2018年読書まとめ

2018年12月31日(月)

生きてます。今年ウィングス記事しか書いてませんね、これはひどい。

生活がバタバタしてまして、なんと年末からアメリカ暮らしになりました。来年は海外生活です。
本を読む時間はさらに減りそう(そもそも入手も大変)ですが、電子書籍もオンノベもありますし、ぼちぼち読んでいきます。
とりあえずUnnamed Memory書籍は何としても入手します。

というわけで、まとめる材料が存在しない年間まとめ記事です。
今年は上記事情で開拓あまりできてないので、新規作品が少なめです。


天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1 (小川 一水/ハヤカワ文庫JA)

天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1 (ハヤカワ文庫JA)

これだけは読まなければ、と電子書籍で買って一気に読了しました。早く続きーー!
開始時点でかなりノックアウトされたり、予期せぬエピソードの再登場にグッときたり、色々ありましたが、個人的にはダダーとイサリのシーンが一番刺さりました。


東京レイヴンズ14 EMPEROR.ADVENT (あざの 耕平/富士見ファンタジア文庫)

東京レイヴンズ (14) EMPEROR.ADVENT (ファンタジア文庫)

積んでいた14巻を今更読みました、あざのさん凄いな!! 知ってたけど!!
よくこれだけのキャラクター達に熱い展開用意して、まとめあげられるものです。伏線? 気づくわけありませんよね? こういう物語大好きです。

過去編は絶賛積んでるので、現代に戻った巻が出たあたりで。


隣の席の佐藤さん (森崎 緩/一二三文庫)

隣の席の佐藤さん (一二三文庫)

書籍化おめでとうございます! 
はじめて読んだのが10年程前、長らく好きな作品だけに感慨も一入。
地味な女の子に男の子が恋していく、その過程の丁寧さが良いのです。気持ちに気づく前のペースを乱されていく感じ、気づいた後の悩みと行動力、そして好きという気持ちに溢れている態度。初読の頃よりもこそばゆい気持ちになりながら読みました。山口くん、スマートなキャラなのに気持ち全然隠せてないのがとても良いのです。

森崎さんの他の物語からのちょっとした顔出しにも嬉しくなりました。「ランチからディナーまで六年」の方の書籍化の方も楽しみです。


魔法世界の受付嬢になりたいです1 (まこ/アリアンローズ)

魔法世界の受付嬢になりたいです 1 (アリアンローズ)

こちらも祝・書籍化。
去年のまとめでも挙げましたが、今年に入っての展開がラブコメ的に大変美味しくなってきました。書籍の方はヒーローのロックマンの心情が分かりやすくなっていて、ニヤニヤ成分たっぷり。
ケンカップル好きな方に特におすすめ(ただし1巻段階ではカップルへの道は遠いので注意)


シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜
小説家になろう / 硬梨菜 さん)

日々の更新が一、二を争うくらい楽しみな作品。
これも去年挙げましたが、今年になって面白さがさらに加速。派手な展開や設定をぶちこんだ最大風速を維持し続けながら、ハイスピード更新ペースを保っているのがとんでもない。設定量が多すぎてついていけない部分もありますが、その辺は雰囲気理解でも十二分に楽しいです。
残念なヒロインちゃんがヒロインになる日を願っています。


魔道具師ダリヤはうつむかない
小説家になろう / 甘岸久弥 さん)

twitterでフォロワーさん達が話しているのを見て、迂闊に読み始めたらホイホイされました。
お仕事物としても、友情ほんのりロマンスとしても、ご飯が美味しそうなお話としても楽しめる、一粒で三度美味しいお話。頑張る女の子はいいものです。もっと甘くなっても!と思う一方、2人で仲良くご飯食べてる光景や、仕事に真剣なダリヤさんを見ているのも楽しいので悩ましい。


プニキとはじめるリーグ運営 ~野球ゲーム?作って運営します~
小説家になろう / ブーブママ さん)

ネタっぽいタイトルに反して、真面目な野球ゲーム運営ストーリー。
「人工知能の獣たちによる野球観戦ゲーム」という現実にないゲームを作り上げていくのが興味深いお話。人工知能関連の最新技術などをフレーバーとして混ぜつつ、ちょっと近未来だけどありえなくもない、面白いifの物語。ライバルゲームも出てきてどう対抗するのか、最近の展開が楽しみ。


12ハロンのチクショー道
小説家になろう / 野井 ぷら さん)

レースが熱い!
なろうではこれまで出会わなかった競馬物。人から馬に転生した主人公だけでなく、脇役の馬や騎手にもドラマがあるのが燃えました。マキバオーなどが好きな人におすすめ。


セカンド・サイトのこどもたち
セカンド・サイトのこどもたち / 二条 空也 さん他)

ループ世界の最終周回が胸熱!
過去のループで折り重ねられた祈りや想いが、紡がれて一本の道筋を作っていく。そういう展開ってたまらないですよね!
心えぐられる展開も少なくなかっただけに、過去との違いに胸打たれながら読みました。


女王の化粧師
Barocco / 千 花鶏 さん)
不動枠です。未読の方は読んでください。
伏線回収が始まり、明かされた事実に驚かされました、やられました。なんで何周も読んでいるのに気づかないんでしょうね、悔しい面白い。

金星特急 花を追う旅

2018年8月13日(月)

あの旅の日々が蘇りました、凄かった。

100号企画の中でも目玉の後日譚。胸が躍る旅、活き活きとした登場人物たち、心の琴線に響く言葉。ページをめくるスピードが他作品の半分以下になるくらいの密度の濃さ。連載当時、発売日に夢中になって読んだ、懐かしき日々が確かにここにありました。
金星特急好きな人は是非とも全員読むべき、これを読み逃したら後悔すると思います。

以下ネタバレ感想です。

(さらに…)

小説ウィングス100号

2018年8月13日(月)

小説Wings 2018年 09 月号 [雑誌]

息も絶え絶えなサイトですが、これだけは更新しないと、と思いまして。小説ウィングス100号おめでとうございます! 他の少女小説レーベルとは一線を画した、恋愛色薄めで冒険やファンタジー成分多めの作品を出す方針を曲げずに、これだけ長い間続けてきたのは凄いと思います。

個人的にもウィングスとの付き合いは非常に長いもの。金色の明日と出会ったところから始まって、ウィングス文庫の全作品読破したり、金星特急にハマったりと、読書人生の中でもウィングスの存在はかなり大きいです。ウィングスの一ファンとしてありがとうと言いたいです。

100号記念で過去作の番外編がいくつも載るのも、非常に嬉しい企画でした。金星特急が嬉しいのは当然として、ラノンまで! ジャック、ラムジー、レノックス、などなどみんな勢揃い、苦労しつつも元気そうで懐かしい再会でした。レノックス頑張って!

見かけなくなった作家さんがいるのは寂しいですが、河上さんや糸森さんなどウィングスに合いそうな新しい風も入ってますし、ここを通過点として150号、200号と重ねていくといいなと思います。

ウィングス文庫をあまり知らない方のために、過去のおすすめ記事貼っときます。これからも読者が増えますように!

ウィングス小説大賞終了に寄せて: ウィングス文庫のお勧め作品