読もうと思い、最近何冊か集めてます。そのうちの1冊、正統派ファンタジーで面白そうだったのがこれ。杉原さん作品読むのはこれがはじめてです。

今後にワクワクできる英雄譚の幕開けでした。
ある日突然皇子の身代わりになることになった、剣闘士オルバの物語。「皇子の身代わり」ってだけでワクワクしちゃうくらい身代わり物って好きなんですけど、設定だけじゃなくて主役のオルバも魅力的でした。身代わりを務める中で見せる才気の片鱗が今後のかっこよさを期待させてくれるし、貴族たちへの復讐心、のし上がっていく野望、自身が貴族らしくなっていくことへの葛藤といった渦巻く感情も面白い。オルバがどういう道を進んでいくかが非常に気になります。身代わり物ってことで正体バレのスリルもありますし、この設定はどこかで一度どん底に叩き落されそうで、そこからの這い上がりもあるかもしれませんし。あーワクワクする。

あと楽しみなのがヒロインらしきビリーナとの関係。最悪に近い印象からのささやかな認め合いってときめきです。ビリーナの背伸びした真っ直ぐさにはとても好感もったし、この2人が成長しつつ恋仲になっていくとしたらかなり好みな予感が。一癖ありそうな妹が妨害してくるんですかね、この子えぐい策を仕掛けてきそうで不安。
現在10巻近く出ているようで先は長いですが、続きも読んでいくつもりです。


評価 ☆☆☆★(7)



 
 11月19日(土)


【最近読んだ本】

北の舞姫 芙蓉千里II (須賀 しのぶ/角川書店)amazon

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《あらすじ》
売れっ子女郎目指して自ら人買いに「買われた」あげく芸妓となったフミ。初恋のひと山村と別れ、パトロンの実業家黒谷と家族のような愛を育んでいたフミだったが、舞うことへの迷いが、彼女を地獄に突き落とす――。


第一次大戦の時代にハルビンに渡った少女の波乱万丈の人生を描く「芙蓉千里」第2巻。

さすがの須賀女神様でした。
まず一言、読むのがとてもしんどかったです(誉め言葉)。前半スランプに陥り抜け出せなくてまがくフミの姿を見てられなくて、読むのが辛くて辛くて。そりゃ須賀さんだから順調にいくとは思っていなかったですけれど、エリアナや武臣がやってきている最悪なタイミングで、というのが容赦ないです。黒谷が何も言わないのもグサっと刺さりますし。sari-sariで読んでいたときに1回心折れて、本でも一度途中で間を置きました。さすが須賀さん。

読むの再会してからは、色々ありつつも立ち上がるフミのたくましさに目をみはりました。で、今度はうまくいくかと思ったところに、須賀女神様その仕打ちですか!! さすがとしか言えない落とし穴の鬼っぷり。一般文芸だから描写もえぐいですし。でも、これがあったからこその名演は素晴らしかった。息が詰まりそうになる舞の様子が伝わってきました。
他では武臣のかっこよさも見れたりと色々とあったこの事件。でも、この事件で一番印象に残ったのは、女心のままならなさ。再登場でのフミの揺れっぷりに嫌な予感はしてたんですが、舞と黒谷を裏切ってでも会いにいってしまうとは。行かない方が幸せになれるのは分かっているのに、逆の行動をとってしまうのがやりきれない(特に黒谷派としては)。

その後のフミの決断は、そうきますか。裏切ってしまったものを持っていけないというのは潔いけど痛ましくも。貴史さんと話し合ってほしかったけど、貴史さんが言葉足らずだからなあ。で、そっち行ったらそうなりますよね。ちくしょう山村め!(黒谷派)

この巻はこれで終わりかと思ったら最後、最後に! 遅いんだよ全く、と叫びましたけど、その決意には痺れました。まだ間に合う、さあ取り戻せ! 3巻の黒谷が楽しみすぎて待てないので、さっさとスマホに変えて連載を読もうと思います。


評価 ☆☆☆☆(8)



幽霊伯爵の花嫁 首切り魔と乙女の輪舞曲 (宮野 美嘉/ルルル文庫)amazon

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《あらすじ》
サアラは退屈だった。コルドン伯爵家へ嫁いで2か月、夫のジェイクに恋したサアラは、やや一方的な新婚生活を心から満喫していた――10日前までは。仕事で領地を離れたジェイクに、サアラの機嫌は日に日に悪くなり……ついに領地を飛び出して!? 一方、首切り魔の幽霊を捕縛しに来たジェイクは、傍にいないサアラが何故か気にかかり? 「どうやら私はきみが好きらしい」暴走する花嫁と恋を自覚した夫の、予測不能な夫婦関係の行方は!?


主人公の性格が独特な結婚生活ファンタジー「幽霊伯爵の花嫁」第2巻。

今回もサアラが色々と面白かったです。
まずはサアラとジェイクの関係。突っ走りすぎて心が追いついていないサアラと、恋が芽生えたジェイク、2人とも恋に慣れてない様子がよかったです。サアラはプレゼントでそこまでほっこりするのが、ちょっと意外でかわいいし、ジェイクは自覚せずにサアラに溺れていってるのがかわいい。しかしジェイクはサアラの理解度がまだまだ足りないですね、置いてったらサアラ追いかけるでしょうに。これからジェイクがどこまで変わるかは楽しみ。

首切り幽霊事件の謎を追うストーリーも、首切り幽霊の真意に悲しみと驚きがあってなかなか面白かったですが、ストーリーで一番よかったのは真相が明らかになった後。それを是としてしまうのは主役がサアラだからですよね。ミミへの嫉妬もそのタイミングで!となったし、このサアラの独特さは改めていいなあと思いました。

あとがきに不穏さを感じつつ、次もあれば読みます。


評価 ☆☆☆★(7)



 
 11月16日(水)

今年初のオンライン小説感想。今年も結構読んでるんですが、再読やら連載やらが多かったのです。

魔女の弟子白夜城

数百年生きている魔女とその弟子達(規格外)のほのぼの日常(たまにシリアス)を描いた、1話完結形式のお話。
「魔道都の修理屋」のスピンオフ元だと聞いて読んでみたら非常に楽しかったです。「魔道都〜」と同様、話全体に大きな繋がりがあるわけではなく、キャラクターの魅力を前面に押し出したタイプのお話。神様がナチュラルに登場するあたりも同じですが、「魔道都〜」と違ってこちらは登場人物ほとんどが規格外なので馴染んでます。

で、「魔道都〜」ではアーソルド1人の魅力に大きく惹かれたのに対して、こちらはキャラ全員が魅力的、特に弟子の子供たちがかわいい! 魔女である祖母が大好きだけれどちょっとひねくれているハウル、小悪魔っぷりがものすごい時々女装少年のラァス、小さくて凶暴な呪いの魔女メディア、などなど。みんな規格外なんですけど子供らしくて、日常の騒動や変わった人間模様が楽しかったです。特にハウルのババコンっぷりがよかったです、ババア呼ばわりするくせに、近寄る男はぶっ殺すとかおいしい。話が進むと年頃の男の子らしくなってきてさらにごちそうさまでした。血が繋がってないこと知って意識する、なんてニヤニヤするしかない。

こういうキャラが好きになるタイプのお話って、読めば読むほど楽しくなって止まらなくなるんですよね。短編形式なのに1話、もう1話とつい読んでしまって、1週間くらい本読めなくなったりも。第2部に入ってからは「魔道都〜」のキャラも出てきたり、子供世代が登場したり、そんなのずるいと思いつつさらに止まらなくなって、あー楽しかった。設定や文章はあまり気にせず、勢いよく読むのに向いてます。「魔道都〜」が好きな方にはお勧め。魔道都よりもこっちの方が好きです。