夏空のモノローグという名作があります。繰り返す1日の中での賑やかな日々と切ない物語がとても心に残っていて、今でも夏が来るたびに思い出すゲーム。発売して7年経っていて、決して爆発的ヒットをしたわけでもないのに、毎年何らかの動きがあって、製作者とファンの両方に愛されているのを感じられるのが素敵。
今年もスマホ版が出たり、新作ノベライズが出たり。そして、発売7年目にして単独イベントですよ! 凄い! これは行くしかない、と参加してきました。そして最高のイベントだったので、簡単なレポというか感想を。
まずは開始前。階段をあがるとフラワースタンド。先日参加した夏空コンサートでの企画からは、ツリー型のスタンドが贈られていました、綺麗!
そして入場したら、以下のツイートにあるようなセットを見て、「目の前に科学部がある!」とテンションアップ。宇宙服まで再現! しかも左側には大きなツリー。ワクワクです。
【夏空のモノローグ 科学部大感謝祭】
昼夜2公演、無事終演いたしました。ご来場いただき、誠にありがとうございました!
今後とも「夏空のモノローグ」をよろしくお願いいたします!「明日はきっといい日だから」#夏空 pic.twitter.com/fH0xkS15hF
— 【期間限定】夏空のモノローグ_公式 (@ntzr_otomate) 2017年8月20日
愉快なアナウンス、いつ見ても気持ちいいオープニングムービーを経て、最初はトークコーナー。ここでは、昼夜両方参加者の多さにびっくり。半分以上はいました、みんな夏空への愛が深い。でもそれだけの価値あるイベントだったと思います。あと、阿部さんの挨拶の「日替わり定食が日替わらない」に噴きました、そこ持ってくるんですか!
続いては朗読劇。上のセットで行われる朗読、そのまんま科学部です! 部長が無茶言っていじられたり 高橋さんもいじられキャラ?な分、部長 会場の1人1人が科学部員という設定も嬉しかったなあ。好きだったシーンは、いつも通り先輩への愛を語るカガハルに対しての、篠原くんのツッコミ。「先輩かわいそう」を繰り返すテンポと間が最高でした。
お次はバラエティコーナー。高橋さんと水口さんが司会で、他のメンバーが科学の問題にフリップで答えていく形式でしたが、皆の高橋さんいじりがひどかった。回答にならぶ「しんやさん」の文字に爆笑。キャラクターではなくても、科学部のワイワイガヤガヤ賑やかな光景がありました。笑いすぎてお腹痛かったです。
印象に残っているのは、回答のフリに応えて水の中からニュ~っと出てくる高橋さんと、作ったアイスで「アーン」をする代永さん。「アーン」ずるい。
朗読劇後半は、「ロケットに願いをのせて飛ばそう」という部長の発案で、各人が願いを1人1人朗読していく流れ。夏空の各キャラクターが、願いを語るんです。そんなの泣くに決まってるじゃないですか。一番明るいカガハルでさえ、科学部への愛を語る姿に胸暖かくさせられたんです。他のキャラ、もう駄目です。会場全体からすすり泣きが聞こえてきました。
浅浪兄弟、特に翔くんの達観してしまっているやるせなさと強さもかなりじわりときましたが、一番胸にきたのは篠原くん。「忘れたくないなんて、何十回も何百回も願ってきた!」と叫ぶ彼が、「それでも、今日この日だけは忘れたくない……!」と吐露する。その想いの深さが、声からひしひしと伝わってきて泣けました。代永さん自身も泣いてたかも。
最後の挨拶では、キャスト陣の夏空愛が伝わってきました。代永さんはオトパも出れなかったし、本当に嬉しかったんだろうなあ。7年経ってからの単独イベント開催は本当に奇跡だと思います。締めは皆で「明日はきっと」のかけ声に『良い日だから!』。最高のイベントでした。
これで終わりかと思いきや、終了後のアナウンスで、篠原くんの「カガハルは最高の友達だ」という不意打ちが! この2人大好きです!
終わり際、「一度できたから次も」みたいな話があって。さすがに7年経つし、ジョーさんのどこかで区切りをという発言もあるし、現実的には厳しそうな気もしますけれど、願えば叶うを実現してきたのが夏空。これからも応援していきます。