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 4月11日(水)

先週は腹痛で死んでました。腸炎こわいです。


<最近読んだ本>

RINGADAWN 妖精姫と灰色狼 (あやめ ゆう/C★NOVELSファンタジア)amazon
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好評なのを見て手を出してみた、去年のCノベ新人さん作品。

キャラと雰囲気がとても好みなファンタジーでした。
下町の少年がお忍びのお姫様に出会うところからはじまるお話。携帯の試し読みで読んだとき、この出会いのシーンがあまり心に刺さらなかったんですが、いざ本で読んでみるとそんなに掴みは悪くなく、さらにはいきなり少年期が終わる展開の早さにまず驚き。そして、時が開いての再会シーン、これが滾りました。お約束なシーンではあるんですけど、少年のすれた感じや再会の唐突さ、年月が空いての距離感などが相まっての雰囲気がツボでした。再会が姫様とじゃなくて真面目な女官と、というのも個人的にはポイント高かったです。

で、再会からはキャラと雰囲気がずっと好み。割と主人公達の周りが敵や陰謀だらけで、その中で生きる主人公達がかっこいい。レイジの一匹狼っぽさ、リエルのカリスマ性、どちらも1人で立っている魅力に惹かれ。そんな2人の再会シーンにはもちろん萌えて燃えました。見開きイラストも素晴らしかったです、こんなにイラストが効果的だと思った作品はしばらく記憶にない。展開的には出来過ぎなところもあるんですが、ご都合主義な感じは皆無でしたし1つの国の物語としても面白かったです。

あと、女官のフランデさんがとても好き好き。侍女スキーとして、有能さと真面目さに加えて、主人公に対する複雑な気持ちまで抱えているこんな子を好きにならないわけがない。変わっていくだけじゃなく、気丈なかっこよさも見せてくれるのが素敵。最後のやりとりはそうこなくっちゃ! 姫様まで含めて、きっとはっきりと形を成すことはないのでしょうけど、先を想像するのが楽しみな終わり方でした。

いいものを読みました、高評価だった方々に感謝。3巻で完結済? っぽいですが残り2冊も楽しみです。

評価 ☆☆☆☆(8)



 
 4月1日(日)

今週は気になるニュースが多かったのでプチまとめみたいなものを。

鳥籠の王女と教育係、完結企画スタート
響野さんのサイトではじまってます。エイプリルフール限定のSSもあるので読んでる方はダッシュ。特にダナークファンは是非。イズーのギャップに爆笑できます。

女王の化粧師、1幕スタート
以前感想も書いた大好きなオンノベの更新が再開されてます。釣られてつい再読までしちゃったんですが、マリアージュ様は何度読んでもかっこいいな! 気位高い女の子の成長っていいですよね。少女小説のシリアス寄りなファンタジーが好きな方にとてもお薦め。

Tiny Gardenさんの新刊発表
こちらも大好きなオンノベサイトさん、最近更新少なめだと思っていたらオリジナル新刊が! ハートフルなあやかし物って好きな作品多いので楽しみです。


<最近読んだ本>

乙女ゲームの世界へ、ようこそ! 〜薔薇色の人生を君と〜 (水澤 なな/ビーズログ文庫)amazon
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先月のビーズログの新刊。元ネタの「ギャルゲヱの世界」の方は未読ですが、タイトルに釣られたのもあって読んでみました。

正ヒーローは幼馴染でいいんじゃないですかね! 現実に好きな乙女ゲーの人物や設定が混ざって……というお話。なのですが、乙女ゲーの攻略キャラたちよりも現実の幼馴染姉弟が気になるお話でした。姉の方はジャイアンイズムを貫く女の子で発破かけてくれるのが気持ちいいし、弟の方はかつての恋心を引きずってる姿がおいしい。ヘタレつつも主人公の前では結構かっこいいところを見せてくれて、いい感じにフラグたってる気がします。

乙女ゲーとの関わり面では、いきなり乙女ゲー世界に放り込まれて戸惑いつつもルート選択とか考えていくあたりの反応が面白かったです。攻略キャラたちの中では、薫のヒネクレた性格あたりは結構好き。でも、ゲーム設定が好きじゃないのもあって、全体的にはそこまでときめけませんでした。バッドエンドを押しすぎるのはよくないゲームだと思うんですよね……このゲームはあまり遊びたくない。
ストーリー的には神様の登場の仕方や伏線の張り方があまり好きじゃないなと思いつつも、どう決着つけるのかは気になるので、2巻も様子見しつつ手を出すかも。

評価 ☆☆☆(6)