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 1月27日(火)

 数日更新できなそうなので、少しはやいですが2月購入予定リスト。

佐和山物語 あやかし屋敷で婚礼を (九月 文/角川ビーンズ文庫)
アクセル・ワールド1 ―黒雪姫の帰還― (川原 礫/電撃文庫)
パララバ ―Parallel lovers― (静月 遠火/電撃文庫)
東京ヴァンパイア・ファイナンス (真藤 順丈/電撃文庫)
ウィザーズ・ブレイン VII 天の回廊 〈中〉 (三枝 零一/電撃文庫)
雪蟷螂 (紅玉 いづき/電撃文庫)
悪魔のミカタ666 6 ノットB (うえお 久光/電撃文庫)
FATAL ERROR9 回帰 (新堂 奈槻/ウィングス文庫)
バベルの歌姫 ―悪霊娘と落ちてきた恋人― (夏目 瑛子/B's-LOG文庫)
八王国記 一 月夜姫 (麻木 未穂/トクマ・ノベルズEdge)
封仙娘娘追宝録 11 天を決する大団円 (下) (ろくご まるに/富士見ファンタジア文庫)
キスとDO-JIN! 〜オタク王子のあぶない誘惑!?〜 (小林 来夏/もえぎ文庫ピュアリー)
いつも心に剣を1 (十文字 青/MF文庫J)
秋期限定栗きんとん事件 (上) (米澤 穂信/創元推理文庫)

 なんだかやたら電撃が多いです、5冊以上っていつ以来だろう。新人さんは1作減らすかも。


【今日読んだ本】

マイナークラブハウスへようこそ! minor club house 1 (木地 雅映子/ピュアフル文庫)amazon

 

《あらすじ》
 桃季大学付属、那賀市桃季学園。文武両道の有名私立大学に付属する中高一貫校である。その高等部の一角に、部員5人未満のため非公式な存在の文化部ばかりが集い、「マイナークラブハウス」と通称される古ぼけた洋館があった――。思春期を旅する「普通じゃない」少年少女たちの一筋縄ではいかない日常を描き、面白いのに不思議とジンとくる、最先端の学園小説。


 まろんさんに華麗に釣られて買ってみた、はじめてのピュアフル文庫。
 苦手な部分もあるんですが面白かったー。どんな話かを簡単に書くと、学園の辺境にあるマイナークラブの部室が集まる建物を舞台に、部員たちのおかしくも少し重たい青春を描いた物語。自分の好みよりは部分的にちょっと重ためで、思春期+家庭の問題が前面に出てきている4話や5話は、うまく描かれてるけど好きじゃないなあというところが結構ありました。でも、変わり者たちが集まっていかにも青春といった日常を繰り広げる2話3話あたりはとても楽しかったです。2話のパワフルで馬鹿げた部員勧誘なんか本当に楽しそう。5話もぴりかたちが騒いでいるところはよかったですし。登場人物の中で好きなのは滝と高杢君かな、この手の変人が集まる話だと常識人っぽい人物を気に入ることが多いです。
 今後、ぴりかの家庭の事情に踏み込んだりして全体的に5話っぽい雰囲気になりそうなのが気がかりですが、ひとまず買いの方向で。


評価 ☆☆☆★(7)



姫君達の晩餐 舞踏会の小前菜 (山咲 黒/B's-LOG文庫)amazon

 

《あらすじ》
 “白雪姫”とその王子だけでなく、“眠り姫”の王子まで北の王妃である魔女に攫われてしまった! 残る“灰かぶり”と王子は、賢者の頭脳をもって魔女と対峙するための準備を進めるが……? 一方、ある塔に閉じ込められた3人は、塔を守る魔法生物と格闘しつつ、そこが“眠り姫”の眠る場所だと気づき……!? ついに主役は揃った! すべての決着がつく舞踏会の夜がいよいよ始まる──! 個性的な3組の姫君&王子が巻き起こすラブコメ童話、第2弾登場!!


 白雪姫と眠り姫とシンデレラをまとめて1つの世界にぶちこんで、元凶の魔女を1人に統合して、と色々アレンジされた童話ベースのファンタジー「姫君達の晩餐」後編。
 正直消化不良なところもあるけれど、気持ちのいいハッピーエンドを見せてくれたので満足。「シンデレラの義姉たちの行動が実は妹を思ってのものだったり……」とお約束なネタも交えつつ、3組のカップルが協力して魔女の妨害を跳ね除けていく様は、予定調和であっても見ていて気持ちがよかったです。聡くて肝が坐っていて自分の力で道を切り開いていくシンデレラの早苗が好み(魔女を言葉でフルボッコする姿は少し怖さも覚えましたが)。
 また、最後の小咄での親父世代の会話がよいものでした、親バカと駄目親とヘタレ親が集まるとダメダメすぎです。あと、アレだった文章も大分まともになっていました、今回は普通に読めます。
 不満なのは魔女関連、「魔女も孤独な人でした」という落とし所なんですが、描写が足りてないようにしか見えないです。殴られて気絶するのが最後の登場シーンなのはどうかと思うんです……。
 と不満点はあったものの、1巻がある程度楽しめたなら読んで損はない物語でした。1巻は……文章耐えられる人なら。


評価 ☆☆☆(6)



 
 1月25日(日)


【今日読んだ本】

メガネ恋。 (時海 結以/一迅社文庫アイリス)amazon

 

《あらすじ》
 『気に入った。おまえのものになってやろう』メガネによって魔法力を制御し、あらゆる活動が行われるリュネット王国。メガネの高位精霊を召還したメガネ修理師のアニスは、超絶美形の彼・ディルにとり憑かれ、熱烈に口説かれてしまう。それだけでも大変なのに、謎の美青年・カッシアとともに王国をゆるがす大事件に巻き込まれることになって…!? 国民全員メガネだらけの王国で繰り広げられる、メガネマジック★ラブファンタジー登場!


 時海さんの久々のライトノベル新刊は、登場人物総メガネのラブファンタジー。
 凄かった。「メガネをかけていないと丸裸と同様に見なされ、大変なマナー違反となる」というネタ設定なのに、その設定を話に絡ませつつ普通のラブファンタジーに仕上げているんだから、凄いという他ないです。ちゃんと他国の存在を描きつつ「国民総メガネ」という奇矯な国をうまく位置づけているのが面白い。他国の「科学」の風を感じつつある「眼力」の国で繰り広げられる王権争いを描いたストーリーで、いい具合に設定を昇華していました。しかし、よくこの設定で真面目なものを書こうと思ったものです。
 もちろん作品の根幹はメガネ愛。主人公の職業がメガネ修理師という点からしていかにもですし、これでもかというくらいに色んな眼鏡を出していたりと、作者の眼鏡愛が伝わってきます。イラストも凄く気合入っているのが分かって、別にメガネ属性は持っていない自分でも思わず転びそうになるくらいでした。
 また、2人から言い寄られる逆ハーとしてもよくできていました、自分は、俺様精霊なディルよりも、クールで言葉選び下手で不器用な眼鏡キャラのカッシア派。ディルルートにいきそうなのがとても悲しいですが。
 難をあげると、少し文章が分かりづらく目が滑ることがありました。富士ミス時代から時海さんの文章は以前からそんなだった記憶があるのでこんなものだろうと思って読んでましたが、はじめての人は引っかかるかもしれません。でも、業多姫の後期よりは読みやすかった気がします。
 あと、タイトルで間口狭めているのがとてももったいないと思いました、メガネ好き以外が敬遠して売れなそうな……。(売り上げ的に)続きが出るのか分かりませんが、出たらもちろん買いで。そういや時海さんって少女向けで書くのこれがはじめてなんですね、ちょっと意外でした。


評価 ☆☆☆★(7)



蒼穹のカルマ1 (橘 公司/富士見ファンタジア文庫)amazon

 

《あらすじ》
 空で生き、人を襲う空獣(エア)が住む世界。空獣を狩る機関「蒼穹園騎士団」でカリスマ的人気を集める女騎士・鷹崎駆真。だが世界の平和を守るはずの騎士である彼女には、世界の平和より優先すべきことがあったッ!?


 今月の富士見の受賞作、空を飛んで空獣と格闘で戦う女性が主人公のファンタジー。
 釣られた、ファンタジア編集部に釣られた、悔しい……。表紙とあらすじ流し読みで正統派ファンタジーだと完全に思い込んでいましたよ、ええ。それが蓋開けたらシスコンお姉ちゃんのドタバタ奮闘劇ですよ。解説読んだら完全にわざとだし、ファンタジア編集部め!
 と予期したものとは違ったんですが面白かったです。クールデレな主人公の「妹第一、妹のところに行きたい」という行動原理がとてもはっきりしていて、そこに向かって幾多の障害を乗り越えて突き進む姿がスピード感あって爽快。その障害、一つ一つはそこまで変わったものではないんですが、それを混ぜ合わせたことでとてもカオスに。そのカオスをなぎ倒す主人公のパワフルさが際立っていて魅力的に描かれていました。冷静になって振り返ると「それは強引だろう」と思う点もあるんですが、読んでいる間は全く気になりませんでした、勢いって凄い。そもそもシスコン姉やシスコン妹は好物の一つなので、そういった意味でも好みのお話でしたね。
 というわけで当たりの新人さんでしたが、続き物なのがとても気になります。すごく一発ネタに思えるんですがこれ。果たしてこの巻以上のものを見せてくれるのか、2巻はとりあえず買います。


評価 ☆☆☆★(7)



 
 1月24日(土)


【最近遊んだゲーム】

Fragile〜さよなら月の廃墟〜 (バンダイナムコ)amazon

 

 更新をすっぽかして、今週発売の廃墟探索ゲーをやっていました。1年前くらいからずっと期待して待っていたゲームです。あと、紅玉いづきさんと壁井ユカコさんがショートストーリーを書いていて、今月刊の電撃にチラシが入っていたりも。とりあえずクリアしたので感想を。ネタバレ結構ありなので注意。

〈システム〉
 廃墟を探索してアイテムを探したり敵を倒したりするアクションRPG。廃墟のグラフィックがとても緻密に再現されていて、探索している雰囲気はとても出ていました。雰囲気ゲーとしては◎。
 が、後半になると、マップが無駄に広い、戦闘が総スルーで全く問題ない、で作業感の方が強くなってきます。もう少し1つ1つのマップをコンパクトにして、色んなマップを作ってほしかったところ。
 操作性はファミ通でボコボコに言われてた割には普通だったと思います。痒いところに手が届かない程度。ただ、画面が暗いので、環境によっては結構苦労します。あと、3D慣れしていないので始めてしばらくは3D酔いしました。

〈ストーリー〉
 序盤は良かったです、序盤は。PFというボケボケでツンデレな人工知能にとても萌えます。雰囲気と相まって、数時間はとても楽しく遊んでいました(酔いましたが)。
 でもそれ以降が、うーんという出来。出てくるキャラが微妙なのもさることながら、根幹のストーリーが悪い意味で中二病というかなんというか。研究開発で人の心が読めるようになったら、周りがひどい感情ばかりだったから滅ぼした って……。深く描かれているならともかく、伏線あまりなくて表層だけなので、盛り上がりようがなかったです。

〈SS〉
 ラノベ読みとしては注目するポイント。紅玉さんのはとても紅玉さんらしい連作SS、壁井さんのは幼馴染2人の切ないお話でどちらもなかなかでした。2人とも分量は文庫換算で多分30ページほど。読めるのは結構後ですし、これを目当てに買いかと問われると微妙ですが。
 しかし、読むためのアイテム1つ取り逃したのは無念。重要アイテムは探しやすい場所に置いといてほしかったなあ。壁井さんの奴は取る順が滅茶苦茶だったせいで、読む順が滅茶苦茶になってしまったのも残念でした。

〈音楽〉
 テーマソングと主題歌は文句なしに素晴らしいです、購入決定した一因。他の音楽もいいのですが、探索中はBGMは無音のことが多いのであまり印象に残りませんでした。戦闘中のおどろおどろしいBGM(どうでもいい)だけが耳に残るのがなんとも。


 総プレイ時間は迷ったりもしつつ15時間弱と、ボリューム面でもいまいち。雰囲気は期待通りだっただけに、それ以外の部分へのがっかり感がひとしおでした。ストーリーさえよければ、あーもったいない。


評価 C


【最近購入したもの】
 Fragile〜さよなら月の廃墟〜 (ナムコ)
 magnetism (Rita/ランティス)
 蒼穹のカルマ1 (橘 公司/富士見ファンタジア文庫)



 
 1月20日(火)

 のんびり続けているうちに開設5周年を迎えたようです。当初はよろずサイトだったはずが、今ではすっかり少女向け寄りサイトになったわけですが、今後も当面はこんな形で続けていくので、よろしくお願いします。blog化は……そのうち? するにしてもおそらく本感想のみ移す形です。


【今日読んだ本】

竜の夢見る街で1 (縞田 理理/ウィングス文庫)amazon

 

《あらすじ》
 駆け出し記者のコリンは、輝くような美貌と恐るべき食欲を持つ男に出逢う。スクープの予感に胸を膨らませ、その男、キャスパーに接近するコリンだが!? コージーミステリーinロンドン開幕!


 縞田さんの新シリーズは、超常現象好きの見習い記者が危険につっこんだり人間離れした青年とふれあったりする現代ロンドンファンタジー。
 うーんうーん、面白いんだけどそろそろ女の子主人公の話が読んでみたいなあ。パッとしない青年主人公+偏屈人外+ロンドンという組み合わせを見たときは「またか……」と思ってしまいました。いざ読んでみると、主人公が意外と行動力あるし、変わり者なアパート住人たちは見ていて飽きないし、偏屈人外さんが人情に溢れているのもいいしと、前作のモンパラよりもとっつきやすく楽しかったので、そこは何より。でも、縞田さんが書くかわいい女キャラを見ていると「こういう子が主人公なのも面白そうなのに」といつも思わされるんですよ、脇役なんてもったいない。短めでもいいから、いつかそういう話も書いてくれますように。
 どうやらキャスパーの追い求める相手は……のようですが、どういう展開でそこまで持っていくのかが気になります。


評価 ☆☆☆(6)


【今日購入したもの】
 ちはやふる1 (末次 由紀/Be・Loveコミックス)
 NGライフ7 (草凪 みずほ/花とゆめコミックス)
 咲 -Saki-1 (小林 立/ヤングガンガンコミックス)
 メガネ恋。 (時海 結以/一迅社文庫アイリス)
 マイナークラブハウスへようこそ! (木地 雅映子/ピュアフル文庫)



 
 1月18日(日)


【今日読んだ本】

見習い女神と仮面の騎士 〜恋のワルツで祝福を!〜 (菊地 悠美/B's-LOG文庫)amazon

 

《あらすじ》
 トレジャー・ハンターを目指すユーノが宝探しの洞窟で出会ったのは、錆びたブレスレット、赤と黒の仮面のおかしなふたり組。ブレスレットをはめた途端にユーノは気絶、仮面の男女は消え……以来、ブレスレットが外れない! そしてあくる日。『お前は女神の侍女に選ばれた。今日から俺が指導教師だ』と黒い双眸の超美青年、聖騎士団隊長ファルディオ・フレンツァに脅迫され馬車に放り込まれて──!? えんため大賞受賞作家が贈る、意地悪騎士と意地っぱり見習い乙女の、キラめきのラブ未満アドベンチャー発進!!


 去年の新人さんの2作目は、元気な庶民の女の子がある日突然女神の侍女にさせられるファンタジー。
 冒頭であるキャラのとんでもない語尾を見たときは「どんな変化球が……」と身構えたんですが、読み進んでみればベッタベタでよいものでした。大筋が、

 庶民の女の子がいきなり姫待遇になって
 意地悪男(黒髪)にしごかれつつ
 段々と意地悪男に惹かれだし
 意地悪男もデレはじめ
 そんな中、事件や障害が色々と

 こんな感じです、最近の王道まっしぐらです。二人がお互いをどの辺で気にしはじめたのかはよく分からなかったんですが、「失敗→バカが→なにをー!」な二人の掛け合いがテンポよくて楽しく、気になり出してからの心理描写も恋心に溢れていて切ないです。嫉妬するユーノやファルディオがデレたときにツンデレしちゃうユーノがとてもかわいかったー。あと殴られるファルディオの女心無知っぷりとその後の行動なんかもいいです、これきっと将来は尻に敷かれますね。
 まだまだ恋人とまではいかないんですが、設定的に今後距離が縮まった時に非常においしい展開が待っていそうなので、続きがとても楽しみです。


評価 ☆☆☆★(7)


【今日購入したもの】
 見習い女神と仮面の騎士 〜恋のワルツで祝福を!〜 (菊地 悠美/B's-LOG文庫)
 姫君達の晩餐 舞踏会の小前菜 (山咲 黒/B's-LOG文庫)
 魔女とちび王女 ルーシィ・ビィビィの大冒険 (榎木 洋子/コバルト文庫)
 スカーレット・クロス 混ざりものの月 (瑞山 いつき/角川ビーンズ文庫)
 熱砂の小恋歌 西域暴雲録 (藤 水名子/集英社スーパーファンタジー文庫)



 
 1月17日(土)

 いくら新しく読んでも新規の5作を外せないことに気づいたので、2008年下半期ライトノベルサイト杯に投票します。今期は新規が豊作な一方で、既存はいつもに比べて少し見劣りしました。文字リンクは初読時の自分の感想に飛びます。


「新規部門」

wonder wonderful (河上 朔/イースト・プレス)

 

 昨年のマイベストの異世界召喚ファンタジー。
 王子様と結ばれるヒロインではなく、その姉を主人公にしたのが慧眼。その設定を活かして、人の優しさ暖かさを存分に伝えてくれる素敵な物語です。
ネット小説出身なので、未読の人はサイトにいって1章を読んで買いに走るとよいです。

創立!? 三ツ星生徒会1 そのとき恋^3がはじまった (佐々原 史緒/ファミ通文庫)

 

 佐々原さんは暴風だけじゃないんだ! 暴風の続きも読みたいけど、これも最高なんだ!
 今までにほとんど例がないだろう変わったラブコメで、今最も続きが気になる作品。キャラも文章も素晴らしくて、受難主人公が苦手じゃなければ全力でお勧めです。

迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル? (林 亮介/GA文庫)

 

 ダンジョン小説は大好きです。Wiz未プレイですが、そんなの関係なしに緊張感やワクワクを味わえました。潜る人だけでなく、様々な立場の人を描いているのも魅力。

迷走×プラネット (神尾 アルミ/一迅社文庫アイリス)

 

 ハイテンションな宇宙人の少女が、日本の田舎ではじめての友情を育むコミカルな物語。
 普段の行動がハチャメチャな分、友達の行動に感動する姿が凄くジーンときます。ハイテンションなのにハートフル。ラブ薄なので男性にもお勧め。

翼の帰る処 (妹尾 ゆふ子/幻狼ファンタジアノベルス)

   

 「ちょっと本格的なファンタジーが読みたいけど、がっちがちの海外ファンタジーはちょっと……」という人に超お勧めの一品。
 設定ががっちりしている割に、病弱主人公の立ち位置が素晴らしく、会話が小気味良いのでとても読みやすいです。


「既存部門」

シフト III ―世界はクリアを待っている― (うえお 久光/電撃文庫)

 (※ 書影は1巻)

 好みな設定をうえおさんが料理したらここまで面白いのかと思わされた作品。
 巻が進むにつれて現実とシフト世界の関係がどんどん気になってくるし、シフト世界の美しさと切なさには心惹かれます。遅筆で続きがなかなか出ないのが唯一の欠点。

ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<上> (三枝 零一/電撃文庫)

 

 鉄板枠。上巻だろうと年1冊だろうと入れないわけにはいきません。
 電撃でこのペースを許されているのが面白さの証拠。

パートタイム・ナニー2 (嬉野 君/ウィングス文庫)

 

 ウィングス文庫普及枠、男子高校生が主人公の破天荒乳母コメディ。
 もう乳母コメディという設定の時点で大勝利。バブーをはじめとする奇天烈な登場人物たちによる騒動は、男女問わず笑えること請け合いです。

薔薇のマリア X. 黒と白の果て (十文字 青/角川スニーカー文庫)

   

 アジマリ枠。マリアの性別なぞどっちでもよろしい、アジマリさえあればそれでよいのです。
 あ、アジマリ抜きでも、非常に濃いバトルと多視点の緻密な心理描写で普通に面白いですよ、ほんとですよ?

流水宮の乙女 (片山 奈保子/コバルト文庫)



 敵味方に分かれた少女たちの友情は果たして元に戻るのか!? というお話(一部抜粋)。
 裏切った側と裏切られた側、どちらの心情もとても理解できるもので、最後には仲直りしてほしいと願って止みません。

【08下期ラノベ投票/新規/9784872579451】
【08下期ラノベ投票/新規/9784757745797】
【08下期ラノベ投票/新規/9784797350623】
【08下期ラノベ投票/新規/9784758040419】
【08下期ラノベ投票/新規/9784344814936】

【08下期ラノベ投票/既存/9784048671743】
【08下期ラノベ投票/既存/9784048672771】
【08下期ラノベ投票/既存/9784403541278】
【08下期ラノベ投票/既存/9784044710156】
【08下期ラノベ投票/既存/9784086012317】


【今日読んだ本】

聖剣の刀鍛冶1 (三浦 勇雄/MF文庫J)amazon

 

《あらすじ》
 かつて、大陸で“悪魔契約”を駆使した忌まわしい戦争があった。そして今――。騎士団に所属する元貴族の娘セシリー・キャンベルは、平穏となった今の世では禁忌となった悪魔契約の力を振るう暴漢を、奇妙な形の剣で一太刀の下に退ける男と遭遇した。セシリーは、父より受け継いだ寿命寸前の古剣を打ち直してくれる鍛冶屋を探していたのだが、一閃でその男の剣に惹きつけられる。しかもルークと名乗る謎めいた男は、鍛冶屋を営んでいるという。――衝撃の出会いが、すべての始まりだった!! 火花を散らす気鋭の作家・三浦勇雄が、剣筆絢爛に舞う本格ファンタジー、見!!参!!


 ラノサイ杯前に(中略)だったフェア第四弾、いまやMFの看板の一つらしいファンタジー。
 むー、女主人公の男ツンデレつきなのに全然胸が躍りませんでした。というのも、主人公が熱血真面目なのがよろしくないのです。男ツンデレは元気や奔放タイプと組み合わさってこそ最大限に輝くのであって、熱血真面目とは食い合わせが悪いと思うんですよ。同じペースを崩されるのでも、真面目タイプに崩されるのだとリアクションがいまいち。ルーク自体は結構いいキャラだと思うんですが……。
 ストーリーにも特段心惹かれるものがなかったし、自分には合いませんでした、残念。


評価 ☆☆★(5)