___12月31日(月) |
ごたついたり体調崩し気味だったりして、また更新間隔があいてしまいました。コミケも今回は行かず終い、残念。 今年も終わりなので、2007年今年あったらいいな10選の結果発表。
【今日読んだ本】 ◆ 銀月のソルトレージュ4 扉なき仮宿 (枯野 瑛/富士見ファンタジア文庫) 【amazon】 《あらすじ》 あれから2年――。リュカ去りし世界では戦争が始まり、ジネットはなおも、最強の魔法書〈ひとつめの嘘〉を求める旅を続けていた。そんな中、謎の少年と出会ったジネットだが……? 物語はいよいよ核心へ!! 学園ファンタジーじゃなくなった上に主人公が消えてしまった魔法ファンタジー「銀月のソルトレージュ」第4巻。 おー、アリスが出てこなかったのに凄く面白かったですよ。ソルトレージュを巡る一連の謎がようやく明らかになってきたのに加え、過去と対峙して色々追い詰められたジネットがだんだんかわいく思えてきて、おまけに新キャラも皆好感度高い、とプラスなポイントばかり。ソルはリュカよりも純朴な青臭さがかわいらしいし(力が足りないけど守りたい、みたいなベタ展開は好き)、おっさんくさいクリストフの渋さもよかったです。 これでアリスが出てくる5巻はもっと面白いんだろうなあ、楽しみ。もし残り1冊だと、アリスの扱い中途半端で終わりそうなのがちょっと心配ですが……。 評価 ☆☆☆☆(8) ◆ 暴風ガールズファイト2 (佐々原 史緒/ファミ通文庫) 【amazon】 《あらすじ》 グラウンド、ユニフォーム、チーム名をGETし、意気揚々のラクロス同好会改め《聖ヴェリタス ロッソ・テンペスタ》。校外合宿と公式戦出場を目指し、次に狙うはオージーからの不思議な留学生カレンと、ヴェリタスの王子こと九條香月(とそのお供)! ミッション遂行のため、級長様の謀略が冴え渡る!? ああコワイですわ!「コラーっ、宮前! それじゃわたしが悪者みたいじゃん!」(by広海)合宿・特訓・肝試し!? 体育会系美少女グラフィティ第2弾! 佐々原さんがおくるラクロススポ根小説「暴風ガールズファイト」第2巻。 何度でもいうけど、佐々原さんは鉄板。創部段階の試合でも燃えたんだから、特訓して公式戦で戦えるレベルになったら燃えないわけがないです。結局ラクロス見に行けてないしルールも結構曖昧なままなのですが、戦術が決まったりゴール決めたりといった瞬間はもう熱すぎ。1チーム12人もいるのに全然混乱しないし、キャラの掘り下げも順調に進んでいるしいうことなし。一番好きなのは麻生さんなんですけどね。ちょっと腹黒の冷静熱血さいこー。これからチームとしてさらに成長していくんだろうし、最悪の印象から評価上がってきて、これから芽生えそうな恋描写もすごく楽しみ。 なんだか打ち切られそうな気配があるのだけが心配です(近くの書店でも全然見つからなかった、おまけにページの端が折れてた)。フェリオス大陸よりも売れないのかこれ……。 評価 ☆☆☆☆(8) |
___12月26日(水) |
【今日読んだ本】 ◆ キスとDO-JIN! 〜同級生は801嫌い!?〜 (小林 来夏/もえぎ文庫ピュアリー) 【amazon】 《あらすじ》 七海は夏の巨大同人イベント目前のある日、先輩とのBL的過去(?)を持つ野球少年・姫宮孔一郎が、その先輩と口論している現場に遭遇する。こっそり立ち去ろうとした七海だったが、姫宮の勢いに飲まれて、なぜか彼と“お付き合い”することに…!? 同人の色々な問題をネタにしている逆ハー小説「キスとDO-JIN!」第3巻は、リアルBL風味と腐女子バレがテーマ。 今巻もとてもいい執事小説でした。天然相手に初敗北こそ喫したものの、相変わらずの幼児性愛主張に完璧なデートブロック、野球対決における狡猾な精神攻撃と絶好調。巻頭の人物紹介でも七海に次いで枠が大きいし、この異常執事あってのキスとDO-JINですね。あと、2巻のメインだった明良がレギュラー化してますます良いキャラに。なんでもBLに結びつける妄想力は素晴らしいです、隠れ腐女子の七海とのやりとりはワンパターンでも楽しい楽しい。このシリーズ、同人ネタをテーマにした逆ハーラブコメと見せかけて、本質はバカコメディな気がしてきました。 テーマのはずの腐女子ばれはあんまり大したことなくてやや拍子抜け。まあ、あとがきによると「腐女子ばれなんて大したことないよ」といいたかったみたいなので、これでいいのかもしれません。実際のところはどうなんだろう……。ラブコメ戦線には姫宮が加わってきましたが、これはかませっぽいなあ。進展するとするとお兄ちゃんもどきやお母さんもどきの正体ばれな方向に行きそうなので、当分進展しなくていいかも。4巻は来年後半らしいです、執事さんのさらなる活躍に期待。 評価 ☆☆☆★(7) 【今日購入したもの】 創世の契約3 傭兵王 (花田 一三六/C★NOVELSファンタジア) 熱砂の星パライソ2 背徳者の旅路 (宝珠 なつめ/C★NOVELSファンタジア) やおろず (古戸 マチコ/イースト・プレス) |
___12月23日(日) |
そろそろ感想書きも再始動。 【今日読んだ本】 ◆ 黒耀姫君 ―はじまりのゆき― (萩原 麻里/B's-LOG文庫) 【amazon】 《あらすじ》 美しい四季で知られるミゼラン諸島、その辺境の村。幼い頃の記憶を持たない孤児だが、天然にほがらかな少女・ミケェヌは、兄弟のように育った絶世の美少年・シオンとともに、占い師の老女・ニゲラの元で支え合いながら暮らしている。そんな彼女に変化が訪れたのは、年に一度、村が最も華やぐ祭りの夜だった。深い森の中で耳にした、不思議な言葉。それは、かつてこの地に存在した「神々の住まう国」を巡る因縁と愛憎の輪が、再び回りはじめる端緒となる――。俊英が紡ぎ織る、運命の恋の物語!! 「トキオカシ」が打ち切られた萩原さんの新刊は、日本神話と洋風世界を組み合わせたラブファンタジー。 うー、親友が心の隙つかれて操られて裏切る展開は嫌いです……。「どうしてそんな風に思っちゃうかなあ」やら「操った奴ふざけるんじゃねえ」やら話通じないし手もだせないもどかしさやら、イライラしちゃう面が多くて苦手なんですよね裏切りは。特にこの作品の場合、主人公の考えが足りていないところが多々あるせいで余計に辛い。追われているんだしせめてもう少し危機感を持って欲しかったです。 ショタとかかわいいもの好きで暴走気味になる主人公はかわいいし、裏表なくて不器用気味なユミチカはいいかませ犬になりそうで気にいったんですが、日本神話な味つけはあまり好みじゃないし続きは様子見。 評価 ☆☆★(5) ◆ Dクラッカーズ+プラス 世界―after kingdom― (あざの 耕平/富士見ファンタジア文庫) 【amazon】 《あらすじ》 伝説のネオ・アクション・サスペンス、ファンタジア文庫オリジナルバージョン登場! ドラゴンマガジンに連載された梓が帰国する直前のエピソードに、本編終了後の景たちの“日常”を描く書きおろしを加えた1冊!! ここ何ヶ月か新装版が連続刊行されていた「Dクラッカーズ」のその後の書きおろし。 面白かったものの物足りなさも少し感じたかな。というのも、1冊丸々書きおろしだと思い込んでいた自分が全部悪いんですが。梓帰国前のエピソードも景の行動スタンスやかっこよさが再確認できて楽しいことは楽しいんですが、大体想像がつく範疇の内容だしどうせなら他の脇の話が読みたかった、という気持ちも捨てきれませんでした。その影響で書きおろしがやや短めで、その後の話が本筋一本になってしまったのも少しだけ不満。まあこちらの方は、彼らが彼らのままで成長しているのが読めただけでも十分なんですけどね。あそこでのクリスマスは感無量。あと、ちゃんと敵さんたちも出してくれましたし。Bの人はやっぱりいいなあ。 そんなわけで、7巻まで読んだなら買って損はないだろう書き下ろしでした。あとがき見ると、もしかしたらさらなる展開も……ないか。BBBの方のスパートに期待してます。 評価 ☆☆☆★(7) |
___12月20日(木) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カタログ出たのでいつものようにシリーズ第2弾、FC(小説)でメイン登録されている数から、人気の推移を見てみようコーナー。
こんなところですか。ゴーストハントはアニメ終わっても安定してるなあ。 【今日購入したもの】 銀月のソルトレージュ4 扉なき仮宿 (枯野 瑛/富士見ファンタジア文庫) Dクラッカーズ+プラス 世界―after kingdom― (あざの 耕平/富士見ファンタジア文庫) 黒耀姫君 ―はじまりのゆき― (萩原 麻里/B's-LOG文庫) |
___12月18日(火) |
カタログが発売されていたので、いつものようにC73ライトノベル作家サークルリスト。若木さんは久々ですね。諸口さんは去年も出ていた模様、気づかなかった……。あと、前回チェックし忘れたBL畑のライトノベル書きの人も追加しました。キスとDo-JIN本は欲しいですが、ど真ん中に踏み込むのはちょっと勇気がいりますね。とか言いつつ普通に行くでしょうけど。 更新が止まっているのは未読読まずに「導きの星」再読してたりしていたからです。今年は3桁キープで終了かな……。 |