| 1月29日(日) |
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＜最近読んだ本＞ 
◆ はなあそぶ ―淵国五皇子伝― (古戸 マチコ/一迅社文庫アイリス) 【amazon】 5人の皇子が個性的な中華ファンタジー「はな〜」シリーズ最終巻。 律と晃がかわいすぎました。2巻からずっとかわいかったこの主従、最後まで主役2人を食う勢い。天然な律とうろたえる晃がかわいくてたまらなかったです。ほんと律が強すぎ、晃がかわいそうにみえる天然攻めでした、こんなの耐えれるわけない。「好きになってしまうじゃないですか！」あたりのくだりが好きです。エピローグの結婚話はどこにいけば読めますか？ 主従以外にも色んなものが詰まってましたが、一番印象的だったのは皇帝。弱さも見せつつ、最強だなあと思わせてくれるところがよかったです。皇妃たちの気持ちはうまくつかめなかった部分もあるんですけど、最後の家族のシーンでは気持ちが伝わってきて、それだけで満足。最後はどこぞのビジスさんを連想する去りっぷりだと思ったら、その後も、というのが心憎くて、いいラストでした。古戸さんの次回作も楽しみ。 評価 ☆☆☆★(7) ◆ 聖鐘の乙女 雪の聖画と氷の首飾り (本宮 ことは/一迅社文庫アイリス) 【amazon】 男装ファンタジー「聖鐘の乙女」、昨年9月に発売された最新刊。 あれ、アティがちょっと鋭いですよ？ アティーシャは鈍感のかたまりなイメージだったんですが、今回はネイトさんに対してある種の予感は抱くわ、自分の気持ちにも気づくわ。こんなのアティーシャじゃない。でも、恋するアティーシャはいつも以上にかわいかったです、正体隠す人がいないから全力で乙女。 でもネイトさんに今回はちょっと文句。そこで引くなら抱きとめたりもするなと言いたい。これは残酷だと思うのです、サリアン様に取られちゃってもしらないですよ。残念ながらサリアン様にはときめかないんですが。 本宮さんはスランプ？なのか幻獣もなかなか発売されませんが、こちらも向こうも無事完結までいってほしいです。 評価 ☆☆☆(6) |
| 1月26日(木) |
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メルフォレス1つ。 ＞「乙女ゲーの〜」購入予定の方 変な方向性の感想でしたが、参考になったならよかったです！ 確かに姉キャラ自体記憶にないですねえ。主人公より年上の女性が相手だと勝てない感があるからかも？ あと、シスコン弟はそもそも攻略キャラとして人気出ない気がします。逆にブラコン妹ならありだと感じるんですが。 ＜最近読んだ本＞ 
◆ 鳥籠の王女と教育係 夢で逢えたら (響野 夏菜/コバルト文庫) 【amazon】 クライマックスかと思ったらちょっと一息、漫画も入った「鳥籠」シリーズ短編集。 どの話も楽しい短編集でした。はじめのお話ではアレクセルの予想以上のヤンチャと想像通りのゼルの受難を読んで微笑ましい気持ちになり、その次の小説短編では、レーンの「何な男」を久々に聞いて懐かしくなり。 その後もどれも面白かったですが、中でもお気に入りは最後の2つ。カエルレースとかはっちゃけすぎですよこの人たち！ 嵐の前の大はしゃぎ、と表現できるくらい皆が楽しそうで、いい光景でした。カエルレースはレーンとゼルのラブラブがよかったです、皆あったかい。最後のはリオのインパクト凄かった、そりゃゼルも硬直しますよね、でもそんな硬直しちゃダメですよ！ ジーニーは最強なのは分かってましたが、どうなってるんだろうこの子の頭は、と怖くすらなってきました。大丈夫かオーデット。 さあ次からクライマックス。待ちうけるものが怖いですがはやめに読みます。 評価 ☆☆☆★(7) ◆ 鬼舞 見習い陰陽師と御所の鬼 (瀬川 貴次/コバルト文庫) 【amazon】 鬼舞 見習い陰陽師と橋姫の罠 (瀬川 貴次/コバルト文庫) 【amazon】 「畳がヒロイン」と最近twitterで盛り上がってるのを見て、つい釣られてしまった平安陰陽師物。 ほんとに畳がヒロインでした。1巻はかわいいながらもまだ端役の1キャラだったんですが、2巻のインパクトが凄かったです。畳が涙流してる、何この愁嘆場は！ 主人公の言動に一喜一憂する姿が健気でかわいくて、本編そっちのけでもっと畳を見たい！ と思ってしまいました。今後ライバルが出てきたりもすると聞いているので、続きも楽しみです。 本筋は、宮中の事件を解決するオーソドックスな陰陽師物。でも、主人公の道冬がかわいくてお人好しな性格なおかげで陰陽師物にしてはライトな印象ですし、バトルも少ないので、陰陽師アレルギー持ちの自分もすらすらと読むことができました。主人公ハーレムの割にBLっぽさをそんな感じないのもいいところ、ライバル同士が仲良くなるのがほのぼのしててよいです。 色々秘密も見えてきましたが、行近が何を考えているのかが気になるところ。道冬守りたい、ってだけでもなさそうですし、でも晴明は敵視してそうですし。でもその辺よりも畳の出番が多いといいです。 評価 ☆☆☆★(7) |
| 1月23日(月) |
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8周年過ぎてました、いつもありがとうございます。最近、少女小説読み始めてからそろそろ10年経つのに気づきました、10年って長い。そのうち少女小説からも足が遠のくのかなと思いつつ、最近の新作も面白いの一杯で、そんな日はまだまだきそうにないです。 【最近読んだ本】 ◆ 乙女ゲーの攻略対象になりました…。 (秋目 人/電撃文庫) 【amazon】 
《あらすじ》 なぜか乙女ゲームの世界に放り込まれた、俺。しかも攻略対象になってしまったようだ。てことは、もしや美少女たちにアタックされまくり!? なーんて喜んでいたのもつかのま、そうそう都合のいい話はないようで。どうやら攻略されると、俺の死亡ルートに突入するかもしれず……。美少女か、命か。どちらを取るべきなのか？ ちょっと変わったデスゲーム・ラブコメが登場！ タイトルの時点でまず気になり、評判もよさげなので買ってみた、今月の電撃の新刊。 面白かった＆このゲームちょっと遊びたいんですけど！ 乙女ゲー世界に入り込んでしまい、おまけに『攻略ルートは死亡END』というひどい攻略キャラになってしまった主人公が、フラグ回避に奮闘する話。この設定の時点で面白そうだし、実際に面白かったんですが、それは一旦置いといて、まず作中作について。この乙女ゲー、ライバルキャラが何人もいて、攻略キャラを本気で落としにくる、という設定がちょっと新鮮。最近そういう乙女ゲーって全然見かけないので、かなり惹かれました。しかもライバルとの友情ENDが各ライバルについて完備って、なんですかそのおいしい設定！（乙女ゲーに女の子キャラがいるとテンション上がる派。） 肝心の攻略キャラが癖あって、これ人気出るのかなーという疑問もありましたが、遊んでみたくなりました。メディアワークスさんうっかり発売してくれませんかね。無理ですね。 閑話休題。前述のようにお話も面白かったです。主人公が作中作についてて中途半端に知識もってて、死亡フラグ回避に迷走するのが楽しい。何かそれ違う、と思う選択が多かったですこの主人公。特に、作中作を知るために乙女ゲーをプレイ、というのが個人的にポイント高かったところ。主人公の反応が楽しいし、男の乙女ゲープレイヤーとしては「あるある」「ないない」ネタがあるのもよかった。最初の頃は少女小説含めて、あれやこれや買うの躊躇したりしてたなー、とか。今でも店頭では品物とって即レジが多いですが、乙女ゲーイベントに行くようになったりと、成長しました。成長？ 。 また閑話休題。ライバルキャラもかわいい子ばかりでしたが、乙女ゲー好きなヒロインの印象が斬新でずば抜けてました。これまた「あるある」「ないない」ネタがあって、乙女ゲーとBLゲーのくだりあたりは、ベタだけどうんうん頷きながら読んだり。なんでそんな金太郎シナリオばっか踏んでるの、とツッコミいれたくなったり。そして全力で「ないない」なのが、ノーマルエンドはバッドエンド（ネタバレ？反転）。それが一番よかったりするんじゃないですか！ 桜妹は敵です。 話から逸れた感想ばかりでしたが、全編楽しく読めました。主人公の問題もまだ残っているし、世界に関する伏線も色々張られていて、ここからどうなるかが楽しみです。姉の存在が乙女ゲー的には浮いている（攻略キャラに仲良さそうな姉は普通いないですよね）ので、その辺が鍵なんだろうなと想像。別ゲームも混ざってる？（←こういう推測は大抵当たらない） 評価 ☆☆☆☆(8) |
| 1月21日(土) |
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＜最近読んだ本＞ 
◆ 悪夢の棲む家 ゴースト・ハント（下） (小野 不由美/講談社X文庫ホワイトハート) 【amazon】 ちょっぴり大人な雰囲気になった、ゴーストハント続編の下巻。 彼の再登場に、「えー」という気持ちが強かったです。いや、もちろん嬉しくはあったんですよ。ナルとのやりとりで穏やかなナルが見れたりしたのはよかったですし。でも、自分の中でジーンは完全に消えた人になっていたので、再登場したときに醒めた気持ち、モヤモヤした気持ちも生じてしまいました。読み返したら確かに消えたとは書かれてないんですけど、7巻での別れや寂しさが気に入ってたので、予兆もなくあっさり出てきてほしくはなかったなあ、と。オリジナル版だとジーン周りは書きぶり違ったんでしょうか。この後に改めて別れがあったのかもしれないですが、続きが出てないので謎ですね……。 事件部分は上巻よりも面白かったです。隣の霊に思い至ってなかった時点でやられた感いっぱいでしたし、隣から襲ってくるあたりは緊迫感あって怖かった。綾子は、まあ、うん。他人から見るとそういう風に見られるというのが分かって新鮮でしたよ？ この巻読むとSPR面々を登場させたまま続くのは難しそうでしたけど、先は読みたかったですね、残念。ゴーストハントの全巻購入者向け全員プレゼントは今月一杯なので、忘れないように気をつけましょう（自戒）。 評価 ☆☆☆★(7) ◆ 想い雨 みをつくし料理帖 (高田 郁/ハルキ文庫) 【amazon】 料理と人情とちょっぴり恋愛の江戸時代小説「みをつくし料理帖」第3巻。 雲外蒼天を実感した巻でした。相変わらず、一話に一度は何らかの問題が生じる展開。特に今回は悪意や悪意が引き起こした窮状が多くて、そういうのが苦手な身としては、読むのがしんどかったです。富三め！ そんな中、心をほっこりさせてくれたのが野江の存在。少しずつ距離が近づいているの見て、暖かい気持ちになれました。毎回結びつきを感じさせてくれる二人、いつかきちんと再開できるって信じてる。 あと、清右衛門の存在が結構大きいなと感じました。いつ見ても偉そうなのが愉快で心和みます、変わらずにいてください。 小松原に身分差が発覚して、恋がどうなるか。既刊揃えたのでどんどん読みます。 評価 ☆☆☆★(7) |
| 1月18日(水) |
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＜最近読んだ本＞ 
◆ 鳥籠の王女と教育係 〈国守り〉の娘 (響野 夏菜/コバルト文庫) 【amazon】 来月完結ときいて積んでいる分を読むことにした、毒舌姫君と魔法使いのファンタジー。 ゼルイークが珍しくかっこよかった！ 途中、ラバール王の依頼を受けたあたりでは「無茶しないでまた何かやらかすから！」と思ってましたが、今回は最後まで男前でした。そうか引いちゃ駄目だったんですね、レーンに対する「俺」口調がかっこよかったし頼もしかったです。レーンに対しても一枚上手だったのもよかった、求婚が痛快でとてもニヤニヤ、二段構えとかゼルやりますね。 他のコミカル部分も楽しかったです、殿下はいつまでたっても笑わせてくれる。ジーニーにはびっくりしました、そのカップリングはびっくり。ある意味無敵の夫婦になりそうな。そしてリオ。自然な流れでまとまりそうでよかったよかった。殿下の評価ポイントはちょっと意外でしたけど。 魔王が割とあっさり引き下がったのは意外、これはこの先叩き落されるんじゃないでしょうか。コイズに慄きつつ次巻へ。 評価 ☆☆☆★(7) |