6月16日(月) |
<最近読んだ本> ◆ おこぼれ姫と円卓の騎士 提督の商談 (石田 リンネ/ビーズログ文庫) 【amazon】 今回もレティ大活躍で面白かった! 結婚相手見繕い編の第9巻でしたが、まず相手候補であるソレス王子が思った以上に魅力的でした。インパクトと大物感がある登場シーンに、キスをはじめとするレティを振り回す行動の数々。噛み合えば結婚しててもお似合いだったろうなと思えました。 前半に振り回された分、後半はレティが見事な男たらしで反撃(?)でしたね。対するソレスの迫り方も完璧だったと思うんですけど、いかんせんレティが鈍かった。さすが前巻の最後で明後日の方向に進んだだけはあります。 冤罪を晴らしていくストーリーは非常にスカッとする展開。論理が綺麗に組み立てられていくのは読み応えありましたし、レティが弁護士なれるのに気づかなかったり、民衆に歓迎されたりとクスリと笑えるポイントもあって、大変面白かったです。 恋愛面はデュークに視て欲しいと思うレティと、その後の恋愛談義にニヤニヤでした。鈍いですけど気持ちはついてきてますね。 あとは冒頭の意味深な始め方も上手いですねえ、死の意味になかなか気づかなかったのでやられた感ありました。ここ数巻の中で、この巻が一番面白かったかも。 騎士たちが少しずつでも出番あるのも嬉しかったところ。アイリーチェかわいいです(侍女スキー)。唯一直接の出番がなかったノーザルツ公も大変おいしい役回りでした。ノーザルツ公は酷い目にあってるのが楽しいので、今後もどんどんいじられますように。 評価 ☆☆☆☆(8) ◆ 氷の王女と緋色の約束 ハーフ・クラウン (御永 真幸/コバルト文庫) 【amazon】 なんであっさりくっつけちゃうんですかー!。 待望の続刊だったハーフ・クラウン2巻ですが、個人的に期待していたロイドとエリカの顛末があっさり。何かエピソード読めると思ってたのでションボリでした。舞台が外国にいってしまって新キャラ中心になった以上、脇役の出番が削れるのは仕方ないんですけど、エリカはもう少し出番欲しかったなあ。 ユフィとヴィンセントは期待通りの甘さ。ヴィンセントはよく我慢したと思います、失言は失言だけどそんなに背負わなくても。ただ新登場のキャラ達にあまり魅力感じなかったのもあって、1巻よりは勢い落ちた気がしました。続くなら今度こそ身内の面々の話読みたいです。 評価 ☆☆☆(6) |