商業作品の読了は減りましたが、オンノベは普通に読んでました。
移動時間が短いと、つい一話が短いオンノベに流れがちなのに気づきました! 気づくの遅い!
リライト・ライト・ラスト・トライ
(小説家になろう / はな さん)
祝・完結。紹介は去年のまとめで。
たった一つの望みのために繰り返してきたループの最後の1回。旅路の後半は、切なくて苦しい出来事も待っていて、読んでて思いっきり叫んだポイントもありました。あの衝撃は今年1,2を争うくらい……!
そんな苦しい旅路を進んでいく主人公たちの姿にグッときました。主人公が乗り越えていけたのは、繰り返しの中で得た図太さやたくましさと、彼女が動かした周りの人々のおかげであり、繰り返しにも確かに意味はあったのだと思えます。
心に残る物語でした、甘いだけじゃない物語を読みたいときにお勧め。
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~
(小説家になろう / 香月 美夜 さん)
祝・完結その2。最後までマインさんが自分らしくあって、楽しい物語でした。
毎日お昼更新の楽しみがなくなって、終了時には寂しくなりましたが、外伝、書籍版、コミカライズ、コラボイベントなど様々な展開があって、本好きの世界をまだまだ味わえるのが嬉しい。特にコミカライズは、原作の良さを伝えてくれる素敵なコミカライズです。
魔法世界の受付嬢になりたいです
(小説家になろう / まこ さん)
最近、ラブコメ的な面でとても先が気になっている作品。タイトルの通り、受付嬢を目指し、無事受付嬢になった少女をとりまく日常のお話。
常に一歩前にいるライバルのヒーローがいて、彼に対する主人公の負けん気と、あしらう彼が良い関係。
設定的には甘くなりそうなのに主人公側がほとんどそんな素振りを見せず、「これは最後くっつくことになるんだろうか」と気になりながら楽しんでます。ヒーローは時々分かりづらく優しいので、何かありそうなんですけど。
腐男子先生!!!!!
(小説家になろう / 瀧ことは さん)
書籍化もされたので今更ですが。
生徒教師だけじゃなくなった2人の関係性の揺れとバランスが面白いです。オタク時事ネタも楽しい。きりゅせんに「ちょっと!!!」と叫んで、あげはさんのかわいさに癒やされる。最近の!!!甘さが!!!!!!(語彙力低下)
雨の底の花
(小説家になろう / 雪本 さん)
最近一気読みしたお話。色んな要素がてんこもりなんです。男装、鈍感、主従、鬼畜ブラコンな主人、その主人に唯一ついていけるという信頼関係、その他ネタバレになるので語れない設定諸々。
好きなものを色々詰め込んだんだろうなあという勢いを感じるお話で、その色々が好きな自分に刺さりました。男装で主従っていいですよね!
VRMMOモノ色々@なろう
連載で読むものが減って、VRMMOモノを今年は結構読みました。主人公が世界を楽しみながら独自路線を進むもの、設定が凝っていて世界に底知れなさがあるもの、などが好きです。
気に入ったのはGarden of Clockwork、シャングリラ・フロンティアあたり。どちらもクトゥルフ絡みですが、知らなくても十分楽しい。特に後者は、隙あれば設定飛んでくるくらいの設定増し増しと、活き活きと暴れるキャラクターが両立していて、日々の更新が楽しいです。
月の白さを知りてまどろむ
(小説家になろう / 藤村 由紀 さん)
由紀さんの作品には好きな物語がたくさんありますが、どのヒーローが一番好きかと問われたら、今はシシュと答えます。それくらい、最近のシシュのバカ正直すぎる実直さが好きです。こういう風に生きること以外考えられないんでしょうね、シシュは。エヴェリとのやりとりから2人の関係こそが無二であると感じられて良かった。
女王の化粧師
(Barocco / 千 花鶏 さん)
もはや固定枠です。今年も読めてよかった。紹介は去年のまとめなどで。
敵地でのシリアス展開の中での、ささやかな甘さにグッときます。後半に突入してこれまでの伏線も紐解かれはじめて、ワクワクが止まりません。
セカンド・サイトのこどもたち
(セカンド・サイトのこどもたち / 二条 空也 さん他)
書き手複数、主人公も複数のシェアードワールドなお話。かなりの長編です。
舌っ足らずでふわふわな主人公が頑張る可愛らしい作品なのですが、背景には重く切ない世界設定があります。こういう「諦めない」物語好きなんです。
そんな設定もあるので、甘さの後にグサグサと心をえぐってきたりもして、なかなかに容赦ないところも。そんな中を少しずつ成長していくキャラクター達と見えてくる世界。物語の行方がどうなるか気になって読んでます。
今年は特にえぐられて印象に残りました。最後の方の更新が……!