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 6月13日(水)

東北旅行記ラスト。

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3日目(4日・月曜日)
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最終日は盛岡へ。元々は1泊濃厚だったんですが、「そういや岩手って競馬あったなあ」と調べてみたら、ちょうど月曜日に大レースが組まれているドンピシャ日程だったので、これは行くしかないと。(大昔は競馬予想サイトも兼ねてましたここ。そのくらいには競馬好き)
で、ホテルにスマホを忘れかけたりドタバタしながら、10時過ぎくらいに盛岡着。

そんなだったので競馬以外の予定はなく、競馬の時間まで市街地に向けて適当に歩いていたら、Twitterタイムラインにいらっしゃったまひさんに色々教えていただきました、感謝。


本屋さん。後から調べたらかなりすごい本屋さんだったようです。奮戦記気になる。
隣にあった漫画館が閉鎖したらしく、少女小説は新刊以外はマリ見てと伯妖が揃っているだけで少ししょんぼり。でも少年向けの方は小川一水さんプッシュでおおっと。復活の地にコメントついてるのに嬉しくなりました、売れればいいな。一般文庫方面もポップついてる作品ラインナップはいい感じに見えました。ここで帰路用の本を購入。


盛岡名物じゃじゃ麺。わんこそばと冷麺しか名物把握してませんでした私……。味つけを色々工夫するようになっているのがいいなと思いました、かなりボリュームありましたがこれなら飽きずに食べれる。酢を多めに入れた味が好み。タマゴスープのチータンタンもおいしかった。

腹ごしらえ終わった後は、競馬へゴー。盛岡駅からバスで30分という山の中。

 
外観と場内写真。場内の周囲が溢れる緑! スタンドも綺麗だし、交通の便は悪くとも魅力溢れた競馬場でした。芝生の上で観戦もできて、爽やかな季節なら最高だろうなあ。この日は日差し強くて、芝生にいたら溶けそうだったので無理でしたが……。
馬券? 東北にお金を落としました。も、元からその予定でしたし!

そんな感じの東北旅行でした。こうして振り返ると食べ物関連多いですねえ。今回行き損ねたあんみつ屋はいつか行きたいです。



<最近読んだ本>

永遠の0 (百田 尚樹/講談社文庫)amazon
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読書メーターで波長の合う方が、年間ベストに挙げていたのがきっかけで気になった、第二次世界大戦関連の物語。しばらく積んで、映画化も発表されたしそろそろ読もうかと旅行のお供に。

旅先で一気読みしてしまう面白さ! メッセージ性に溢れ、上手さもあり、物語に胸うたれる傑作でした。
零戦乗りであった祖父・宮部の人生を、関係者への聞き込みで調べていく、という形式の物語。まず心掴まれたのが、プロローグとはじめのインタビュー。壮絶な最後を遂げたのを予想させる回想と、それとは全くイメージが異なる「臆病者」という談話の組み合わせを見て、「これは談話が覆されていくんだろうな」と分かり、何を見せてくれるんだろうと惹きこまれ。そして進むにつれ、宮部は何故プロローグのような特攻に至ったんだろうと気になって読む手が止まらなくなる。結果、深夜になるまで一気に読了。この構成がとても上手いです。

そんな宮部の物語と並行してこのお話の軸なのが、登場人物たちが語る戦争描写。様々な立場から語られる戦争の様子は、物語が後半に行くほど時代も進み悲惨になっていくのがとても辛い。ガダルカナルでの無謀な飛行あたりでも相当胸が詰まったのに、上層部の無能と桜花の組み合わせは……。主人公が20台の若者で、話を聞いての悲しみや憤りに共感しやすいのが、余計に胸にきました。
また、単に戦争が描かれているだけではなく、現代人に訴えかけてくるメッセージもあって、割と利己的に生きてる自覚がある自分には、身をつまされる面もありました。
もちろんここでの描写は戦争の一面でしかないし、どこまで本当かも分からないんですけれど、どの語りもディティールがしっかりしていて語り手の感情も真に迫っていて、本当でも全くおかしくないと思わされます。碁打ち的には呉清源先生の名前が出てきたのに反応、当時そこまでの知名度だったんですね。

そして祖父の物語。「絶対生きて帰りたい」と戦う姿は臆病でも格好良く応援したくなり、死地を経験していくのにドキドキし。特攻に至った心理はずっと予想できなかったので、明かされたときは主人公と一緒に電流走りました。明るいとはいえないけれど、でも美しい物語。
読み終わってから道筋を振り返ると、段々と肉体にも精神にも疲労していってるのが分かって、でも想いは失われず、そして最後の選択に至ったんだと思うと凄くグッときます。よかった。

被害の大半を招いた上官たちには、この無能どもふざけるな! と憤りましたけれど、戦争を産み出したのは上層部だけじゃないんですよね。新聞による煽り、それに乗った国民。個人では止められない流れが怖い。特に国民の姿が印象的でした。個人には限界があるのは分かるし、不満をぶつける先が求められてしまったのだろうけれど、でも飛行機乗りへの手のひら返しを見ると、もう少しどうにかならなかったのかなと思ってしまう。難しい。
新聞についての描写が力入っているように見えたのは、著者の経歴を先に見たからでしょうか。戦争 報道やリテラシーの問題は、ネット社会全盛の今、改めて考えるべきなのかな、と感じます。

若いうちに読めてよかった作品でした。この原作を映画に仕上げるのはなかなか難しそうな気がしますが、どうなるのか見てみたいです。

評価 ☆☆☆☆★(9)



 
 6月9日(土)

東北旅行記続き。

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2日目(3日・日曜日)
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この日は甘味・古本・温泉・読書の日でした。まずは仙台駅で「ずんだ生クリーム大福」をいただいた後に松島へ。電車のドア開けるのにボタン押すのに気づかず、なんで全部閉まってるのか少し悩みました。これは東京暮らしにしてもひどい……。
車中では旅のお供の「永遠の0」を読み始め。これがある意味間違いだったのは後述。で、曇天の松島。

特に何かする予定もないのでブラブラしていたら、伊達政宗歴史館なるものが。入館料1000円に「なんだこのボッタは!」と思ったものの、せっかくだからと思い入りました。旅行中の「せっかくだから」危険。そしたら、

等身大人形館でした。こんだけワラワラと等身大人形いたら、そりゃ入館料高いですよね……。説明はしっかりしてるし、唐突に戦国BASARAとの連携もあったりして、そこそこは楽しめました。
出た後は、評判のカステラを買ったり、ジャンボせんべいを食べたり。そして、遊覧船やお寺には寄らずに松島離脱。ワビサビが分かる歳になってからまた来ます。

その後は、マカロンがおいしいらしい洋菓子屋さんへ。ぶっちゃけ松島はついでで、こっちがメインでした。


これはおいしかった! マカロンは人生で数度しか食べたことないんですけど、その中でも一番。最初はサクッとしてて、口どけよくて。ローズ・フランボワーズが特に好み。マカロンのおいしさを知ったので、これから食べる機会増やしていこうと思います。

本当はここで1日目行けなかったあんみつを食べに行こうかと思ったんですが、マカロンでお腹が一杯になったので、萬葉堂書店さんへ。仙台・古本でぐぐったら、nanakikaeさんのお知り合いの豆本作家さんのサイトでこちらが紹介されてたので、何かの縁かなと思い訪れました。単純に10万冊の古本屋に惹かれたのもあるんですけれども。
ここには結局1時間半くらいいたのかな。この規模の古本屋は、町田の高原書店に昔何度か行って以来ですけど、普段は触らないジャンルの本も色々気になったりして楽しい。旅先じゃなければたっぷり買うんですけどねー、旅行中だと荷物になりますからね、買えませんよね。
かつくらバックナンバー3冊、他2冊買いました。だって須賀さんのインタビュー載ってたら買うしかないじゃないですか……。

ここで仙台はタイムアップ。最後に飲んだ「ずんだシェイク」が豆っぽさ出てて好みでした。そして花巻へ。温泉が翌日月曜日効果で意外と安かったので、盛岡行く途中だし寄っていこうと。
で、この日は温泉浸かってゆっくり休む予定だったんですが……読み始めた「永遠の0」がですね! 止まらなくてですね! 

教訓:分厚くて凄く面白そうな本を旅のお供にしてはいけない

分厚い本をこの機に読もうと思ったのが失敗でした。半分過ぎたらこれ止まらなくなるなとは薄々分かってたんですけど、えいやっと進んだらこれです。0時前に寝る予定が2時過ぎ。疲れは取れませんでしたとさ。



<最近読んだ本>

幽霊伯爵の花嫁 囚われの姫君と怨嗟の夜会 (宮野 美嘉/ルルル文庫)amazon
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独特の主人公が面白い「幽霊伯爵の花嫁」第3巻。

いやー、サアラは本当面白い主人公ですね。今回も色んな姿を見せてくれましたが、一番インパクトあったのはアックスに対する行動。カインの名前に反応して、そういう一面もあるのかと意外に思っていたところにそうくるとは。やっぱサアラ怖いなあ、でも面白い。そしてジェイクも凄い、手錠を持ち出すセンスのハマリっぷり。ジェイクもズレてるんですよねえ、なのに噛み合っていないはずのところまで噛み合ってる。この2人はお似合いですね、フィナの言うように出会えてよかった。

そして脇役達の魅力も上がってました、アシェリーゼ様のかわいいこと! エリオスに対する素直じゃなさっぷり 単に「かわいい」ではなく、かわいい人って表現がぴったりくるなと思います。
他にもフィナもいいキャラで賑やかになって、続きも楽しみです。

評価 ☆☆☆★(7)



 
 6月8日(金)

金星デーのため、旅行記は1回お休み。


<最近読んだ本>

金星特急6 (嬉野 君/ウィングス文庫)amazon
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半年に一度の新刊デー、終わりが近づいてきた金星特急第6巻。
まずはペーパーについて。例によってこのユースタスがひどい! わざわざ聞くかそれ、砂鉄の反応が至極真っ当ですよ。でもそわそわユースタスはかわいい。そして裏にいった時の衝撃! 暁鈴さーん! 砂鉄かわいいよ砂鉄。
この辺にして本編。まずはいつも通り連載読んだときの感想をペタリ。

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前編
ラストスパート前の最後の一休みといった感じで、物凄く久々に一息つけました。そういう印象を受けたのは大きな動きがなかったのもありますが、場面が二極化したのが大きそう。ここ数話はあちこち目が離せませんでしたし。

で、二極化したうち、まずは錆丸方面。ようやく合流して、錆丸成長したんだなー凄いなーと改めて感じる一方で、ほぼ変わりない3人の関係に和みました。砂鉄に対する錆丸の脅迫が、変わらぬものと成長を両方感じさせて、しかも笑えて素敵。
錆丸を楽しんだ傍らで、ユースタスはまずい方向にいってるなあ。砂鉄の甲斐性なし! というのは酷ですね、後ろ向きになって避けてるのはユースタスですし。でも砂鉄には、悩みを見抜いて今まで以上のヒーローっぷりを見せてほしいです、錆丸のナイスアドバイスを活かすんだ!
笑わせてくれたのは夏草。相変わらず本好きすぎです、「夏草さんが本当に気絶しちゃう」って。本筋と関わりあるとはいえ、ここまで本の虫設定をいじってくるとは。いやーほんと爆笑しました。
三月は、そりゃ怒りますよねその発言には。そして錆丸に救われてるなあ。このままずっと錆丸と家族でいれますよう。

錆丸サイドは一旦このくらいにして、金星サイド。子供っぽさは見せていましたが、完全に子供だったんですねー。これまでに納得、綿雲はそういう経緯でしたか。マリアがいい子すぎる。
錆丸の弱点は、多分どこかに伏線あるんですよね、完全に見落としor忘れてますが……。弱点があるというのも怖いし、彗星の思考もちょっと怖い。彗星が聞き出した後、錆丸の敵に回る可能性はあるんですよね、ユースタス関連で。いずれにせよ大事な要素ですし、明かされる前に1度再読して探したいです。
そういえばユースタスの力はカメラ越しにも聞いてるんですね。金星が力の源だから当然といえば当然ですか。しかしこれだと、彗星が知るのがどんどん先延ばし……。延びれば延びるほど、知ったときが怖いです。
そしてラストのアレ。そんな誤解ですかー! ウェルカメラになんでマイクつけなかったんですかー! こんなに錆丸は金星のこと思ってるのに、届かないのはお互い辛い。綿雲と今回の件から、殿下あたり金星嫉妬説に気づいてくれませんかねえ。気づいても、どうやって愛を伝えればいいかがまた難しいですが。

後編
あああ本当にクライマックスなんですね……。集まって一気に加速、面白いけれども終わりが近づいてきた寂しさも感じてしまった12話でした。

えーとまずは砂鉄とユースタス。砂鉄よくやった! 男前! 惚れっぷりを見た時点でかなりときめいてましたが、ちゃんと言葉を聞いて理解して、溶かそうとする甘さがおやばい。嬉野さんの甘い場面はどうしてこうも毎回ときめき詰まってるんでしょう、言葉の選び方が素敵。今すぐ青い瞳を、の一文とかいいなあ。
最後にケチがついたのは、まあお約束というか。つかなかったらユースタスは色んな意味でまずいことになりそうでしたし。この後に息をつけそうなのが、全て終わった後な気がするのが少し心配ですが、それよりも心配は彗星ですよね。黒曜もまじえての対面の予感。

夏草は、その言葉の意味をここにきて知れたというのが、よかったねの一言。本読むのにはそんな理由もあったんですね。よく考えるとこの出会いは予想できた気もしますが、思いつかなかったですし、いい出会いでした。
月氏をやめることになった場合の三月がどうするのかは少し心配。その頃には世界情勢も変わってるんでしょうが、どんな未来が待ってるんでしょう。

錆丸はまだ伸びるとは、もう立派すぎる主人公ですね。情報を隠したところではハッとさせられました、そんな視点も身についていたんだなあと。そうでありながら、夢見がちな青臭さが残っているところもらしくて好き。伊織との関係はほんとに普通の兄弟ですね。伊織はどういう心づもりなんだろう今。
そしてついに意思疎通のときが! ウェルマイクついてたんですね、踊ったシーンでマイクなしかと思ったら、距離が離れてたから駄目だっただけでしたか。とりあえず一つ懸念がなくなってホッと。
最後はもう抜群にかっこよかったです。とても映える報道シーンに、出し抜いた気持ちよさ。何より、偶像が産まれて、身近に聞こえた声に応えたっていうのがよかった。これからどうなるかワクワクする引きでした。

と思ったら最後にそんなのを! そうですよね引きが甘いわけがなかった。正体は少し考えて、能力的に植物関連なのかな、でも粉ってうーん、と的外れな思考しか浮かばなかったので続きをドキドキして待ちます。
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なんといっても「それだけが、どうでもよくない」ですよね!! 本誌で読んでるのにまたゴロゴロ。砂鉄ユースタス以外も色々凝縮されていたために、感想がやたら長いです。
おまけに今回は、加筆結構あったのも嬉しかったです。錆丸とユースタスが格好良かったり、女の子らしく悩むユースタスがかわいかったり。鍋プリンも追加されてるのがユースタスらしくて和みました。疑問だったウェルの能力についても追記されててすっきり。

書き下ろしは殿下の方が印象的でした、この14歳凄い。博士は少しイメージと違いましたけど、ジュニアを考えると、さもありなん。殿下の程よい幼さが、いい出会いだなあと感じさせてくれました。結末は見えていましたけれど、描き方が上手いなあ、身振りを使ってっていうのが切ない。これでこじらせて、今は……。

あと1冊なのが寂しいですが、番外編が何話もあるって知って小躍り! 主要キャラの数考えると3、4話はありますよね! 姫君返上見てると、こちらの番外編も刊行されそうですけどナンバリングどうするんでしょう。とりあえず8月の完結をじっと待ちます。
最後に本誌ネタバレ混じりで少し。 どう考えても後1話で終わるわけなかったので番外編で腑に落ちました。でも本筋だけでも後1話で終わる気がしないのは変わらないんですけども。まさかユースタスのアレとか引っ張ったままで本編終わるわけもないでしょうし。読むまで分かりませんね。 (反転ここまで)

評価 ☆☆☆☆★(9)



 
 6月6日(水)

「たまには遠くで野球観戦してこようかなー、ならついでに観光もしてこよう」と思い立ち、先週末は2泊3日で東北旅行に行ってきました。広島ファンなので、広島ー楽天戦目当て。東北行くのは岩手への修学旅行以来2回目でしたが、あれこれ満喫しました。せっかくなので備忘録がてら旅行記を。


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1日目(2日の土曜日)
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旅行前日の帰宅が終電になってしまい、「準備全くしてない!」と慌てて支度し、2時半就寝。なんとか寝坊せずに起きれて、11時過ぎにはじめての仙台着。数日前の予報は雨マークついてて不安でしたが、ありがたいことに雲ひとつない快晴! 土曜日なこともあり学生さんだらけでした。

ホテルに荷物預けて、まずは食べログで目をつけていたお店で牛タン定食。仙台では食べログに頼りました。

噛んだ瞬間は弾力あって、でもひとたび噛んだ後は東京で食べた牛タンよりも柔らかくて、おいしかったー。

満腹になった後、この旅行の一応メインである野球観戦に。腹ごなしに仙台駅からてくてく20分。

芝生の観戦スペースもあって開放感ある球場でした。試合開始前に、スタンドからフィールドへ鷲を飛ばすイベントがあったり、球団マスコットの尻相撲対決があったりと退屈させないイベントがあったのもよかったですね。数10mを一直線の鷲訓練されてる。この体型で尻相撲負けるマスコットには失望しましたけども。
試合中は、仙台の天気の変わりやすさにびっくり。最初は快晴だったのに、いつの間にか暗雲がたちこめてました。体感温度もグッと下がって、半袖だと一気に肌寒く。目の前の家族連れの女の子が半袖で、タオルで体覆って寒そうにしてたのがかわいそうでした。
肝心の試合はハラハラゲーム。心境の移り変わりも激しくて、
 (途中まで)あーこれ完封負け食らうやつですね、知ってる知ってる
 (8回〜9回表)よく打った、マエケンよく粘った、ナイスゲーム!
 (9回裏)あばばばばばばばばば
もう少しで旅先で悪夢を見るところでした。もし逆転されてたら、年間のワーストゲームになっただろう試合。勝って本当によかった。

試合後、さあ夕食いこうかというところで飛び込んできた「アニメイト」の文字。手に入れ損ねていた花神遊戯伝の特典がもらえるやったー、と飛び込んだら売り切れでした……。上げて落とされた。特典は結局、この後訪れた盛岡のアニメイトでもゲットできず。無念。旅先でとる行動じゃないよねというツッコミは置いときましょう。

気を取り直して夕食。牛タン2件目、名前見てどうしても食べてみたくなって奮発した、牛タンのたたきです。

牛タンのぷりぷり感はそのままに、周りは炙ってある食感がいい感じでこれもおいしかった。酒飲みだともっとおいしいんだろうなあきっと。

食後は、評判いいあんみつを食べにいこうと思ったんですが、ふらっと本屋に寄っていたらラストオーダー過ぎていたというやらかし。教訓:無闇に本屋入っちゃいけない。霧雨の中、とぼとぼとホテルに戻りましたとさ。
まあ結果的には正解だったんですけどね、この時点で2日目の予定が全然たってなかったので! そもそも旅立つ3日前くらいまでは一泊予定でしたし……。スマホで時刻表検索と宿探しを頑張り、なんとか決まったところでこの日は終了。2日目へ。


<最近読んだ本>

悪魔のような花婿 愛と誘惑の黄金宮 (松田 志乃ぶ/コバルト文庫)amazon
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糖分過多の夫婦が主役のファンタジー、新章の王宮編突入。

前巻の短編集は若干物足りなかったんですが、今回は笑い要素強化で楽しかったです。最初からのキャラから一般淑女さんたちまで、みんなノリノリで描かれているなあと思える楽しさ、特にイーヴやヒューといった最近増えたキャラクター達が笑わせてくれました。
イーヴとリオンのコンビがとても好きなんですよね、イーヴの飄々としたからかいとリオンの反応にニヤニヤ。イーヴはリオンと一緒のとき以外もいい味出してます、人おちょくっているときが輝いてる。リオンは王様と一緒のときも活き活きでしたね、王様がひどすぎて笑える。あとは、全編に渡るジュリエットの本音ツッコミが楽しい、この子が一番ノリいいですよね。

今回ウイリアムが一本とったのは痛快でしたが、王妃がかなり骨ありそうなので、どんな逆襲がくるか楽しみ。苦労人で堅物のベンジャミンがどうなるかが気になるところ。そのうち味方してくれそうなのは規定路線ですけど、かわいいところも見せてくれるといいです。

評価 ☆☆☆★(7)



眠れない悪魔と鳥籠の歌姫 (瑞山 いつき/一迅社文庫アイリス)amazon
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瑞山さんの新シリーズは、悪魔にとりつかれた青年と精霊使いの少女のお話。ところでエージェント……いやなんでもないです。うう。

瑞山さんのお話はヒロインとヒーローの関係がちょっと変わっていて面白いものが多いんですが、この作品もそうでした。優男なのに偉そうなツンデレヒーローが目新しくて、強気なヒロインとの口が悪いやりとりが楽しかったです。ヒーローのアルドのデレ方が実に面倒くさいのがお気に入りポイント、完全に惚れてるくせに素直じゃなさすぎてかわいい。笑顔に打ち抜かれたのをごまかしたり、あと決め台詞を返されるってのもいいシチュエーションですよね。アルド大好きな脇役たちのからかいに対する反応もかわいかったなあ、エピローグ好きです。

敵さんが奥深そうでアッサリだったのは少し残念、それとも続きあるんでしょうか。あと印象に残ったのは、終盤でアルドにドキドキしているニーナの「危機感!」、思わず噴きました。凄い解釈の仕方しますねこの子。もう少し2人見たいので、今度こそ続きあるといいな。

評価 ☆☆☆★(7)